点字完全互換フルカラーCAの作り方

点字完全互換フルカラーCAの作り方

 

点字CAの課題として、どのデバイスからでも崩れず見せる事が挙げられました。そこで、完全互換の点字フルカラーでデレステの佐城雪美ちゃんを作りました。本記事において、こちらのチビッパさんの作り方を参考にさせていただきました。

 

⚠️製作者クイズネタバレあり⚠️チビッパ式CAを作ってみよう!

点字完全互換フルカラーCAの作り方

 

ここで紹介するCAは、21行naka流しの投稿者コメントCAです。38行でも作れますが、フルカラー故コメント数がえげつない事になります。作り方に関する細かい部分は、チビッパさんの記事を参考にして頂けると幸いです。

 

ドット絵作成

 

今回僕が使用したソフトは Clip Studio です。どのソフトでも作れるかと思います。まず元画像を用意したら、解像度1410×840にトリミングします。

 

 

次に解像度940×840になるようにアスペクト比を変えます。縦長になっちゃった!

 

 

ここに94×84のグリッド線を置き、フルカラーでドット絵を描いていきます。

 

 

次に、Clip Studio の「選択範囲」タブから「色域選択」機能を使い、色ごとに別々のレイヤーに分けていきます。色域選択が使えない場合は、あらかじめ別々のレイヤーで描く必要があります。

 

 

それぞれのレイヤーを、「編集」タブから「線の色を描画色に変更」の機能を使い、すべてのレイヤーのドットを黒色にします。

 

 

それぞれのレイヤーを、解像度376×336に落として保存します。これでドット絵の作業は完了です。

 

点字に変換

 

Clip Studio の扱いになれておらず、ここで紹介するのとは違う方法で出力しました。ここでは、チビッパさんの方法に則った解説をしていきます。

まずそれぞれのドット絵を、「ドット絵こんばーた」で色の数2、ドットの大きさ4に設定して出力します。

次に、”Create Braille Pictures from Twitch Emotes and Images”で、Height84、Wideth94で出力します。

 

 

完成された点字画はメモ帳などにコピペしておきます。これを、レイヤーの数だけ繰り返します。

 

Excelの下準備

 

この点字の羅列を完全互換で投下する為に、少し手を加えます。そこで必要なものがExcelです。複数文字を一度に置換するのが目的です。

まずB1セルに以下の関数をペーストします。

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1,”⠀”,”⡀”),”⠈”,”⡈”),”⠐”,”⡐”),”⠠”,”⡠”),”⢀”,”⣀”),”⠘”,”⡘”),”⠨”,”⡨”),”⢈”,”⣈”),”⠰”,”⡰”),”⢐”,”⣐”),”⢠”,”⣠”),”⠸”,”⡸”),”⢘”,”⣘”),”⢨”,”⣨”),”⢰”,”⣰”),”⢸”,”⣸”)

次にセルの右下を引っ張って、B1-B21のセルまでコピペします。

同様に、J1とK1にこれらの関数をペーストし、J21及びK21まで引っ張ります。

J1

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1,”⠀”,”⡀”),”⠁”,”⡁”),”⠂”,”⡂”),”⠃”,”⡃”),”⠄”,”⡄”),”⠅”,”⡅”),”⠆”,”⡆”),”⠇”,”⡇”),”⠈”,”⡈”),”⠉”,”⡉”),”⠊”,”⡊”),”⠋”,”⡋”),”⠌”,”⡌”),”⠍”,”⡍”),”⠎”,”⡎”),”⠏”,”⡏”),”⠐”,”⡐”),”⠑”,”⡑”),”⠒”,”⡒”),”⠓”,”⡓”),”⠔”,”⡔”),”⠕”,”⡕”),”⠖”,”⡖”),”⠗”,”⡗”),”⠘”,”⡘”),”⠙”,”⡙”),”⠚”,”⡚”),”⠛”,”⡛”),”⠜”,”⡜”),”⠝”,”⡝”),”⠞”,”⡞”),”⠟”,”⡟”),”⠠”,”⡠”),”⠡”,”⡡”),”⠢”,”⡢”),”⠣”,”⡣”),”⠤”,”⡤”),”⠥”,”⡥”),”⠦”,”⡦”),”⠧”,”⡧”),”⠨”,”⡨”),”⠩”,”⡩”),”⠪”,”⡪”),”⠫”,”⡫”),”⠬”,”⡬”),”⠭”,”⡭”),”⠮”,”⡮”),”⠯”,”⡯”),”⠰”,”⡰”),”⠱”,”⡱”),”⠲”,”⡲”),”⠳”,”⡳”),”⠴”,”⡴”),”⠵”,”⡵”),”⠶”,”⡶”),”⠷”,”⡷”),”⠸”,”⡸”),”⠹”,”⡹”),”⠺”,”⡺”),”⠻”,”⡻”),”⠼”,”⡼”),”⠽”,”⡽”),”⠾”,”⡾”),”⠿”,”⡿”)

