⚠️製作者クイズネタバレあり⚠️チビッパ式CAを作ってみよう!

⚠️製作者クイズネタバレあり⚠️チビッパ式CAを作ってみよう!

はじめに

あけましておめでとうございます、チビッパです。新年ということで初心に返り、初めてCAを作った時の記憶、3年半前に「←職人sugeee」のCAをピヨちゃんの動画を見ながら頑張って真似して作ったことを思い出しました。みんなに点字CAなどを作ってもらうには、原理を長々と説明するんじゃなく制作過程の手元を見せるのが最善ではないか、そう思い立ちこの記事を書きました。ということで、僕のCAの作り方を大公開!この記事には僕が今まで作り上げてきた技術、縦に縦にみょ〜〜〜〜〜んと伸ばしたものがすべて詰まっています。これを真似すれば誰でも下の4つのCAが作れるようになるよ!!!

①点字非互換152ドット(38行)

②点字完全互換152ドット(38行)

③点字400ドット(100行)

④絵文字75ドット(75行)

製作途中に使う汎用的なファイルはGoogleドライブで共有するので是非活用してね!(⑨-9)のようにこの記事に登場する順番でナンバリングしてあるよ!

https://drive.google.com/drive/folders/1uhZyBuN8vES5f_IHpMvc3e8FPHDquCsA?usp=sharing

 

①点字非互換152ドット(38行)

まずスマホを用いた工程です。元絵を用意したら、それをibisPaintというアプリで解像度2700×1520にトリミングします。ここではアスペクト比を変えないよう注意します。

次に解像度1800×1520に変換します。ここでアスペクト比を変えます。縦長になっちゃった!

次に180×152のグリッド線(①-1)を上からかぶせて塗りつぶし機能を使って白黒のドット絵を描いていきます。

完成したドット絵を解像度720×608に落とし、ドット絵こんばーた(https://app.monopro.org/pixel/)というサイトで色の数2、ドットの大きさ4の設定でドット絵に変換します。

次にCreate Braille Pictures from Twitch Emotes and Images(https://vj-duardo.github.io/Braille-Art/)というサイトで、Input from Uploadにして画像をアップロードし、Replace blank charactersとFill transparencyの✅を外し、Height 152 Width 180の設定にします。Generateを押してInvertを一回押すと、目的の点字の羅列が生成されます。

この点字の羅列をすべて選択→コピーしてテキストファイルに貼り付け、pcに共有します。よりもい共有データ(①-2)

ここからpcでの工程になります。現在のemeditor上での表示はこんな感じです。

まず行末についてる空白「 」を置換で消します。

次に点字のない部分にある空白文字「⠀」を、1/2+1/4空白「  」に置換します。この時点でエディタ上では綺麗に表示されます。

最後に、1/2+1/4空白×2「    」を全角+1/2空白「  」に置換したのち、全角+1/2空白×2「    」を全角空白×3「   」に置換して文字数を減らします。あとは投稿者コメントの文字数制限にかからないように分割すれば完成!

よりもい投下用データ(①-3)

コマンドは[naka small #010101 mincho full]で投下しています。json形式のテキストファイル、よりもい投コメデータ(①-4)も参考にして下さい!

 

②点字完全互換152ドット(38行)

スマホでの工程は①と同様なので、pcにテキストファイルを共有した後から説明します。

まず行末についてる空白「 」を置換で消します。次に38行のテキストを10行、10行、9行、9行と4分割し、投下前の形にします。

スマプリカイジ分割済みデータ(②-1)

このテキストファイルのコピーを3つ作り、それぞれ1,2,3,4と番号を振ります。ここからの置換は少し複雑なので、普段使っている置換パレットを共有します。置換パレット(②-2)

まず1のファイルを開き、点字のない部分にある空白文字「⠀」を「⠉」に置換します。次に置換の正規表現に✅を入れ、「[⠁⠂⠃⠄⠅⠆⠇⠉⠊⠋⠌⠍⠎⠏⠑⠒⠓⠔⠕⠖⠗⠙⠚⠛⠜⠝⠞⠟⠡⠢⠣⠤⠥⠦⠧⠩⠪⠫⠬⠭⠮⠯⠱⠲⠳⠴⠵⠶⠷⠹⠺⠻⠼⠽⠾⠿⡀⡁⡂⡃⡄⡅⡆⡇⡈⡉⡊⡋⡌⡍⡎⡏⡐⡑⡒⡓⡔⡕⡖⡗⡘⡙⡚⡛⡜⡝⡞⡟⡠⡡⡢⡣⡤⡥⡦⡧⡨⡩⡪⡫⡬⡭⡮⡯⡰⡱⡲⡳⡴⡵⡶⡷⡸⡹⡺⡻⡼⡽⡾⡿⢁⢂⢃⢄⢅⢆⢇⢉⢊⢋⢌⢍⢎⢏⢑⢒⢓⢔⢕⢖⢗⢙⢚⢛⢜⢝⢞⢟⢡⢢⢣⢤⢥⢦⢧⢩⢪⢫⢬⢭⢮⢯⢱⢲⢳⢴⢵⢶⢷⢹⢺⢻⢼⢽⢾⢿⣀⣁⣂⣃⣄⣅⣆⣇⣈⣉⣊⣋⣌⣍⣎⣏⣐⣑⣒⣓⣔⣕⣖⣗⣘⣙⣚⣛⣜⣝⣞⣟⣠⣡⣢⣣⣤⣥⣦⣧⣨⣩⣪⣫⣬⣭⣮⣯⣰⣱⣲⣳⣴⣵⣶⣷⣸⣹⣺⣻⣼⣽⣾⣿]」を「⣿」に置換します。

