歌詞CA投下記録(akachun)その7

歌詞CA投下記録(akachun)その7

お久しぶりです。akachunです。
「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」先日観て来ました。良かったっす。
さてそんなわけで世間はプリキュア15周年ということで盛り上がっておりますが、シリーズの中でも特に好きな作品のひとつがハトプリだったりします。

■ 7. ハトプリMAD

投稿者&MAD制作者:かみくりあー様 アニメ「ハートキャッチプリキュア!」OP曲を使用

楽曲:Alright! ハートキャッチプリキュア! 歌手:池田彩 作詞:六ツ見純代 作曲:高取ヒデアキ 編曲:籠島裕昌
映像素材:ハートキャッチプリキュア!TVシリーズ全49話・劇場版「花の都でファッションショー…ですか!?」「プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花」
キャラクターデザイン:馬越嘉彦 シリーズディレクター:長峯達也

投下したコメント総数:172 (全コメント:patissier付き、184なし、透過コマンド使用は3コメ)
推奨する視聴環境:Win7 or Win10 で IE または Chrome (Edgeは未確認です)
ひとこと:制作期間2週間、投下時間7時間。約14.2行固定、defont主体の字幕歌詞(ルビ付き)。“ニチアサ”っぽい。

前回書いたCA投下記録(akachun)その6の「Destiny-太陽の花-」に引き続いて、六ツ見純代さん作詞の楽曲です。なんという偶然。
そしてCA投下記録(akachun)その1の「希望はつづく」に続いて2度目のプリキュアMAD作品への歌詞CA投稿となりました。

■ 7.1 リード行ありの高さ固定

今回は改行リサイズあり(非ender)のbig16行高さ固定コメントを合いの手等に使った以外は全てリード行あり(横リサイズあり)の高さ固定コメントを使っています。

「リード行だの改行リサイズだの何言ってるかわかんねえよw」っていう一般の方、コメントアート入門者の方もいらっしゃると思います。
ここから先、ある程度コメントアート(CA)の知識をお持ちの方が読まれることを前提として話をしていきます。
なので、CAはあまり詳しくないけど興味はある、という方がいらっしゃいましたら、以下にCAの基礎知識を説明してくれてるページのリンクを用意しましたので、こちら!を読んでいただけると幸いです。

逆に「技術面は特に興味ないなあ」という方は、こちら!の先までスキップしていただき、本文も適当に飛ばしながらお読み頂けたらなと思います。

↓↓↓↓ こちら! ↓↓↓↓
※既に知識十分の方は、再読 or スキップご自由にどぞ。

空白文字 commentart2ウィキ
改行
リサイズ

高さ固定 ブロマガ(ozto氏)
↑↑↑↑ こちら! ↑↑↑↑

スキップされなかった方、お疲れ様でした。m(_ _)m
それでは続きです。
っとそうそう、すみませんもう一つ注意事項がございます。
これからハトプリMADに投下した歌詞CAについてだらだら説明していくのですが、その過程でハトプリアニメのキャラ設定やストーリーなど映像の背景にあたる部分まで説明が及ぶところが多々あります。
要するにネタバレが結構あるってことです。ハトプリアニメを未視聴の方がいらっしゃいましたらその点、ご承知おきください。

オレンジと水色のコメントが今回使ったメインの高さ固定コメントになります。

リード行は29+1/3文字幅。
ue big ender full gothic orange2 (上段歌詞用)13行目に中央揃えになるよう空白文字を入れて歌詞を配置
shita big ender full gothic cyan (下段歌詞用)15行目(最下段)に中央揃えになるよう空白文字を入れて歌詞を配置
15行目あるいは1行目がほんのちょっとだけ見えるので、今後これを約14.2行米と呼びたいと思います。
(リード行29+1/3幅のbig、ender、fullの高さ固定行といった方が正確ではありますが)

なお上のスクショではgothicですが、本作ではgothic、defont、gothic、mincho、defont、gothicと場面場面で文字フォントに変化をつけています。

■ 7.2 アニメOP歌詞に寄せる

<【公式】ハートキャッチプリキュア! 第1話「私、変わります! 変わってみせます!!」(つべ)より>

<本動画より>

本作品はMADといいながら明らかに本家アニメのOPを意識した作りになっていましたので、歌詞CAの方向性も自然と「ハトプリのOPっぽくしよう!」に決まりました。

わざわざ約14.2行米などという半端な行数の高さ固定をメインにした理由は、文字の大きさと表示位置を本家アニメOPに近づけるためでした。
文字のサイズは若干本家アニメより小さいかもしれませんが、表示位置はまずまずじゃないでしょうか。
そしてこのくらいだと、後述するルビ(ふりがな)を下段歌詞の上に配置することもできます。だから、約14.2行米にしました。
ハトプリOP似のまさにこのMAD動画専用(※)の高さ固定コメントです。(※特許出願検討中)

文字フォントは一番形が近いのはgothicだと思ったのでgothicを採用しました。
ただgothicは文字が細くて周りの縁取りも目立たないので、左右に少しずらしてLH黒字(ハイライトのない黒、#010101)で歌詞を置いてそこに白字本体歌詞を乗せるという手法を用いました。
上記のスクショに表示された「ハートキャッチ」は縁取り含め3コメントで構成されています。

・・・それでも本家アニメOPの歌詞のような力強さは表現しきれていないですね。。
でも視コメではこれ以上コメント数を増やすわけにいきませんでしたので基本、歌詞はこれで行こうと思いました。(最初は)

■ 7.3 ルビ(ふりがな)制作

<本家アニメOPより>

かわええのうええのう
・・・あ失礼、さすが“ニチアサ”ですね。漢字には漏れなくルビがついてます。(英語にも!)

