匿名歌詞イベントの面白さは何に由来するのか? ~イベの予想と理由を添えて~

匿名歌詞イベントの面白さは何に由来するのか? ~イベの予想と理由を添えて~

 

 

 

匿名歌詞イベント、最高に楽しかったです。このイベの話を聞いた時点で、このイベを骨の髄まで味わいつくそうと決意しました。老体にムチ打ち、肩こりと眠気を、ブロリーと対峙したベジータを岩盤に叩きつけるが如く叩きつけて走りました。

 

そんな俺が唯一味わえず、未練アリアリなのが「正解発表前に、理由とセットで予想を書く」という行為。正解発表後に当てた理由を言っても、事後諸葛亮になってしまう。答えを知っていたら誰だって賢者を装えるのですよ。

 

レプリカ君に煽られて、煽り耐性クソザコナメクジの俺は事前予想を書く気満々になったのですが、記事内容考えたら書けなかったですね。今なら何故「事前に」書けなかったのか理解して頂けるかと。自作品については適当な嘘並べて、ノイズをバラ巻かないといけなくなってしまうのだが、俺の場合ちょっとノイズが多すぎんよ。見る人が見れば、作品ではなく文章で色々読み取られてしまう。

 

この事前予想ですが、書いた方が絶対にイベントが面白くなりますよ。間違ったら「恥ずかしい」から書くのはイヤだって人も居たでしょうが、その認識は的外れです。間違った場合は「恥ずかしい」ではなく「おいしい」です。少しでも芸人の自覚があるのであれば、迷いなく突入しよう! ハッキリ言って、事前にドヤ顔で断言予想を書いた人達がおいしすぎて羨ましい!! 俺も味わいたい!

 

この「恥ずかしい」という感情はどこから湧くのかと考えると、誰もが解る簡単なシグナルを見逃して「え? こんな解りやすい特徴を見逃して外したんですかwwww」と高みから小馬鹿にされる恐れから生じる、と予想できる。

 

しかし今回のイベを通して誰もが痛い程実感したでしょう。予想後に無傷で立っていられた人間は誰一人としていませんでしたよね。もう、みんな泥まみれクソまみれの満身創痍です。みんなボロッボロ。王位継承戦でプリズマンにベルリンの赤い雨を喰らわせたブロッケンJr.の手よりもボロボロで傷だらけです。高見から小馬鹿に出来る人間などは、事前予想に参加せず安全圏から石を投げる卑怯者しかいません。なので、安心して泥まみれの小汚い顔を遠慮なく笑ってやりましょう。遠慮なく反撃されますから。

 

「ひっでぇ顔してんなwwww 見るに耐えないぞwww」

「うっせーwwwww 人の事言えたツラかwwwwww」

 

傍観者の立場から眺めていただけの人間には、この感情むき出しで全力のぶつかり合いをする面白さは伝わらない事でしょう。この時の参加者の精神状態は、カイジで言う所の「ひりついた状態」に突入していた。

 

三度勝てば・・・顔は紅潮し・・・体温が上がるくらいの張り・・・・・・・・

三度負けたら・・・血は逆流・・・・胃まで痛んでくるそんな張り・・・・・・・

結局、博打の「張り」ってのは・・・・・ひりつかなきゃ駄目っ・・・・・・・!

 

参加者はひりつきながら全力で賭けていた。予想が見事的中したらコロンビアポーズで舞い上がり、外した際には一切のてらいもなく感情むき出しで悔しがる程に。そこには、本当はメチャクチャ悔しいのに「ん? 別にどうって事ねーし」みたいに、社会生活を無難に送る為の仮面(ニセの自己)が介入する余地が無い。それらの仮面を全て剥ぎ落とし、哲学者ハイデガーの言う「本来性の自己」を取り戻した現存在同士が、ヤスパースの言う「実存的交わり」を果たす、極めて濃厚で生きている事を実感できる、実存主義的なコミュニケーションが発生する。

 

この早口でまくしたてた馴染みのない専門用語の羅列を、馴染みの言葉に置き換えると「誰も彼もが子供に戻る」って意味になります。いい年こいたおっさんからおにーさんまで、誰も彼も子供の様に感情むき出しでムキになって今を全力で生きていた

 

 

 

 

大人の自分に、サヨナラバイバイ。

俺はこいつと、イベに出る(ニコチューーー)。

鍛えた技で、騙しまくり、詐欺師を増やして次のイベへ。

いつもいつでも上手くいくなんて、保証はどこにもないけど(そりゃそうじゃ)

いつでもいつも、本気で生きてる、こいつたーちーがーいーるーー(ニッコチューーー)。

 

 

 

 

偽物ではないリアルな自己をむき出しにして本気で挑んでいるからこそ、偽物でないリアルなフィードバックが返ってくる。だからこそ楽しいし、相手の実力を素直に認める事が出来る。

 

歓びも悔しさも、湧き上がった感情はどれもこれも偽物ではない「本物」の感情だ。

 

それら本物の感情を味わい尽くすために、自分が立てた予想と共に解説を書いていこうというのが、今回の記事の趣旨かつ主旨。もう完全に事後ですけどね。予想は事前にスプレッドシートに書いたが、予想した理由はこれから書く事になる。

 

しかし何を言っても正解発表後に言ったのであれば、発言の信憑性はかなり損なわれる。正解知ってりゃ誰だってシャーロック・ホームズ。虚栄心を満たす為に「えwww こんな簡単なのも皆さん解らなかったんですかwww 俺の慧眼は全てお見通しでしたよ(ドヤァ」とやりたい誘惑に負けて嘘を付くんじゃないか、という疑いの目を向けられる事は避けられない。

 

テメーが嘘を付かず正直に書くという保証はどこにあるんだって話ですが、そんな物はどこにもない。ここら辺に関しては、俺を信じて下さいとしか言い様が無いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信じて!!

 

 

 

あ、いや。俺の人間性だの「嘘を付いてはいけません」という人として当然の倫理観だのは一切信じなくてもいいから、その代わり「ゲームをとことん味わい尽くしたい!」というゲーマーとしての欲望や、「面白い記事を書きたい!」という物書きとしての矜持だけは信じて

 

ここで嘘を書いたら今回のイベを「骨の髄まで味わい尽くす」事は出来ないし、「嘘を書かず、間違いや勘違いも包み隠さず書いた方が絶対に面白い記事になる」という確信があるのです。とことんイベを味わい尽くし、面白い記事を書きたいという欲望は、後付け捏造解説でドヤ顔したいという欲望を遥かに凌駕する。

 

誰かの予想記事を読むのは、ホントに面白かった。予想記事はパラドックスの宝庫でしたね。トンチンカンな前提に基づくトンチンカンな推論なのに何故か結論だけはドンピシャリで当てていたり(レプリカ君だけは何故か俺が4人いる事を見抜いた)、逆に鋭い観察眼から導き出された確かな前提に基づく推論なのに、何故か結論が的外れだったり(oztoさんはその慧眼から導かれる確固としたした推論で、俺の喉元ギリギリまで刃を届かせた)。

 

もうパラドックスの見本市。「人間は正しく理性を用いれば、誰もが正しい結論にたどり着く」というデカルトから始まる近代哲学の理念をここまであざ笑うとは。近代哲学の限界と終焉を己が目でしかと見ましたよ。

 

俺の予想した理由も今見直すとパラドックスだらけです。自信満々のドヤ顔で的外れな予想をしてますので、どうぞ笑い飛ばしてやって下さい。そうしたら「うるせーーwwww テメーもどっこいどっこいじゃねーかwwww」と、不可避の速攻で笑い返してやりますから。

 

そんなこんなで、前フリはここまで。俺がどのような推論でどんな予想を立てたのかを書いていきましょう。

 

 

 

 

ジョハリの窓をこじ開ける

 

前フリはここまでと言ったな。スマン、ありゃ嘘だ。もう一つ前提として書いておきたいのが、この匿名歌詞イベントの面白さは何に由来するのかという事。それはおそらく普段閉じているジョハリの窓をこじ開ける面白さだと考えています。

 

「ジョハリの窓」という心理学用語を知らない人でも、図を見れば「ああ、これね」って感じでどこかで見た覚えがあると思います。ジョハリの窓ってのは下の画像の事です(ドンッ!