次に⠈⠐⠠⢀⠘⠨⢈⠰⢐⢠⠸⢘⢨⢰⢸をそれぞれ⠉⠑⠡⢁⠙⠩⢉⠱⢑⢡⠹⢙⢩⢱⢹に置換します。これで1レイヤー目が完成です。

次に2のファイルを開き、点字のない部分にある空白文字「⠀」を「⠒」に置換します。そして⠈⠐⠠⢀⠘⠨⢈⠰⢐⢠⠸⢘⢨⢰⢸をそれぞれ⠊⠒⠢⢂⠚⠪⢊⠲⢒⢢⠺⢚⢪⢲⢺に置換します。これで2レイヤー目が完成です。

次に3のファイルを開き、点字のない部分にある空白文字「⠀」を「⠤」に置換します。そして⠈⠐⠠⢀⠘⠨⢈⠰⢐⢠⠸⢘⢨⢰⢸をそれぞれ⠌⠔⠤⢄⠜⠬⢌⠴⢔⢤⠼⢜⢬⢴⢼に置換します。これで3レイヤー目が完成です。

次に4のファイルを開き、点字のない部分にある空白文字「⠀」を「⣀」に置換します。そして「[⠈⠐⠠⢀⠘⠨⢈⠰⢐⢠⠸⢘⢨⢰⢸]」を「⣸」に置換します。これで4レイヤー目が完成です。

これですべて完成です!

スマプリカイジ投下用データ(②-3,4,5,6)

コマンドは[naka small #8c8c8c _live mincho]で投下しています。json形式のテキストファイル、スマプリカイジ投コメデータ(②-7)も参考にして下さい!

 

③点字400ドット(100行)

まずはスマホを用いた工程です。元絵を用意したらibisPaintでグレースケールに変換し、解像度1135×800にトリミングします。

次に解像度956×800に変換しアスペクト比を変えます。①とは変換比が異なることに注意。縦長になっちゃった!(2回目)

これをドット絵こんばーた(https://app.monopro.org/pixel/)というサイトで色の数8、ドットの大きさ2の設定でドット絵に変換します。

生成したドット絵をibisPaintに読み込んだら線画抽出を押し、中間値0%の状態で黒側のスライダーを調整すると特定の色より濃いものがすべて黒、薄いものがすべて白となります。いわゆる2値化です。

この機能を用いて黒くなっている範囲が異なる7つの2値化レイヤーを作成し、黒い範囲が小さいものを上から順番に並べます。まず黒い範囲が最も小さいレイヤーはそのまま保存します。次に全体を白く塗ったレイヤーを用意してクリッピング状態にし、ある2値化レイヤーの上に差し込んで白レイヤーの下の2つのレイヤーのみを表示状態にすることで、色ごとにその色の部分のみが黒である画像を保存できます。これを上から6つの2値化レイヤーについて行い、最終的に7つの画像データに分けられます。例えば、画像では3番目に濃い色の部分のみが黒く表示されています。

分けられた画像データはこんな感じです。カメラロールのスクショで見づらくてすみません。

次にCreate Braille Pictures from Twitch Emotes and Images(https://vj-duardo.github.io/Braille-Art/)というサイトで、Input from Uploadにして7つの画像をそれぞれアップロードし、Replace blank charactersとFill transparencyの✅を外し、Height 400 Width 478の設定にします。Generateを押してInvertを一回押すと、目的の点字の羅列が生成されます。

生成された7つの点字の羅列をすべて選択→コピーしてテキストファイルに貼り付けていきますが、このとき注意点が2つあります。薄い色の部分が黒で塗られている画像順にコピペすることと、ペーストしたら@を末尾につけ改行せずに次の画像データから生成された点字の羅列をコピペすることです。これを繰り返してできたテキストファイルをpcに共有します。

スパイファミリー共有データ(③-1)