K1

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(J1,”⢀”,”⣀”),”⢁”,”⣁”),”⢂”,”⣂”),”⢃”,”⣃”),”⢄”,”⣄”),”⢅”,”⣅”),”⢆”,”⣆”),”⢇”,”⣇”),”⢈”,”⣈”),”⢉”,”⣉”),”⢊”,”⣊”),”⢋”,”⣋”),”⢌”,”⣌”),”⢍”,”⣍”),”⢎”,”⣎”),”⢏”,”⣏”),”⢐”,”⣐”),”⢑”,”⣑”),”⢒”,”⣒”),”⢓”,”⣓”),”⢔”,”⣔”),”⢕”,”⣕”),”⢖”,”⣖”),”⢗”,”⣗”),”⢘”,”⣘”),”⢙”,”⣙”),”⢚”,”⣚”),”⢛”,”⣛”),”⢜”,”⣜”),”⢝”,”⣝”),”⢞”,”⣞”),”⢟”,”⣟”),”⢠”,”⣠”),”⢡”,”⣡”),”⢢”,”⣢”),”⢣”,”⣣”),”⢤”,”⣤”),”⢥”,”⣥”),”⢦”,”⣦”),”⢧”,”⣧”),”⢨”,”⣨”),”⢩”,”⣩”),”⢪”,”⣪”),”⢫”,”⣫”),”⢬”,”⣬”),”⢭”,”⣭”),”⢮”,”⣮”),”⢯”,”⣯”),”⢰”,”⣰”),”⢱”,”⣱”),”⢲”,”⣲”),”⢳”,”⣳”),”⢴”,”⣴”),”⢵”,”⣵”),”⢶”,”⣶”),”⢷”,”⣷”),”⢸”,”⣸”),”⢹”,”⣹”),”⢺”,”⣺”),”⢻”,”⣻”),”⢼”,”⣼”),”⢽”,”⣽”),”⢾”,”⣾”),”⢿”,”⣿”)

これでExcelの下準備は完了です。

 

CA生成

 

各コメントを重ねる順番はありませんが、最後に貼るコメントの色は、できるだけ背景と近い色にします(黒背景なら濃い色、白背景なら薄い色、など)。

メモ帳にペーストした点字の羅列を、レイヤーごとに一つずつ、excelのA1セルにペーストします。するとA1からA21にかけて、行ごとに自動でセルに当てはめられます。

 

 

次に、B1からB21までをコピーし、メモ帳に貼り付けます。これで投下用のコメントが完成です。これを全てのレイヤーで行います。ただし、最後に貼るレイヤーは、B列ではなくK列(K1からK21まで)からコピーします。

行末の空白文字を取り除き、コマンドはsmall ender gothic naka、そしてカラーコードを決めて動画に一つずつ貼れば完成!雪美ちゃんは11コメントで作れました。因みに横幅を小さくすればueやshitaで固定もできます。

 

黒背景の場合

 

白背景の場合

 

仕組み

点字の厄介な点としては、空白文字や、一部の点字記号で互換がとれなくなることです。そこでこのCAでは、全ての文字を互換可能な点字にする事を可能にしました。具体的には、全ての文字が、点字の左下の点を含んでいます。

今後の展望

点字フルカラーCAの弱点として、似た色同士の境界がわかりにくいと製作途中で気付きました。特に肌と白目の境目が曖昧なので、そこに注意しながらドット絵を描くとよいかもしれません。

長所としては、より高精細なフルカラーCAが、デバイスやアプリを問わず鑑賞できる点でしょうか。合作動画の直表示版とかで重宝されるかもしれません。皆さんもフルカラー点字CAを作ってみましょう!

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