 

 

 

 

 

これらの窓は、普段仮面を被った「ニセの自己」で生きていたり、当たり障りのない無難なコミュニケーション(それは本来的な意味でコミュニケーションとは呼べないコミュニケーション)しかしてなかったりする時は、決して開かれない。特に下側や右側の窓は。なのでお互いがお互いに左上の「開放の窓」だけで全てのやり取りが完結する。この極めて狭い領域だけで。

 

しかし今回のイベはこれらの窓を一気にこじ開けた。

 

「今まで見せなかったが、俺はこんな作品も作れるんだぜ」という、左下の「秘密の窓」をこじ開ける自己開示の面白さだったり。あるいは「俺って他人からこういう風に見られてたんだぁ」と、他人を通して右上の「盲点の窓」をこじあけられる自己発見の面白さだったり。

 

今まで知らなかった自分の発見、他者の発見、他人の脳内にある自分のイメージ、今まで見えなかった物が見えて本当に面白かったです。どうやら極一部の人達の脳内では、俺は絵系CAをバリバリこなせる超オールマイティという設定になっているらしい。マジっすか!? そんな目で見られているとは思いもしませんでしたよ。

 

俺の絵系CAの実力なんて、全てのキャリアを積み重ねても、総制作時間4時間に満たないクソザコ素人ですよ。俺に比べたら、キャリア1週間の新人CA職人の方がベテランである。

 

次回イベの参考になるかもしれないので書いておきますが「作品内に絵系CA(デカ文字も含む)が組み込まれていたら俺じゃない」と思って頂ければ多分正解です。俺は絵を使わないし使えません。記号を使って歌詞を装飾する事はあっても、記号で絵を描く事は無い。それは今回の4作品全てに共通しています。なので絵系CAが含まれている作品は俺じゃないです。文字が主で、記号が従。それが俺の歌詞職人としての矜持。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

信じて!! ・・・・・・・・とも言い切れないんですよねこれに関しては。なぜならジョハリの窓の右下、「未知の窓」がまだ残されているから。ひょっとしたら俺には、まだ誰も知らず自分ですら知らない、秘められた絵系CAの才能が眠っているかもしれない。次のイベまでの短期間で秘めたる才能が開花して、誰もが驚愕する超絶CA作りまくる達人になっている可能性はゼロではないのですよ。

 

方法は解らないが・・・・・

強制的に成長したんだ・・・・・!!

皆を倒せる実力(レベル)まで!!!

 

恐ろしく速い成長。俺でなきゃ見逃しちゃうね。これに関しては「ねーよwwwww」と恐ろしく速いツッコミが来るかもしれませんが、今回のイベを通して俺は、可能性に対してオープンな態度をとる事を学びました。

 

今までの俺は「自分はこういう作風だ」と自己を限定して、ジョハリの窓のせまーーい領域に自分を閉じ込めていたんですよ。今回窓を開けて一歩踏み出してみたら、外の世界のあまりの広さと、今まで自分が引き籠っていた世界のあまりの狭さに愕然としましたからね。

 

「うわぁ、どこへだって行けるし何だってできるじゃん」とあらゆる可能性が広がっていた。ガムシャラになって、あらゆる事にチャレンジしていた新人時代を思い出す。

 

 

いつからだ・・・?

挑戦する気概を失い始め、守りに入る様になりだしたのは。

一体いつからだ・・・・?

「その技術や知識は俺の作風には必要ない」と断じて、謙虚に学ぶ姿勢を忘れ始めたのは。

そんなんじゃ・・・・・ねぇだろうが・・・・・・!!

俺が憧れて入門した・・・歌詞職人の世界ってやつはようっ・・・・・!!

 

 

イベ以前の可能性を閉じたままの俺でいたら、今後CA技術を身に着ける可能性はゼロのままでしたが、今現在の俺はゼロではなくなりました。流石に、何百時間も練習したのに全然成長が見られなかったら「俺って絵系CAの才能カケラも無いのかな・・・・・?」と疑い始めますが、少なくとも今までの様に、挑戦する前から可能性を閉じる事はしませんよ。まだ挑戦してないけど。

 

なので「作品内に絵系CAが含まれていたら『絶対に』俺じゃありませんから信じて!!」とは言い切れないのです。「未知の窓」に何が眠っているのかはホントに誰にも、俺自身ですら解らないんですから。

 

実際、今回「未知の窓」が一つ解放されましたからね。3日間で俺があんなに作れるとは今まで誰も知らなかった事でしょうが、俺だって知りませんでしたよ。熱いパトスが迸りまくる新人時代にそれぐらい出来ていた事は知っているけど、おっさんになっても同じ事が出来るなんて今の今まで知らなかった。

 

oztoさんが「失礼な物言いになるのは承知の上で」と枕詞を添えて、俺の知ってるメモ帳さんがこんなに頑張るわけがない、とラノベタイトルチックな事を言いましたが(言ってねぇ)、全然失礼な物言いじゃありません。むしろ「俺の事をよくご存じで」と返したいくらいです。【匿名歌詞イベント】oztoの答え合わせ)  俺の「開放の窓」をしっかり知っているからこそ生まれた発言ですからね。

 

今回のイベ、予想する方もされる方も相当面白かったと思います。ジョハリの窓を自らこじ開けたり、誰かにこじ開けられたり、得体の知れない窓が覚醒したり。配管さんが生放送で何度も言った「居たのかよっ!!」のツッコミが的確すぎる。居たのかよッッッ!!!

 

もう自分は「○○さんの事なら良く解ってるぜ」と解ったつもりになっていたが、実際には解った「つもり」でしか無かったという事が良~く解りました。解らないという事が解った。思考停止してデータのアップデートを怠っていたら、これからもずっと騙され続けるぞこりゃ。

 

 

 

製作者の予想と理由

 

さて、前フリはここまでにして、今度こそ予想と理由について書いていきましょか。因みに俺がスプレッドシートに書いた事前予想は、24番の「チーズ牛丼特盛希望」です。

 

予想する前に俺自身について書いておきたい事は、俺はCAに関しては門外漢だという事。有識者クラスになると、使っている記号や作り方を見ただけで「これ○○さんっぽいな」「○○さんはこの記号を使わないよなぁ」「このデカ文字、組曲○○周年で見た!」というのが色々見える事でしょう。しかし俺に関しては、何も見えません。俺が記号を見ただけで解るのは「あ、これ配管さんが作ったCAだ!!!」という事だけです。

 

しかし配管さんはどこを探しても居なかった。チクショウ!!

