IBK式ふるからー(笑)をつくってみよう Ver 1.1

IBK式ふるからー(笑)をつくってみよう Ver 1.1

IBKです。どうも。

以前投稿しました制作講座よりも少しだけ掘り下げた記事を今回は書いていこうと思います。

では本題。

概要

前回との相違点だけをあげようか迷いましたが、今回はできるだけ細かく記述していこうと思います。前回記事が要らない子になったほうが読む方も楽でしょ。

ということで下記2つの記事の内容とラップさせた状態で内容を記述していきます。

IBK式製作法で絵系CAを作ってみよう

IBK式ふるからー(笑)をつくってみよう

準備

まずは大前提で必要なものから。以下の2点が必要になります。

Google日本語入力
なんちゃって職人

この2点は以前の記事で紹介したものと同じになりますね。Google日本語入力はUnicode変換で必要、なんちゃって職人は線画(単色刷り)の制作に必要です。別にGoogle日本語入力じゃなくてMicrosoft IME他、日本語入力システムを使っても何ら問題はないですし、わざわざなんちゃって職人を使わなくてもメモ帳で作ることだって出来ます。

その辺りは実際に制作に挑戦してみる人が各々にあった形でやってみるのがいいでしょう。制作ツールとして必要なのが上記の2点になります。

後は知識として使う記号は覚えておく必要がありますね。これも準備でしょう。Unicode番号の暗記は何故か界隈でも忌避されているっぽいですが補助BotをTwitterに作りましたので上手く活用して頂いても構いません。というか使える記号を私に教えて下さい。UnicodeBotは以下からどうぞ。

実践

①文字幅・段数

まずは実際に投稿する時の文字幅・段数を決めて所定の空白を敷き詰めます。

私が普段使ってるTemplateは横全角67文字幅・縦29段です。ふるからー(笑)になると横幅が変わらずに縦が27段になったりします。この際、空いた隙間は空いたままです。

このように空白を敷き詰めますが全角スペース(U+3000)だと文字幅を表す□が薄く表示されます。文字の位置を把握するために結構大事な表記なんですが実際に線を描く時はこれが意外と邪魔にもなったりします。その際は全角スペース(U+3000)をU+2003に置換すれば□がなくなりますので試してみてください。

あと大前提として文字フォントは游ゴシックないし游明朝にしておいてください。悲惨なことになります。

②元絵の配置

元絵を決めてなんちゃって職人の裏に配置します。今回の元絵は魂魄妖夢にします。アイキャッチはチルノだけど

まずは元絵。

立ち絵から元絵は引っ張ってきていますので色々ポーズは選べます。真正面を向いてる元絵は難しいので少し斜に構えている構図を選んでます。ここらへんは人の好みですね。

実際にこのpngをフォトかなんかで開いてなんちゃって職人の裏に配置します。

こんな感じ。31行目にあるU+258FとU+2595は黒帯の位置を表しています。正直なところ4:3の動画にしか貼らないのであれば両端は線を描く必要はありません。今回は書きますが。

③描画

ここの部分は少し細かく記述したいと思っています。

まぁ元絵の線に沿って文字を置いていくだけなんですが、細かく描いたほうがいいかなと思った次第です。ここから空白箇所は全角スペースではなくU+2003にしてスクショは貼ります。見にくいので。

制作するにあたってU+2005( )、U+2580(▀)、1/4ブロックU+2596(▖)~U+259F(▟)は文字化けして幅がくちゃくちゃになるので他の文字で代用します。

記号 置換
U+2005( ) 半角スペース( )
U+2580(▀) 半角スペース×3(   )
U+2596(▖) 全角文字で代用(下一桁とか分かりやすい)

U+2580はまず全角幅じゃないので曲者です。でも便利だから使うの。大体3/4幅なので半角スペース3つで代用します。いい忘れていましたがなんちゃって職人内の半角スペースは1/4幅です。なのでU+2005の代用になれるんですね。

1/4ブロックは下一桁の番号が分かりやすいと思います。例えばU+2598(U+2598)なら8、U+259B(▛)ならB、U+259F(▟)ならFといった感じ。注意しなきゃいけないのは置き換えた文字が半角になってないようにはしてください。多分、訳が分からなくなります。

じゃあ線を描いていきましょうか。

今のアップで描いているのは緩やかな曲線です。ここの構造を紐解いていくと

¯ー _ ¯ー_¯ー、╲
¯ー(半スペース)_(2002)¯ー_¯ー、╲

という構造になります。左から数えて最初の右下がりは他と比べて緩やかな線になっているかと思います。

次は眉毛の部分。

眉毛は髪の毛の縦ラインよりも優先して描いてます。まぁどっちも描くんですが、どうしても片方しか描けないって時は眉毛。

眉毛も一直線に引くというわけには行きませんので曲線っぽく見えるような文字の置き方をします。

_⊥─ー

4文字目は半角(1/2幅)のーを使っていますが全角だと長過ぎる為これを使用しています。

そんなこんなで記号の入力だけが終わった状態。まだ6とか半角スペース3連打とか残ってます。それを置換して最終的な文字幅の調整をすれば、とりあえずは完成です。

文字幅調整、空白処理、文字置換が終わった状態です。ここから2段1コメントに出来る箇所を見つけて圧縮していきます。まぁ今回は上から4段を2コメントに減らせるだけですが。