まず行末についてる空白「 」を置換で消します。次に点字のない部分にある空白文字「⠀」を「ㄊ」に、「ㄊㄊ」を「Ы」に、「ЫЫ」を「Ю」に、「ЮЮ」を「Ф」に、「ФФ」を「Б」に、「ББ」を「ㄅ」に、「ㄅㄅ」を「ㄆ」に、「ㄆㄆ」を「ㄉ」にこの順番通りに置換します。さらに、「⣿⣿」を「И」に、「ИИ」を「Ж」に、「ЖЖ」を「Я」に、「ЯЯ」を「К」にこの順番通りに置換します。この置換手法の原理はoztoさんの記事の「@置換について」の章に詳しく書かれていますのでそちらも参考にしてください。

自作の絵系コメントアートをものすごく細かく解説してみる

置換が完了したらテキストデータをwordに貼り付け、改行「^p」を「\n」に置換します。ここで一番最後の行末の\nのみを消します。

このテキストデータを指定文字数改行(https://crocro.com/tools/item/add_line_feed/)というサイトにコピペし、1行文字数900、行頭禁則文字nに設定し実行します。

生成されたテキストデータをwordに貼り付け、「@」を改行×2「^p^p」に置換します。

このテキストデータを400ドット作成用(③-2)のsheet1のD1セルに貼り付けます。

F1~F66セルをコピーし、400ドット置換テンプレート(③-3)内の置換コメントの上に貼り付けます。

400ドット作成用エクセルファイルのsheet2のB1~B66セルをコピーし、新しいテキストファイルに貼り付けます。400ドット置換テンプレート内の、先ほど400ドット作成用エクセルファイルのsheet1からコピぺした部分を参照しながら、置換先のないハングル文字をГに変えて残りのハングル文字の間の改行を消すことで投下用ファイルができます。スパイファミリー投下用(③-4)には白マスクの投下用データも入っているので活用してください。

400ドット置換テンプレートを投コメエディタに貼り付けた後、投下用ファイルからコピペして投下していくのですが、コマンドやコメントの順番の説明が難しいので、その点に関してはjson形式のテキストファイル、スパイファミリー投コメデータ(③-5)を参照してください。イメージとしては、ハングルばかりのコメントに関しては上から順番で、ときどき間に白マスクが入る感じです。コマンドは毎コメント違うので注意してください。

これで完成です!!!!

 

④絵文字75ドット(75行)

まずスマホでの工程です。元絵を解像度532×300にトリミングします。次にドット絵こんばーた(https://app.monopro.org/pixel/)というサイトで色の数16、ドットの大きさ4の設定でドット絵に変換します。これを画像編集ツール(https://photocombine.net/edit/)というサイトで、縦を指定75の設定で処理を行うを押し、出力された画像を保存します。

この画像の上に1pxごとマスク(④-1)をibisPaintで背景透過でかぶせ保存します。また移動量Xを1pxにしてもう一枚保存し、2枚の画像データに分割します。

これら2枚の画像をpcに移し、Convertio(https://convertio.co/ja/png-ppm/)というサイトでファイル形式をpngからppmに変換します。変換したppmファイルをemeditorで開きますが、その際エンコードをバイナリ(16進数表示)で開くを選択します。

すると下のような2桁の16進数の数字の羅列が表示されます。ポケミクppmファイル1(④-2),ポケミクppmファイル2(④-3)

これをコピペしてテキストデータを新たなテキストファイルに保存します。次に左上から3番目の「0A 」までを消します。

これをwordの置換機能で改行「^p」を消し、emeditorで新たに1197文字ごとに改行していきます。

「00 00 00 」を「 」に、「F9 B0 04 」を「🟨」に、「FC D8 03 」を「🟡」に、「b2 87 93 」を「🤚🏽」に、「0f 13 21 」を「⬛」に、「8c e0 f5 」を「💧」に、「4c 40 a3 」を「🌀」に、「2d 29 6a 」を「🌌」に、「f0 e0 de 」を「🤚🏻」に、「63 9d d9 」を「🟦」に、「ad a30 31 」を「🔋」に、「d8 1a 2e 」を「🟥」に、「a1 9e bc 」を「🩶」に、「69 39 1f 」を「🟤」に、「63 65 6c 」を「🖤」に、「2d 5e 97」を「🔵」に、「f9 fa fa 」を「🤍」に、置換します。次に6行目、11行目、、、と5行ごとに行頭に@を入れます。

③と同様にーーテキストデータをwordに貼り付け、改行「^p」を「\n」に置換します。ここで一番最後の行末の\nのみを消します。ーーの工程とそこから先を行い、@置換と投下用のデータを作成して完成です!ただし、400ドット置換テンプレートを使う必要はありません。また、100行ではなく75行なのでその部分の@置換を変える必要があります。その部分はjson形式のテキストファイル、ポケミク投コメデータ(④-4)を参考にしてください。

 

さいごに

いかがでしたか?僕のCA制作は画像処理の側面が強いので、真似をするならまずはibisPaintのようなデジタルイラストソフト・アプリに慣れることが必要です。みんなに真似して作ってほしいので、分からないことがあったらXのdmかDiscordで質問してくださいね!それでは今年も一年よろしくお願いします!!

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