 

 

 

 

1番

 

予想:ヒツジさん

 

正解:ヒツジさん

 

 

大当たり!! 正解の秘訣は「迷った時はヒツジさんを選べ」の原則に従ったから。その結果、俺の予想はヒツジさんが3人も大活躍する事になる。ただし3人が上限だ。ここら辺は、俺の製作者としてのアドバンテージを最大限に利用できた所ですね。

 

製作者じゃない人は、10人と15作品を当てる必要があります。しかし俺の場合は、俺以外の9人11作品を当てればいい。なので、俺以外の製作者が作れる上限は3つまでというのが解っていました。

 

ヒツジさんだったら2窓で別の動画見ながら、片手間で5つくらいの歌詞を作れそうな気がしていたが、それをしていないというのが解っていたのは、俺だけの大きなアドバンテージ。

 

完全にあてっずぽうかよ!! というツッコミが来そうだが、そうでも無いですよ。スプレッドシートでは1番は圧倒的多数がルーチェ君に票を入れていましたが、逆に俺は「これは絶対にルーチェ君ではない」と確信していましたから(だから正解発表前に書いて置かないと、全部ドヤ顔事後シャーロック・ホームズになると何度も・・・・ッッッ!!)。

 

ルーチェ君ではないと確信した根拠は何かというと、ルーチェ君は何か俺と同じ匂いがするから。もしも俺が作ったとしたら、コエムシの絵系CAやデカ文字のCAを入れたりはしない。だから多分ルーチェ君も入れたりしない。完全に偏見の目で見まくっていたのですが、当たったから結果オーライ。この根拠が真実なのかどうかはルーチェ君のみぞ知る。

 

一応ルーチェ君は俺と違ってCAを作れるらしい。

 

 

皆の予想を見ると、これが決め手となって1番は圧倒的多数の票を集めたみたいだ。しかしこれに関しては、俺はCAの素人故に左右されませんでした。「CA職人ならば、それくらい誰でも簡単に真似して作れるんでしょ」という無知から生じる偏見故に、何の決め手にもなりませんでしたね。誰でも作れる物では、個人を特定する根拠にならない。むしろ偽装して攪乱するには、うってつけではないですか。

 

だから、これはルーチェ君ではないと予想した訳ですよ。しかしこれは、本当に偶然被ってしまった物らしい。

 

 

「これは偽装作戦だろう」というトンチンカンな前提から導かれる的外れな推論なのに、「ルーチェ君ではない」という結論部分だけは当たるというパラドックス。

 

しかし俺が解るのはここまでだ。肝心要の「結局誰が作った歌詞なんだ?」というのはまるで解らなかったです。困った時のヒツジさん。見事当たったからいい物の、これに関しては結局何も解らないまま偶然正解したので、全然ドヤ顔イキリが出来ねぇ。

 

 

 

2番

 

予想:ぱぃさん → パリパリバー教団さん

 

正解:パリパリバー教団さん

 

 

滑り込みセーフ!! 第一印象はぱぃさんで、最終的にはパリパリさんに変更し何とか当たりました。

 

アンインストールのイベなのにアンインストールを持ってこない。この斜に構えてひねくれた感じ。これはぱぃさんか俺しか居ないだろう。なんかそこら辺の考え方は同じ匂いがするし。

 

裏をかいて中曽根合作に参加してた「謎の金玉職人」かもしれんが、そこまで予想にいれるともう収集がつかない。謎の金玉職人は謎すぎて何も解らない。合作の話し合いに一切参加する事なく、動画に金玉だけ残して去って行ったマジで謎の存在。

 

皆の予想を見ると、他を圧倒する勢いで段差一さんが票を集めていますが、逆に俺は段差一さんっぽく無いと考えたので、そっちの予想には流されませんでした。そう思った根拠は何かというと、ズレのベクトルがぱぃさんと段差一さんとではちょっと違うのです。

 

どちらも少しズレている事には変わりないのですが、ぱぃさんが狙い通りの変化球を投げてくるのに対して、段差一さんは全力で投げたド真ん中ストレートがキャッチーミットから少しズレている

 

段差一さんが、常に他人の想定の遥か斜め上に向かってベクトルがズレているのに対して、この2番の動画は真横に向かってベクトルがズレている。なので2番は段差一さんではない。

 

それと、2番の動画は他にも根拠となりうる特徴がある。これは全動画を一挙に見ると本当に解りやすいですよ。

 

 

2番と13番以外の動画は皆、「アンインストールっぽい」動画を作ろうと努力している。「明朝体」の「色は赤白ベース」にすると、何かアンインストールっぽくなるんですよ。あの9番ですら、なんとかアンインストールっぽくしようと頑張っているのに対して、2番と13番に関しては、努力する素振りすら見せませんからね。この2つだけゴシックだし、色も違うし。

 

この同調圧力に合わせる気が微塵もない反抗的で可愛げの無い態度。これはもうぱぃさんか俺しか居ないでしょ。醤油ラーメンのコンテストに、一人だけ塩ラーメン出してきて「これがウチの醤油ラーメンですが何か?」と悪びれずにゴリ押す反骨精神。

 

2番をぱぃさんと予想しているのは俺一人しか居なくて「やったぁ、これで俺の一人勝ちだぜグヘヘヘ」と思っていたのだが、oztoさんの予想「パリパリバー教団さん」を見た時に、ハッ、と息を飲んだのですよ。

 

 

 

 

まさか参加しているとは思っておらず、それまで候補に入っていなかったから考慮していなかったのだが、パリパリさんが参加していると仮定すると、あらゆるパーツがぱぃさん以上にガチャッとはまる。

 

俺の中ではパリパリさんをどの様に認識しているのかというと、俺が知っているコメ職人の中で最も揺るぎない独自の世界観を貫き続けているのがパリパリさんだ。それ故他人の干渉に流されないし、常に我が道を歩き続けている。自分の世界の中に、余計なノイズが入ってきて世界観を崩される事を何よりも嫌う。

 

という認識だった(この認識が「開放の窓」の話なのか「盲点の窓」の話なのかは解らないが、俺の目から見るとその様に見える)ので、自分以外の誰かが選んだ、好きでもないし興味も無い(であろう)課題曲を、自分の世界に取り入れたりはしないだろうと予想。だから参加して無いと踏んだ訳ですよ。

 

しかしそれは、あまりにも短絡的な思考という物だよワトソン君、とoztoさんはかく語りき。何も課題曲を押し付けられたからと言って、曲の世界観を自分の中に取り入れる必要は必ずしも無い。なんだったら、自分の世界観で曲の世界観を塗りつぶしてしまえばいい。それが2番の動画です。ノイズを取り入れる事なく、一切揺るがないパリパリズムを押し通した作品だ。実にパリパリさんらしい。

 

上記の様に仮定すると、ゴシックの件も合点がいく。反抗的な態度からゴシックを選んでいるのではなく、周囲に流されずいつも通りやっているからゴシックになっているのだ。反抗的な態度ってのは「みんな明朝体で作るってか。ケッ。なら俺は反対にゴシックで作ってやるぜ」という物。何かの決断をするには、反抗するべき対象を必要とする依存的な決断。

 

それに対してパリパリさんの決断は、周囲に関係なく行われる独立した決断。ただ「いつも通り」ゴシック体を使っているだけ。アンインストールの歌詞を作るからと言って、アンインストールの世界観を自身に取り込む必要は無い。そう、パリパリさんならね。

 

醤油ラーメンのコンテストに、塩ラーメン出してくるのがぱぃさんだとしたら、お気に入りのパスタ出してくるのがパリパリさんだ。「僕はパスタが大好きで毎日作っているので、今日もパスタを作りました」って感じで。ラーメンコンテストだからと言って、何故パスタを諦める必要があるのか。いつも通り自分の作りたい物をつくればいい。実際に作ったのは杏仁豆腐だったけど。

 

このラーメンコンテストの比喩で、どれだけの読者が納得しているのか怪しい。それでも俺が書きたいから、お構いなしにもうちょい書くんですけどね。色々な料理のスタイルがあるんですよ。

 

例えばこの醤油ラーメンコンテストにおいて、どのご家庭にもある冷蔵庫の余り物だけで、最高にウマいラーメン作ってくるのがヒロスさん。

 

予算の上限を委細考慮せず、最高級の食材集めて原価2万円3万円になろうともお構いなしに自分の作りたいラーメン作ってくるのがHDAさん。

 

因みに、「すげぇ美味しいのが出来ました!」と笑顔で豚足持ってくるのが段差一さんです。チャーハンや餃子ですら無ぇッッッッ!!!!!

