vs Flashプレーヤーとの闘い(~2020年)

vs Flashプレーヤーとの闘い(~2020年)

前回、これまで検証してきた内容をまとめたのですが、

【ニコニコ動画】Flashプレーヤー時代に作られたコメントアートを崩れずに視聴する方法

今回は、時系列でまとめました。

検証記事のような、CAコラムのような内容になってしまいました。


2016年11月頃

全てはここから始まった。

数年のブランクある中、十年一昔の合作に飛び入りで参加し提出したロックマン。
実はこのロックマン、フォントコマンドを付与していないのです。デフォントの状態なのです。

この凄さにピンと来ていない方に、ここでフォントコマンドを付与していない状態での、
Windows10とMacで、それぞれでどう表示されるのかお見せします。

       ▼Windows10

       ▼Mac

尚、この2枚は合作中、HDAさんが確認のためにキャプチャしてくださったものになります。ありがたやー。

どうですか、ヤバくないっすか。世界初、Macでしかきちんと表示されないCAですよ。

さて、何故このような違いが起こるのかというと、コメントのフォントがOSによって異なるからなのです。

フォントコマンドが適応されてない状態(デフォント状態)のコメントは、

Windowsの場合 … MSPゴシック(※1)
Macの場合    … ヒラギノ角ゴ(※2)

のフォントが適応され動画上に表示されています。

(※1)ニコニコのHTML5版(β)を見て、特にコメント表示のことなど。
(※2)フォントとユニコード

このヒラギノ角ゴ、ブロック記号を全角幅で表示してくれます。
MSPゴシックだと、ブロック記号は細長くなり、結果崩れて表示されてしまいます…。

とまぁ、結果的に一部環境下でしか表示されないヤバいCAが出来上がったのですが、
これは狙ったわけではなく偶然の産物。
合作に飛び入りで参加したは良いものの、当時の僕はPCを持たない生活をしていたので、
Macを持っていた姉の家で一晩で完成させました。

運よくHTML5プレーヤーβ版に選ばれていたのもあり、綺麗な32ドット絵が作れました。
が、なぜwindowsとMacで仕様が異なるのか当時は誰も分からずこの件は放置していました。

因みに合作の様子はヒロスさんの記事からどうぞ。

コメントおじさんのニコニコ回遊日記 その37


2017年~2018年

CA復帰勢が最初にやることそれは・・・

過去のCAを過去ログやマイメモを見返すことなのだ!

と、復帰してから暫くはHTML5プレーヤー環境化でCAを作りつつ、
マイメモや過去ログを漁る日々を過ごしてました。

Flashプレーヤーに切り替えればまだ観れるものの、どのブラウザもflash非対応化が進んでおり
基本的にはHTML5プレーヤーでFlashプレーヤー時代のCAを観るのがデフォでした。

ただ、見るたびにデフォントで表示されてしまい半ば心折れそうでした。
僕に限らず、皆がこの事象について嘆いてたのを覚えています。
HTML5プレーヤー移行の代償があまりにも大きすぎますもんね。

この時期を思い返すと、皆手探りでHTML5プレーヤー触ってたのが懐かしいですね。


そんな中、安定してマイメモが観れる環境が存在しました。それは・・・

そう、3DSを始めとしたゲームデバイス。

3DSはコメントアート鑑賞マシン

 

もう一度言います。

 

3DSはコメントアート鑑賞マシン

Flashプレーヤーが不安定な時期に安定したコメント描画で重宝されてましたが、
HTML5プレーヤーでもこうしてFlash時代の作品が安定して観れる数少ないデバイスとして重宝してます。


ちょっとヤバいと感じたAndroid – ブラウザアプリ。

2018年9月の出来事でした。詳細は下記まとめにて。

【コメントアート 】ごちうさ3期発表の裏でコメント描画を検証するニコ動のコメント職人たち


2019年

それから更に月日が流れ2019年4月末。革命的な出来事が起きました。

・・・ヤバくないっすか。
3DS以外でFlash時代の作品は観れないと思ってた中、一筋の光明が差し込んだ瞬間でした。
一筋の光明も差し込める、そうiPhoneならね。

ただここで一つ、疑問が浮かび上がりました。

3DSの場合は中の人のお陰でFlash時代の作品が想定通りに観れてましたが、
iPhoneのブラウザアプリは何故安定して観れるのか。

ここから疑問解消に向けた検証の日々が始まりました。
が、実際のところ大方予想は出来ており「裏取り」と表現するのが正しいのかもしれません。

 

というのも、実はこの疑問に対する解説は既にこの記事内に記載してまして・・・

そう、冒頭のロックマンです。

フォントコマンドが適応されてない状態(デフォント状態)のコメントは、

Windowsの場合 … MSPゴシック(※1)
Macの場合    … ヒラギノ角ゴ(※2)

のフォントが適応され動画上に表示されています。

(※1)ニコニコのHTML5版(β)を見て、特にコメント表示のことなど。
(※2)フォントとユニコード

このヒラギノ角ゴ、ブロック記号を全角幅で表示してくれます。
MSPゴシックだと、ブロック記号は細長くなり、結果崩れて表示されてしまいます…。

つまり、ブラウザアプリはデフォント状態のため綺麗に表示されているってことだったんだよ!!

ΩΩΩ<な、なんだってー!?