③-1 曲線の処理の仕方

線画での曲線の表現は数パターンで作っていますが、よく使っているのを下記に表します。まずは使う記号の文字幅を表記。

_ U+005F 1/2
U+FF70 1/2
¯ U+00AF 1/2 マクロン
_ U+FF3F 全角
U+FE37 全角
U+2500 全角
U+FE38 全角
U+FFE3 全角
U+2002 1/2
U+2005 1/4

上記の記号を使って角度のゆるい線を表します。使用例は下記から。

パターン1-1

_ー¯

U+005F U+FF70 U+00AF

まずは半角利用の基本形。1/2幅の記号3つで表します。これは上から下に向かって徐々に角度がキツくなるときに使います。

パターン1-2

_ ー¯

U+005F U+2005 U+FF70 U+00AF

U+005FとU+FF70の間にU+2005を入れて直線に近い形にした線です。

パターン1-3

_ ー ¯

U+005F U+2002 U+FF70 U+2005 U+00AF

パターン1-2よりも角度を更に緩くしたい時に使います。

パターン1-4

_ ー ¯

U+005F U+2002 U+FF70 U+2002 U+00AF

各記号の間にU+2002を入れた形です。緩やかに角度がキツくなっていく時の利用です。日本語おかしくないか?

パターン2-1

_︷─︸ ̄

U+FF3F U+FE37 U+2500 U+FE38 U+FFE3

全角の基本形です。最後のU+FFE3は上の段のU+FF3Fとの兼ね合いで書かない場合もあります。

パターン2-2

_︷─︸ ̄

U+005F U+FE37 U+2500 U+FE38 U+FFE3

パターン2-2よりも使うことが多いですね。

④投下形式に変更

完成した線画を投下形式に変更します。まず重要なのはU+2003*2をU+0009(tab)に変更します。U+0009一字でU+2003の2つ分の幅がありますので文字数の圧縮ができます。そこで2段にしても75字以内に収まるのを探します。改行1回で1字カウントされるのでそこは忘れないようにしましょう。

ここまで。─┘みたいな表示がされているのがtabです。実際にコマテ動画に投下するとこんな感じ。

線画はこれで完成です。次は色塗りですね。色塗りは、レイヤー順しか今回の記事では記述しません。塗りに関しては解説できるほどのセンスがないです。

⑤色塗

1コメ→半霊(#ffffff)

ender8.5で塗ってます。最初は髪の毛と同じender14でしたがコメント数が少し嵩んだので右に寄っているこの部分だけは大きいサイズのender8.5で塗りました。

2コメ→服(#309283)

ender14。基本はender14で色塗りはしています。ender8.5はベタ塗りには便利ですけど隙間が気になるんですよね。

3コメ→肌(#f8e8dc)

服より手前に配置したのはそっちのが塗りやすかったからです。

4コメ→髪・白目(#ffffff)

先ずは髪の端部の塗りきれない部分を塗ります。ここら辺は通常のフルカラーと同じですね。

5コメ→髪・白目(#ffffff)

上の5コメ目と同じです。

6コメ→髪ベタ・左半霊(#ffffff)

ここから髪の毛のベタを塗ります。あと左の半霊はender14で塗ってます。左なら文字数が嵩まないので。

7コメ→髪ベタ・左半霊(#ffffff)

6コメ目と同じです。

8コメ→髪ベタ・左半霊(#ffffff)

6、7コメ目と同じです。

9コメ→髪ベタ・左半霊(#ffffff)

6~8コメ目と同じです。

10コメ→髪影(#b7a2a7)

髪の影でも特に暗い部分。ender small 21で塗っています。

11コメ→髪影(#e8bebf)

髪の影でも比較的明るい部分。ender amall 21で塗っています。

12コメ→瞳・服影(#023b4b)

瞳と服の影は色を揃えています。ender small 21。

13コメ→瞳ハイライト(#ffffff)

最後に瞳のハイライトに●(U+25CF)を入れて完成です。●の他に☻(U+263B)を使うこともあります。☻は●に比べて少し小さくなっているのが特徴です。small38です。

完成

完成。38コメントです。私的にはセリフ入れて39コメならセーフなのでこれで問題ないですが、省コメを大事にしている人には線画をどうにかして30段15コメくらいにしないとどうにもならないタイプのふるからー(笑)です。段数が増えてるのは2段1コメにするとコメント同士の隙間がくっつくから。

正直1コメントのコメント数上限が100文字だったら30コメントくらいに抑えれると思っています。線画の平均文字数が文字幅調整後で50~60文字だし。

まとめ

前回の製作講座の記事よりは細かく書けたと思っていますが、分からん事は前回、前々回の制作講座記事を見てみてください。多分なんか抜けてる。

それでも分からんことはTwitterで聞いてください。今は鍵かけてますけど。面倒でもフォローしてね。

それでは今回はここまで。解散。

関連項目

東方絵系CAの2周目始めました (01-紅魔郷編)

東方絵系CAの2周目始めました (02-妖々夢編)

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