 

閑話休題。

 

2番のゴシックについてですが、このゴシックが決め手となりました。「あの」パリパリさんが作っている以上、お遊びとは言え互換作業に手を抜くはずがない。互換が安定していない明朝は嫌いで、安定したゴシック大好きなパリパリさんだ。オーケー、パズルのピースがピタリとはまった。

 

以上の根拠により、多数派に流される事なく自信を持って正解を選ぶ事が出来ました。2番を当てたのはoztoさんと俺だけなので、これはドヤ顔イキリしてもいいんじゃないですかね。ただ、トンチンカンな推論なのに結論だけはドンピシャという予想を見まくってきたので、正解したからと言ってここまで書いてきた推論も正解しているかどうかは解らない。でも「予想は断言してゴリ押した方が絶対に面白くなる!」というのを散々見てきたので、このまま押し切る。

 

それと、詩犬さんが2番の予想に俺の名前を書いていましたね。多分決め手となった根拠は「絵に依存せず文字ばかりで構成されている所」だと思います。俺の事を良くご存じでありがたい限りです。確かに俺なら作るかもしれませんが、作れません。技術的な問題です。

 

あの胃袋とかバケツとかは、普段絵系を作りまくっている人の所業ですね。俺にはあれを作る発想と技術が無いので、今の僕には制作できない。でも未来はどうなっているかは解りませんよ(情報戦はすでに始まっている)。

 

 

3番

 

予想:ルーチェ君

 

正解:ルーチェ君

 

 

3連続正解!! お、行けるんじゃね? このまま良い所まで行っちゃうんじゃね?

 

これは見た時に一瞬で製作者が解りました(事後シャーロック・ホームズ)。ルーチェ君について事前に解っていたのは、相当な力作を持ってくるという事。

 

 

 

 

このツイート、誰もがイベント中に散々見てきた陽動作戦の為のブラフという可能性もあるにはあるが、ルーチェ君はそんな事をしないと予想していました。そう予想した根拠は何かというと、ルーチェ君は今凄い勢いで技術を学んで成長し、自分の力を信じ始めている時期だからです。

 

 

だから、ルーチェ君がなりすましの偽装作戦をしたり、複数の作品を粗製乱造する事は無いと予想していました。「この一作品で力尽きてもいい・・・だからありったっけを・・・・」って感じで、「これがワイの実力だ!!」という自分を前面に押し出した力作を一本だけ提出するだろうと予想。自分の実力を「公」に認められたい時期ですからね。

 

他のエントリー作をグルッと2週3週する間に予想は確信となり、ルーチェ君自身が「これぞワイの作品だ!」と強い主張をしている作品は3番しかないという事で3番予想です。なので俺の予想欄にルーチェ君の名前は一つしかないし、多くの人が惑わされた1番の作品に投票する事もありませんでしたよ。悪いなのび太、ルーチェ君の席は一つ分なんだ。

 

もしも偽装作戦をしているのであれば、予想欄に自分以外の名前が書かれるのを見る度に「グヘヘヘ」と俺の様に不気味な笑いを挙げるだろう。しかし「自分」を前面に押し出したのに自分の名前が書かれないのは、結構もどかしい思いをするのではないか。

 

 

 

 

これをツイートした時のルーチェ君は内心「チクショー! それはワイが作ったんだぞーーー!」と叫びたい衝動を抑えつけていたのでは。大丈夫、ちゃんと俺はルーチェ君の実力と作風を見抜いていましたよ(ドヤァ

 

でもなぁ。「自分は○○さんの事は良く解っている!」と解ったつもりになっていたが、実際には解った「つもり」で全然解ってなんか居なかったという事を、このイベントを通して参加者全員が痛い程実感しましたよね。だからここで「俺は当時のあなたの気持ちを良~く解っているぜ~(ドヤァ」みたいに、モテない男の典型的な発言をすると、どうせ痛い目みるんだろうなというのが目に見えている。

 

 

 

 

 

 

しかし、モテない男の予想記事の方が絶対に面白い記事なるので、このままドヤ顔でゴリ押す。

 

3番を俺と予想した人は結構多かったですね。記号に依存せず、文字をメインに構成している生粋の歌詞職人が作ったという点において、結構いい線行っています。ですが俺とルーチェ君では違う所もいくつかあるので解説しておきましょう。

 

まず、文字の動かし方が違います。oztoさんが解説している様に、字幕の動かし方にはモロ個性が出るのですよ(【匿名歌詞イベント】oztoの答え合わせ)。

 

ルーチェ君の動かし方は等速運動であり、俺の動かし方は等加速度運動です。高校で物理習った人は今頃「あ~懐かしい」とこの単語を思い出している頃ですね。この違いは何なのかというのは、百聞より一見。長々解説するよりも実演してみた方が早いです。なので、次回のイベで俺が「ルーチェスタイル」の歌詞を作る時には実演してみせましょう(作るとは言っていない。情報戦はもう始まっている)。

 

次に、文字を点滅させる所が違います。点滅って、適当にやるとチカチカするだけでうっとおしい表示になってしまうのです。あの点滅を俺なら出来ると思って投票してくれた人には申し訳ないのですが、俺はあんな綺麗な点滅を作れません。おっさんの俺よりも新人のルーチェ君の方が遥かに上手いですよ。

 

 

 

 

今まで歌詞が点滅する作品を、俺が見せた事は無いですね。見せないのは、出し惜しみしているからではなく、出来ないからです。出来ないと言っても「現時点では」出来ないだけなので、これから練習すれば出来る様になります。少なくとも「現時点で」綺麗な点滅が見えたら俺の作品ではないですね。

 

それと、これは完全に想定外だった理由を配管さんに指摘されました。3番の歌詞は「UNINSTALL」のスペルを脱字しているのですよ。配管さんは初見は俺だと思ったらしいですが、この脱字に気づいた途端に「これ・・・メモ帳さんじゃないよなぁ・・・」と疑い始め俺を予想から外しました。ひたすら「UNINSTALL」のスペルを打ち込み続けてきた俺が、まさかミスる訳が無いと。

 

これを聴いた俺は、背筋がピンと伸びて襟を正す気持ちに襲われましたわ。全裸だから正す襟を持っていなかったけれども。これは完全に「盲点の窓」でしたね。言われるまで気づきもしませんでした。確かに俺は、普通の人が一生かけて打ちこむ分量の「UNINSTALL」のスペルを既に打ち込んできました。

 

だからそうそう間違える事は無いですが「絶対に」間違えないかというと、そんな自信はどこにもありません。どんなに抵抗しても、人間が行う以上ヒューマンエラーは絶対に起きるのです。ヒューマンだもの。特に今回は、チェック期間を設ける暇も無い程、超特急の作業工程だったので、誤字ってないか大急ぎでチェックするハメになりましたよ。良かった、超特急にも関わらずスペルの打ち間違いはなかった。さすが俺。

 

この配管さんの評価は、襟を正さざるを得ない凄いプレッシャーだ。自分の事を見下している人間の評価は無下に出来るが、自分の事を高く買ってくれる人の信頼は無下にはできねぇ。期待に応えられる様な振る舞いをこれからもしなくては。

 

お礼に俺からも配管さんにプレッシャーをかけておこう。

 

「配管さんがけもフレやケムリクサのCAを作った以上、キャラの名前を間違ったり、歌詞を誤字ったりする訳がない!! 間違っていたらそれはニセ管だ!」

 

さて。

 

以上の理由により、3番は俺が作った物ではないですね。

 

 

 

4番

 

予想:ヒツジさん

 

正解:ハヤトさん

 

 

居たのかよッッッ!!! 完全に外しましたわ。なんというダークホース。識者の見解によると、最後の筆記体部分の特徴で見分ける事が可能だったらしい。そこが「私です」ポイントだとハヤトさん自身も述べている。(匿名歌詞イベントについて