まぁよくよく考えれば、MacもiPhoneも同じApple製品のためコメントの仕様も一緒なんですよね。
この事象に出会ったのが2016年末だったので、謎を解き明かすまでに約3年かかりました。
スマホで視聴する場合は基本niconicoアプリだったってのもありますしね、仕方ないね。

さて本当にブラウザアプリもMacと同じなのか?という疑問に対し検証を行いました。

検証対象はこちらのマイメモリー。七色のニコニコ動画、ミリオン時の様子。

■Mac

■iPhone – ブラウザアプリ(Chrome)

僕が昔に作った八頭身がありましたので比較。

▼Mac

▼iPhone – ブラウザアプリ(Chrome)

横幅のズレ具合まで一緒ですね。

Mac環境化でキャプチャ・編集・エンコードまで対応してくださったsugisakiさんには頭が上がりません。
動画投稿から一年経っちゃいました。。。

余談ですが、iPhoneのブラウザアプリは標準機能でキャプチャしました。
が、音が拾われず無音になる仕様っぽいです。

とまぁ結果として、Mac=iPhoneブラウザの方程式を導き出すことが出来ました。


ここまでを一旦まとめると、視聴に適した環境は、3DS、Mac、iPhoneブラウザ。

あれ・・・?windowsユーザーはどうやって観れば良いの????

そんなお悩みを解決するがごとく同時期に視聴ツールを開発してくれた方が現れました。

そう、yammabooさん。通称、SAP先生です。

このデフォルトのフォントコマンドを変更するツール、
いわばFlash時代のCAに強制的にフォントコマンドを付与しHTML5プレーヤーで観れるようにしよう!というもので、「人のコメントに何勝手にコマンド付与しとるんじゃ!」と怒る人も居ると思うけど(多分居ない)悪用しているわけではないので大目に見てくだしあ。

試しにwindows10 のChromeブラウザにて上記ツールを用いて比較。

▼デフォントの状態(ツールを用いてない状態)

▼「mincho」コマンド付与状態

▼「gothic」コマンド付与状態

バッチリですね。ただ線画で分かりずらいので前回の記事にて使用したエアーマンでも比較。

▼デフォントの状態(ツールを用いてない状態)

▼「mincho」コマンド付与状態

▼「gothic」コマンド付与状態

完璧ですね!!

ただfullコマンドがない(そもそも当時はfullコマンド未実装)ので、
動画プレーヤーに対し若干こじんまりとしてますが、ご愛嬌ということで。


ここまで情報揃ったので一旦Togetterの方に纏めました。これが2019年6月の出来事。


2020年

そして2020年に突入。Flash廃止の年ということで記事に残したのが前回。

【ニコニコ動画】Flashプレーヤー時代に作られたコメントアートを崩れずに視聴する方法

投稿するにあたり、今回新たに検証した環境は以下の2種。

・Nintendo Switch

・Android


Nintendo Switchに関しては、安定しているのは言わずもがなでした。流石の一言。

前々から評判は聞いていたのですが、Nintendo Switch購入したのが昨年の11末と割と最近。
ようやく手元でswitchの環境を確認することが出来ました。

テレビに繋いで観るのも乙なもんですね。


さてもうひとつ検証したのがAndroid。

2018年時点では、ちと怪しいな…と感じてましたが、
悉皆調査も兼ね改めて検証することにしましした。

今回キャプチャを配管さんにお願いしました。

▼Android – ブラウザアプリ(Chrome)

▼Android – niconicoアプリ

今回の検証で一番の収穫かもしれません…!!

どちらも、デフォルトのフォントコマンドを変更するツールを用いた際と似た表示で安定してます。
ちとやばいな…と感じていただけにこの結果は嬉しかったです。

因みに、Android -niconicoアプリのコメントが、一般会員カラーなのは、
HTMLカラーコード実装当初、カラーコードに対応した新プレ、カラーコード非対応の旧プレが存在しており、(今でいうところのHTML5プレーヤーとFlashプレーヤーみたいなイメージ)両プレーヤーで違った見え方が出来るようにと、カラーコマンドを2つ投稿しており、その影響かもしれません。

この辺は別途検証してみるのも面白いかもしれませんね。

なお今回配管さんがキャプチャしてくれた環境は、
Android バージョン:9 でした。


【Tips】作り手の視点から

ここまでは過去のコメントアートを視聴するための方法を紹介してきましたが、
類似話題として作り手の視点から、Flashプレーヤー時代の作品をHTML5プレーヤー環境で作り直すという考え方があります。

今回の検証を通じ、Flashプレーヤー時代の作品もフォントコマンド(あとfullコマンド)を適応させるだけでもある程度形になると分かったので、皆さんもメモ帳で眠らせている過去のCAをもう一度貼ってみてはいかがでしょうか。

勿論スクラップアンドビルドの精神で新たに作るのも良いと思います。

どちらの方法にも言えることですが、苦行です。

苦行を楽しんでいけ!!


終わりに

昨年、ヒロスさんがFlashプレーヤー時代の暗黒期の記録を投稿してました。

対chrome、4年間激闘の記録

今回の記事はその後の話。
Flashプレーヤーを語る上でのエピローグ。

HTML5プレーヤーへ移行しハッピーエンドを迎えた中、
こうした内容は蛇足なのかもしれませんが、記録として残しておきます。

最後になりますが、多くの方のご協力のお陰で検証記事をまとめることが出来ました。

ありがとうございました!!

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