 

しかし、数々のCAを見てきた人たちの多くが解らなかったのだから、しかるをいわんやド素人の俺においてをや。解る事が殆ど無かったですね。解ったのは、「これはCA職人の作品だ!」という事。歌詞職人はあんなCA作れません。しかしそんな事言ったら、今回のイベントは殆ど絵系メインのコメ職人ばかりである。何も解らないという事が解っただけ。困った時のヒツジさん。

 

ヒツジさんが作るかどうかは解らないけど、多分作れるでしょ。なら投票しておこう。なんとも消極的な選択である。「この特徴は間違いなく○○さんだ!!」みたいな特徴をまるで見抜けなかったのですから。

 

大体正解を見てからもう一度作品を見直すと「確かに○○さんっぽいなぁ」と見方が変わる物だが、4番に関しては正解見た後でも何も解らないですね。もう五重塔を背景に新井さんがバットで地球をホームランする位の「自分です」アピールをやってくれれば、ちゃんとハヤトさんだと気づけたのにぃ・・・・。

 

手を伸ばせばギリギリ届くラインだったら悔しさに溢れてしまうが、これについては完全お手上げの完敗ですわ。

 

 

 

5番

 

予想:ホーネット君

 

正解:ボイル君

 

 

ヌオオオオオオオオッッツ!!! チクショーめ!! 正解見てから見直すと確かにおかしな点だらけだが、見事正解前に気付けなかったので完全に俺の目は節穴だったという事。

 

ホーネット君だと予想するに到った着眼点は、レプリカ君と大体同じです(匿名歌詞イベントの予想や感想)。あのnakaコメを使った文字の消し方。あのやり方はホーネット君のお気に入りだったはず。

 

それと結果発表の一言コメントでも書きましたが(これは事前に書いたから事後諸葛亮じゃない!)、ホーネット君の歌詞の特徴って「コメント消失タイミングを完全にコントロールする」という点です。(【匿名歌詞イベント】結果発表

 

3秒ルールに任せたままにしない。「いつ消えるのか」を自分の意思で調整する事を重視している。投コメは勿論、通常コメントでも可能な限りコントロールしようとする。なので5番の歌詞の消失タイミングを見た時、「これはホーネット君だろう」と早合点してしまった訳ですよ。3秒ルールに任せず、あえて3秒以下・3秒以上に調整して、同時に消える様にしている。

 

一度自分が「これは間違いない!!」と思い込むと、もう思考停止して不都合な情報をシャットアウトし、自分にとって都合のいい情報だけ集める様になるという、ツイッターで良く見かける心理状態に陥りましたね。明日は我が身だと常に戒めろとあれほど・・・・・・・。

 

もうホーネット君だと思い込んでいたので、途中のデカ文字を見ても何の疑いも持たなかったです。あのデカ文字、凄い滑らかすぎる。ニュートラルな目で見れば「あれ? ホーネット君ってあそこまで滑らかなデカ文字作れたっけ?」となったかもしれない。

 

 

この動画のサムネにもなっている「今」の文字。こっちはあそこまで角がとれた滑らかさになっていない。それでも「まあ、ホーネット君な作れるっしょ」という心理状態になっていたので、疑わなかったですね。チクショウ! メチャクチャ特徴出てるじゃん! 目が節穴じゃなければ気づけたじゃん!

 

でも、気づいたからと言って当てられたかは解らない。多分ボイル君は参加してないと思っていましたから。ボイル君は、そらちゃんの為なら凄いエネルギーでCAを作れるという事は解っていたけど、アンインストールの為に3日で作品作れるエネルギーがあるかどうか未知数だった物ですから。他に予想の候補があったら、ボイル君は真っ先に除外した可能性が大いにありうる。

 

ちゃんと目を開いていれば「㇀」を使っている事から、記号に精通した人が生み出す歌詞だという事に気付けただろうに。

 

 

 

外すべくして外してしまいましたねこれは。

 

 

6番

 

予想:フレンダさん

 

正解:フレンダさん

 

 

大当たり!! 選んだ理由は、消去法による選択です。

 

6番の大きな特徴は、最初から最後まで多用される高精細のデカ文字ですね。素人の俺が見ても解るくらいに、16行やら21行やらの一般的テンプレを遥かに通り越した、もっとケタと行数が多い改行を使っている精密CA。精密CAを作れる人間は相当に限られる。

 

相当手慣れた人間の業だという事が解る。更に言うのであれば、CAは圧倒的に滑らかなのに対して、歌詞の方はぎこちないというチグハグさ。6番の歌詞は、歌詞の経験が少ない人の所業。

 

 

 

 

精密CAを作れる人は限られる。そしてそこに「精密CAはベテランクラスなのに、歌詞の経験は反比例して少ない人」という条件を加えると更に絞られる。俺の知っている範囲だと候補は、ポカメ君ボイル君フレンダさんの3人。

 

ポカメ君は今受験シーズンの真っ最中。もしも6番がポカメ君だったとしたら「スカイアロー君並に、こんな事をしている場合ではない」と言いたい。候補から外す。

 

続いてボイル君。しかし、歌詞の動かし方がボイル君ではない。6番の歌詞を動かしている所はぎこちないが、ボイル君はもっと滑らかに動かせるのを下の動画で観てきている。

 

 

それと、もしボイル君が作っているとしたら、もっと_live機能を使って、一般会員では出せない色を使ってくるだろうと予想したので、候補から外す。

 

 

 

 

この「live使った色を多用してくるはず」という予想は的外れだった訳だが、結果として「6番はボイル君では無い」という正解を導き出すパラドックス。そうかー使わないのかー。だったらやっぱり5番を当てる事は出来なかっただろうな。

 

という訳で、残った候補はフレンダさんのみ。消去法でこれしかない、という答えに至りました。他の候補を出せるくらいCA職人に精通していたら迷ったかもしれませんが、出せなかったので迷いなく消去法で至りました。消去法で残ったフレンダさんが正解なのかどうかは迷いまくってましたけどね。他にも候補がいて見逃しているのではないか・・・と。当たったからヨシとしよう。

 

 

 

 

7番

 

予想:monmonさん

 

正解:まー君

 

 

最難関。結局最後まで解らなかった。良く解らない人が現れた時は、良く解らないmonmonさんにしておけばいいだろう理論によりmonmonさん。イニシャルがあってるから半分正解って事にしちゃ駄目ですかね。

 

まさかのまー君だった。まー君、作るんだったらもっと自分を押し出せよ!(どの口が言うか) まー君の作品なのにフリーザ様も阿部さんも出てこないんじゃ、俺に解る訳がない。

 

フリーザ様出して「いいだろう! 今度はアンインストールしてやる! あの地球人のように!!!」とか、阿部さん三連星で「アッー! インストール アッー! インストール」とかぐらいやってくれなきゃ駄目ですね。恐ろしく解りにくい特徴。俺じゃなくても見逃しちゃうね。

 

解らないんだったらヒツジさんを入れれば良かったのだが、そういう訳には行かなかったのですよ。

 

 

 

 

 

 

ヒツジさんを3回使えるとは言った物の、逆に言うとたった3回しか使えない。ヒツジさんっぽくない作品に投票して、貴重なカードを浪費する訳にはいかないのです。もう周囲に流されて7番をヒツジさんにすれば楽だったのだが、この作品があまりにもヒツジさんっぽくなかったので、投票する訳にはいかなかったのですよ。

 

冒頭の一文字歌詞。ここが凄くヒツジさんっぽくなかった。歌詞をどこまで分割するか、というのはその人の個性が出てくる。「この星の無数の塵のひとつだと」という歌詞を分解するかとどうなるか

 

 

文 「この星の無数の塵のひとつだと」

 

文節「この星の / 無数の / 塵の / ひとつだと」

 

単語「この / 星 / の / 無数 / の / 塵 / の / ひとつ / だと」

 

文字「こ / の / 星 / の / 無 / 数 / の / 塵 /の / ひ / と / つ / だ / と」

 

 

最後の文字レベルにまで分解する人って、滅多に見ないですよ。ヒツジさんって、そこまで分解する人だったっけ? これを言葉だけで説明するのは難しいですね。これは一文字ずつ入力しているかまとめて入力しているかの違いではなく、歌詞を作った人の脳内ではどこまでを「単位として見ているか」という話です。言葉だけで説明すればする程、ドつぼに嵌っていくなこりゃ。

 

 

画像で説明しよう。例えばヒツジさんが作った1番の歌詞がこれ。

 

 

 

この歌詞は一文字ずつ入力されていますが、アトランダムに配置している訳でなく、一文字一文字が有機的に繋がって「この星の無数の」までがセットになっていますね。一文字レベルにまで分解されていません。文字と文字がしっかり有機的に繋がって、文節を作り文になっています。下の「恐れを知らない」も同様。最終的には「恐れを知らない戦士のように」までしっかり有機的に繋がった文になります。

 

 

 

 

それに対して7番の冒頭の歌詞は、有機的に繋がっていません。明晰な規則性が無く、一文字レベルにまで分解された無機的な文字が、極めてアトランダムに配置されています。なのでヒツジさんっぽくない。正確に言うと誰っぽくも無いんですよね。歴代アンインストールでは結構見かけた分割法ではあるものの、歴代すぎて誰がやっていたかなんて解りやしないですわ。

 

俺の直観(直感に非ず)で解った事をムリヤリ言語化した説明なので、どれだけ伝わったかは怪しい。

 

しかしここまで長々解説してきた訳だが、結局の所解ったのは「これはヒツジさんの作品ではない」という事だけ。肝心要の「誰が作ったのか」というのは全然解っていないという。良く解らないんだったら、どんな作品作るかよく解らんmonmonさんにしておけばオーケーだ。全然オーケーじゃなかったけど!

 

それと7番はヒツジさんが圧倒的な票を集める中、件のmonmonさんが7番に俺を選んでいた。確かに1文字レベルに分解した歌詞を作った事もありますが、これが俺じゃないという根拠になるデータを提示しておきます。俺が投コメという最強ツールを使った以上、歌詞の表示タイミングは100分の1秒単位で調整して、寸分の狂いもなく表示させます。なので7番は俺ではないです。

 

 

8番

 

予想:ヒツジさん

 

正解:ヒツジさん

 

 

ヨシッ!! これにて5問正解。迷った時はヒツジさんを選べ。

 

この歌詞を見て解った事は、ひよこ君と同じく「組曲の人が作ったな」という事(匿名歌詞イベの予想をしていくピヨよ)。あのグルグル回るタイプの歌詞って、アンインストールっぽいというよりも、組曲っぽいんですよ。組曲で歌詞を作る人達が歌詞を作るとあんな感じの歌詞になります。アンインストールでは実はあんまり見ないタイプの歌詞です。

 

ヒロスさんとか、秋MAXさんとかがグルグル回しているのを見た事があるな。あとらーふらさんとかも。これらの候補がありながら、じゃあなんでヒツジさんを選んだよって話になる。組曲の人が作ったと予想したまではいいが、組曲の人が作ったにしては絵の要素が少なすぎるのですよ。

 

絵という強力な武器を使えるんだったら、使わざるを得ないのがCA職人というものでしょう。歌詞だけだと何か物足りない気がして付け加えたくなるはず、多分。自分の作風をバラしたくないという理由が無い限りは。

 

なので、絵を作れる組曲の人がパパッと歌詞だけ作って終わらせたと予想。俺の中でヒツジさんは3日で3作品を作っている超多忙な設定。ヒツジさんはパパッと作り終えて、次の作品に移っているはず。一つの動画の為だけに、山盛りのCAを用意する時間は無い。なのでこの作品のこの条件に合うのはヒツジさんです。俺の中でヒツジさんは既に、1番と4番の動画にかなりの時間を使っている設定になっている。消去法でなんとかかんとか当たりました。

 

 

9番

 

予想:段差一さん → monmonさん

 

正解:フレさん

 

 

って、オイイイイイィィィィッッッ!!!

 

これは初見にして一瞬で候補が上がりましたね。こういう当たり前の様にいつでも他人の想定の遥か斜め上を行く人間は、段差一さんしかいないでしょ

 

この発想は、「どうやったらもっと上手い歌詞を作る事が出来るだろう」とか「どうやったらもっと綺麗な歌詞を作れるだろう」みたいな、真っ当な努力の延長線上には決して現れない。何か月・何年・何十年の修練を積もうが、そんな努力はこの動画を生み出す事にはスズメの涙ほども寄与しない。

 

これは普段食っている「モノ」が違う人間の所業。人間は食った物しか体の中からは出てこない。そんな訳で、選択の余地なく段差一さん一択。・・・・だったのだが、詩犬さんが予想欄に「monmonさん」と書いているのを見てメッチャ納得し、選択肢が増える。

 

 

 

 

そうだよなぁ。確かにmonmonさんなら、作れるし作る。monmonさんなら、思いつくだけでなく、投下してなおかつ堂々と公開する胆力も持ち合わせている。普段食っている物が違うという点においては、monmonさんはマジで違っているからな。9番に出てくるようなコメを、誰よりも食いまくってきたであろう人間だ。コメ職人を探す過程で、一番見かけるのは職人コメントではなく9番みたいなコメントだ。嫌でも見ざるを得ない。食ってきた量が違う。

 

どっちだ。ああ、迷う迷う。しかし結果から見ると、「どっちだ」と迷っている時点で、正解とは無縁の場所でグルグルしていたというね。予想している時は、この2人の内どちらかしかありえないよなと思い込んでいた訳ですよ。

 

正解発表された後になって、「monmonさんは自分はイベに介入せず、高みから眺めているイメージ」という呟きをチラホラ見かけたが、それって結果論じゃん! monmonさんはどっちもあり得るよ! ガンガン介入する姿もあり得るし、高みから眺める姿もありえるから、結果を見るまでは本人のみぞ知るですわ。チクショウ、事後諸葛亮どもが殴りかかりやがって!!

 

それでも結局俺はmonmonさんを選んだ訳ですよ。決め手となった理由は段差一さんのブログですね(匿名歌詞イベントの適当な予想とか感想とか)。

 

ここに書かれてある「組曲のアンイン~Air~ひぐらしエリアは聖域だと言われて育ってきたので、おふざけはしない」という発言は話半分で適当に聞き流したので予想する際の考慮に入れてませんが、「No.9 天才」という発言は聞き流せない。

 

もしも9番を段差一さんが作っていたとしたら、自分で自分の事を天才だと言っちゃう痛々しい人間って事になってしまう。確かに段差一さんは頭のネジが2本も3本も4本もブッ飛んだ人間ではあるが、痛々しい人間ではないはず。そっちのネジはかろうじて人並みに締まっている。なので9番を作ったのは段差一さんではない。消去法でmonmonさんだ。

 

フレさんかよッッッッッ!! ノーマークッッ! 視界外からのキラーパスッ!

 

こりゃぁ、もう、「他人の想定の遥か斜め上を行く職人リスト」にフレさんを入れざるを得ない。悪いなのび太、このリストは一人乗りなんだよ状態だったのに、まさか更新する事になるとは思わなかった。こりゃぁ、当てられないわ。

 

それと、9番を俺が作ったと予想した人が3人も居た。段差一さんとHDAさんと足まろさん。いやぁ・・・・、俺に9番を作る発想は無いですねぇ。コロンブスの卵なので、一度見た今なら作る事は可能ですが、ゼロからこれを生み出す発想力は無いです。完全敗北ですわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10番

 

予想:ヒロスさん

 

正解:oztoさん

 

 

ヌオオオオオォォォォォォォォ!! そうだったのかぁぁぁぁぁ!!!! 答えを知ってから見直すと納得しかねぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええぇぇ!!

 

これは本当に迷いました。予想にヒロスさんと書いたはいいものの、最後の最後まで解らなくて、何か違う気がすると思いつつもヒロスさん以外に思いつかなかったので消去法で選ぶ。oztoさんかよぉぉぉ!!

 

もしもoztoさんが製作者候補に入っていたら、10番に入れた可能性は少しだけある。しかし、俺の判断は最初っからoztoさんを除外するという愚行を犯していた。

 

 

 

 

だってoztoさんだよ! あの「映像依存型」のoztoさんだよ! まず映像ありき。そしてその映像の魅力をいかにして引き出すか考える制作スタイル。あんな黒画面じゃモチベもアイディアも湧かないでしょ。

 

みんな解ってないなぁガソリンが無かったら車は動かねぇんだよ、うわ車が動いた! 「ガソリンの入ってない車なんて車じゃないわ! タイヤのついたカヌーよ!」「だったら押せばいいだろ!!」

 

 

きっとoztoさんは黒画面に挑発でもされたんだろう。

 

来いよオズット! 装飾なんか捨てて、かかってこい! どうしたオズット、俺が怖いのか?」

 

「もう装飾は必要ねぇや、へへへへへへ・・・・。誰がてめぇなんか! 黒画面なんか怖かねぇ!! 野郎ぉ、ぶっアンインストールしてやらぁぁぁぁ!!!」

 

その様な壮絶な戦いを経て未知のエリアへ♂突入した事は想像に難くない。この豊か過ぎる想像力がどれ程合っているか怪しいが、きっとジャストフィットで合っている。

 

慣れ親しんだ事だけをやり続けるというのは、言うなれば、陸地が見える近海だけを航海する船乗りの様な物です。陸地を離れ、遠洋に飛び出しても遭難する事なくいつも通りの航海ができるのは、経験に裏打ちされた確かな航海術があってこその物。未知のエリアでもいつも通りの作品を作れるoztoさんの実力を、しかと見せつけられる結果となりましたね。

 

さて、予想の方なのだが、これは迷いまくりましたよ。最初は、ヒロスさんかと思ったのですよ。CAも歌詞もハイレベルにこなせて、しかもそれらが密接不可分で有機的に繋がっている。歌詞がCAを引き立て、CAが歌詞を引き立てる。単品ではなく、お互いがお互いを前提に作られているCAと歌詞だ。

 

俺の知っている範囲だと、このレベルの作品を作れるのはヒロスさんしかいないという事でヒロスさんを選んだのだが、同時にこの動画はヒロスさんっぽくないよなぁという大問題も含んでいる。ヒロスさんなら作れるけど、ヒロスさんは作らない、という思いがいつまでも残り続ける。

 

なにせヒロスさんは、コメント原理主義過激派筆頭だぞ。

 

 

 

 

 

そんなヒロスさんが、@秒数指定やらエディタによる投下時間の指定やらを前提とした、投コメ専用CA動画を作ったりはしないのですよ。投コメ前提では、創作のエネルギーが発生しないはず。ガソリンが無かったら車は動かないのですよ(2回目)。「コメントの面白さ」を重視するヒロスさんが、「CAの面白さ」に思いっきり傾けた作品を作ったりはしない「コメントのおもしろさ」「CAのおもしろさ」)。だから10番の作品はとてもヒロスさんっぽくない。

 

コメントに関してヒロスさんは右寄りの思想ですからね。因みに俺は左寄りの思想で、ヒロスさんとは対極に位置する職人至上主義穏健派ですわ。追求するなら、コメントの面白さよりもCAの面白さです。10番を俺に投票した人が3人ほどいました。俺に10番を作れる様な技術は現時点では無いですが、作る動機となり得る思想なら持っています。もしも技術があったら、多分あんな感じの動画を作っている。

 

しかしそんな俺とは違って、もしもヒロスさんが作るとしたら、通常コメントで使い回しができるような、あくまでも通常コメを前提とした作品をつくるはず。組曲や超組曲にそのまま使える様な作品を。

 

 

 

 

ヒロスさんが通常コメ前提でないCAを作る姿を見れるなんて、下の合作ぐらいですよ。メタルスライムよりもレアで、遭遇率が低すぎです。まさかこのイベントで、そんなSSRを引き当てられるか?

 

 

 

なので10番は迷いに迷ったのですが、結局候補が挙がらずヒロスさんが最後まで残り続ける。「誰なら作りそうか?」ではなく「誰なら作れるか?」という判断基準しか無かったので、それもやむなし。そりゃぁ、oztoさんなら作れるよなぁ・・・・。候補に入っておらずアウトオブ眼中だったのだから、俺に正解を当てれる道理無しですわぁ。

 

 

10番に俺を投票した人は3人。レプリカ君と、(=゚ω゚)さん(どなた?)と、ひよこ君。いやぁ~~~~~~~、俺にあんな動画を作れる力量があると思ってくれたみたいですが、作れません!! この3人の頭の中で俺は、絵系CAをバリバリ作りまくる超絶技巧の持ち主になっているみたいです。

 

いやいやいやいや。君らの頭の中で俺のイメージはどんだけ肥大しているというのか。レプリカ君に至っては、ブログ記事で10番について「天才ですか???」とまで大絶賛している。その賛辞は改めてoztoさんに送ってやって下さい。

 

ラストの演出には、壮絶なストーリーがありましたね(匿名歌詞イベントの制作解説!)。ニコニコの各種コマンドが静かに消えていき、@秒も使えず、色も使えず、フォントも使えなくなっていく中で、それでもなお最後まで足掻き続けて作ろうとする、コメント達のその姿に涙が止まらなかった。泣いてないけど。

 

何せ俺は前回の記事で書いたように、ニコニコからカラコやらニコスクリプトやらフォントやらが、いつの日か静かに消えていくんだろうな、というのが結構リアルな物として想像できてしまったのですよ。そんな最高のリアルが向こうから会いに来た「その日」が来ても、なお諦めず、今出来る事を全力でやり続けるその姿に感動させられた。

 

そうだよなぁ。「その日」が来た時に、果たして俺は最後まで諦めずここまで足掻けるのだろうか。足掻くのだろうか。と、なんか作品を越えたとんでも無いメッセージを受信してしまったのが10番の動画です。

 

いやぁ。それにしても、もしもoztoさんが製作者候補に挙がっていたら当てられたかというと、やっぱり当てられた気がしない。いくらなんでも今年のoztoさんはアクティブすぎる。これが果たして「そろそろ情熱の陰りが見えてきたか」と呟いていたオッサンの活動量か?

 

「オズット!! 隠居したはずじゃ!!?」

 

「残念だったなぁ。トリックだよ」

 

もう誰も信じられないと様々な人間不信者を生み出したイベントですが、oztoさんの「そろそろ引退かな」「そろそろ隠居かな」という発言だけは絶対に信じないと心に誓う。oztoさんの死に場所はコメント欄の中にしか存在しないのです。

 

 

11番

 

 

予想:まー君

 

正解:ねぎまさん

 

 

これは結構自信があるんですよ・・・・ってオィィィィィィィィィイイッッ!!??

 

その根拠の無い自信はどこから湧いてきたこのクソ野郎。いや、根拠はあるのだがその根拠が悉く的外れだった訳ですね。

 

まず、まー君が製作者として参加してないはずが無い。イベントは参加する事に意味があるという考えの人ですからね(【コメントアート】イベントは参加することに意味がある)。

 

とにかく、参加できる時間があるのであれば絶対に参加する。しかも今回は自分の時間が取れるから開催できたイベントなので、仕事が忙し過ぎて参加できなかった、という事にはならない。

 

しかしこの予想の根拠はトンチンカンな代物だったらしい。まー君は本来参加するつもりは無かったとの事(【匿名歌詞イベント】結果発表)。トンチンカンな推論なのに、結論だけは当たるというまたもやパラドックス発生。

 

とにかく、まー君は参加していると確信していた訳です。なので最低一つは、まー君の名前を予想欄に書き込むと決定していた。さてどれだろう? 解っているのは、まー君は主催者として忙しさに追われているだろうという事。開催期間中もブログの執筆をしなきゃいけないし、動画の準備をしなくちゃいけないし、参加者とのDMも密に行わなければいけない。

 

 

 

 

 

イベの参加者なら解ると思いますが、まー君のDM返信は超早いですよね。送る方はまー君1人とやり取りすればいいだけの話だが、まー君は同時に9人とやりとりしなければいけない訳ですよ。聖徳太子一人分の働きを要求される。

 

しかしそれでもなお、あのコミットメントの塊であるまー君が参加しないはずが無い(的外れな推論)。なので、クソ忙しい最中でもパパッと短時間で作れる作品を提出するだろうと予想。複雑すぎるのや、手の込み過ぎた作品は候補から除外する。そして11番に白羽の矢を立てる。

 

冒頭部分に力を入れたは良い物の「あ、このペースだと最後まで作れないや」という事に気付いてしまい、省エネでパパッと作る事に切り替えた様子が見て取れる。

 

途中で「UNINSTALL」のデカ文字CAが流れてきたが、あれはきっと組曲のストックから引き出したんだろう。なんせ組曲用のCAを膨大に所有している職人だ。アンインストールのデカ文字の一つや二つや三つくらい持ってて当たり前。なら、忙しくてもあれを投下する事は可能。

 

そして11番の大きな特徴は、赤一色で構成されているという所。歌詞作る人なら解ると思うけど、やっぱりどこかで色を変えたくなる物ですよ。単調にならないようにアクセントをつけて、メリハリつけて、変化を加えたくなる。この誘惑は大きい。

 

フッフフーーン♪ しかし俺は知っている。その誘惑に振り回されず、必要最低限の色のみで作った歌詞動画を知っている。

 

 

歌詞イベ最終日に、カフェイン投下しながら大慌てで作ったという条件も見事に被る。まー君がクソ短い時間で納期に追われながら歌詞を作るとこんな感じになる。

 

しかし、この動画を推理して導き出したみたいにドヤ顔で語っていますが、実は順番が逆なんですよね。11番の動画を見たから上の動画を思い出した訳でなく、上の動画を見たから11番がまー君だと思いました。

 

まー君が参加している事は解っていた(的外れな推論から導かれる正しい結論)。じゃあまー君ってどんな感じの歌詞を作ったっけか? という訳で、まー君の歌詞を確認。その後に匿名歌詞イベントを見ると、11番が実にまー君っぽいなという予想になる訳ですよ。

 

かすりもしてないやんかこの予想!!!!! まー君は7番だよ!! 惜しくもなんともないよ!

 

正解はねぎまさんだったか。これは未知数過ぎて当てられないわ。でも、ちゃんと当てている人が居るのだから、見る人が見れば解る特徴が出ていたのだろう。それでも俺には当てられなかった訳だが。

 

 

総評

 

さて。これで全11問に対する予想と理由を書き終えましたね。

 

11問中5問正解。

 

正解率は45.45%。この数字は、正解率42.85%のoztoさんを抜いて一位ですよ一位

 

なんで正解数じゃなくて正解率で計ってんだよというツッコミが来そうだが、正解数で計ったら酷く不公平な結果になりますよ。

 

当たり前の事ですが、自分で作った作品は一体誰が作ったのかなんて解っている訳です。なので俺は12番から15番の4つについて、100%正解できます。なので、その4つをプラスした正解数で計ったら、15問中9問正解というチート使用の結果になる。それでみんながモヤモヤする事なく納得できるなら、正解数で計りますが。

 

願うだけならタダなので、おねだりしてみよう。

まー君、正解率1位の俺に、なんか豪華賞品ないですか、

 

貰える物は病気以外なんでも貰うので、別に豪華でなくてもいいですよ。

 

とは言っても、実は報酬ならもう充分すぎる程充分に、このイベントから受け取っています。このイベントは楽しかっただけではなく、とても嬉しかったです。

 

まず俺はどういう人間なのかというと、基本的にも応用的にも怠け者です。「○○をやる!!」とみんなが見える所で宣言し、やらざるを得ない環境を作らない限り、際限なくだらけ続けます。しかしながら今回のイベの特性上、「今俺はこういう事に取り組んでいる」みたいな宣言が出来ず、孤独な環境でやる事を強いられる訳じゃないですか。

 

今回、主に参加しなかった人達から「イベントの開催期間がもっと長かったらなぁ~」という声が聞こえますが、ちょっと考えてみて下さい。開催期間が仮に1か月とか2か月あったとして、あなたはそんな長期間、一切誰にも言う事なく孤独な制作に耐えられる人間ですか? 創作さえ出来れば他には何も要らないと本心で言える、ガチのアーティストがどれだけいますか?

 

このイベントはたった3日しか無いにも関わらず成功したと言うよりも、たった3日だからこそ成功したと言えるのです。ガチのアーティストのみが参加できるイベントだとしたら、そもそも成り立たないですね。

 

そんな孤独な環境です。自分の意志だけで、独り歩き続けなければいけない。だからこそ俺は、配管生放送でまー君が「既に○○人の参加表明を受け取っています」という発言を聞いた時、とても嬉しくなりました。

 

 

 

 

今俺がこうして独りで歩いている時、どこかで誰かが、同じ動画の同じ曲に向き合って、正に今歩き続けている。

 

YOU ARE (NOT) ALONE.

 

この伴走者の存在は、とても大きく、とても力強く、とても嬉しかったです。ああ、こんな無理難題イベントに怯まず挑む、自分と同じようなバカがこんなにもいっぱい居るんだな、と。今回のイベは、全員が同じ課題曲で作っているというのも大きい。これが好き勝手に自分で動画を選ぶのだとしたら、こうはならない。

 

オーケー、お礼にそのバカ達を存分に驚かせてやろうじゃないか。という訳で、途中で諦める事なくやり続けるだけの力を得ましたよ。「誰に」見せるのかという、視聴者の想定が明確になればなるほど、作品作りは解り易くて楽な作業になる。誰に見せるのか想定していない作品作りというのは、言うなれば壁に向かって話しかけるような物。一体何を喋れと言うのか? 何も言えねぇ。それだったら、犬に向かって話しかけた方がまだマシだ。少なくとも犬は人間の気持ちが解っている様に思える。

 

同じようなバカが居る事が本当に嬉しかった。なんつーか、もう本当にありがとう。一体何に対しての感謝なのか自分でも解っていない。あえて言うなら全てに対して。ともかく色々と「ありがとう」としか言いようがないのだ。

 

 

 

 

 

当初の予定では、まず先に自分の作品解説記事を書いてから、今回の予想と理由の記事を書く予定だったのですよ(それも年内にという無謀さ!)。ですが、今俺が一番伝えたい事って自作品についてじゃないよな、と思いとどまる。今俺が伝えなくてはいけないのはそっちじゃない。自作品なんて全部ほったらかしでいいから、自分と同じような様なバカ達について語り、こっちの5文字を伝えなくては。ありがとう。

 

 

 

 

さて、そんなこんなで今回の記事はここまで。

 

それでは、次回の記事までごきげんよう。

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