<本動画より>

・・・いい・・・うっとり
ていうか画質神だわほんまに・・・ほわわわーんって浄化されてしまうわ

・・・おっと。歌詞のフォントについてはまた後で。今はルビの話をします。
ルビについて適当な大きさは何かと探しました。
作るのが楽なのはリード行がいらない改行リサイズです。
となるとsmall38行か、medium25行が候補になりますが、残念ながらどちらも微妙に欲しいサイズではありませんでした。
なので仕方なく横リサイズで作りました。

赤字のコメントがルビを表示するためのコメント。shita big ender defont

コメントとしては28行目まであり、見えているのは27行ちょうどくらいでしょうか。
ルビのフォントは見やすくて太い defont にしました。

あ、そうそう必要な文字数を少しでも減らすためルビは原則非fullで作りました(1コメのみfull使用)
で問題なのはリード行です。
本来であれば機種互換、OS互換、ブラウザ互換を考慮して文字幅の安定した空白文字だけのリード行を、ルビの行と別にしたかったのですが、なにせ28行という行数ですから75文字までという視コメの制約が厳しいので、やむなくdefontのひらがなを含むルビの行をリード行とすることになりました。(苦行の確定)

defontのひらがな(カタカナ)は文字幅が一定じゃないし2/3文字幅みたいにすっきりした幅でもないため、
これを含めたリード行の文字幅を固定できるはずもなく、ルビの文字が変わるたびに
リード行の幅調整・高さ調整・ue/shita調整・文字サイズ調整の4つの調整を同時に行うというしんどい作業を行いました。
その後でようやくルビの横の表示位置調整ができてルビのコメントが1つ作成できるという、マジ卍でした(死語?)

ルビはひとつひとつ調整したので28行になったのもあれば26行くらいのものもあり行数、サイズは細かくいうとバラバラです。
そんなルビの苦行に比べればメイン歌詞の中央揃えは楽なものでしたよ?
たとえば「おもいやりで育った」だったらそれをdefontで打ち込んだの文字幅を調べてやれば
それをXとしたときメイン歌詞の行の左に配置する空白の文字幅は、((29と1/3)-X)÷2 なので
「おもいやりで育った」はdefontで貼ると(8+1/3)文字幅くらいだから、左に配置するのは10.5文字でいい
という感じで決めていきました。

繰り返します。
ルビは大変でした。リード行を歌詞の行と分離させたメイン歌詞のコメントはdefontでも中央揃えにするのは比較的簡単でした。

■ 7.4 shita blueとコラボ

非fullで横リサイズされた僥倖

「関連商品売上高シリーズ最高作品(年間通期125億)」(shita blue 184)
この青字コメントは私が投下したのではありません。元からあったものです。

(smile !)がue big16行固定で15行目(下から2行目)だったので、下青字がもし横リサイズされなかったら文字が歌詞に被ってしまい困るところでした。
まるで最初からそこに歌詞コメが投下されるだろうと見越したかのようにサイズ調整されています。たぶん偶然だと思いますが見事です。
青字ぐっジョブb

もしリサイズされてなかったらどうしたでしょうね。
(それはそれでなんとかしたと思いますが)

ちなみに歌詞コメとしてここで(ハートキャッチ!)(プリキュア!)を入れなかった理由は、動画内に既に“歌詞”があったからです。
見ればわかるって?ま、念のため一応。

■ 7.5 省コメの必要性から defontメインへ方針変更

一つの歌詞にLH黒の縁取りをつけて3コメワンセットでgothicで貼っていく
ルビもあるしハイ! ハイ!など合いの手も多いので、相当なコメント数になります。
ざっくり見積もって290~300くらいです。
果たして視コメでそんなコメント数は許されるのかと、悩みながら歌詞コメを作り始めていました。


コメ数は制限され@秒も使えない。投コメだったらできるのに。


当初の予定に従い35秒付近まで歌詞を作成した時点で、ようやくここで「無理」ということを理解しました。

物理的には可能ですが、本動画に現状で視コメ300は「やり過ぎ」なのです。

この時、本動画には総数81のコメントが入っていました。
そのうち4割超の33個のコメントが最初の1分間に書き込まれていたのです。
(今調べなおしたら35個でした。めちょっく!)

MAD動画投稿者にとって、動画にコメントがつくのは嬉しいものだと思います。
それも公開して最初についた「初期のコメント」は特に大事なのものでしょう。

oztoさんのいう通りだと思います。
歌詞コメ投下までに本動画に書き込まれた84のコメント。これが動画主にとってどれだけ貴重か。
なので最初の1分に例えば90コメントの歌詞米を投下して、初期のコメントを安易に2325個も流してしまうわけにはいかないのです。

最初の1分に投下できる歌詞は、せいぜい65米程度、できれば60以下が望ましいでしょう。(ツイートの認識はまだ甘かったです)

通常コメントを流してしまうことだけ心配していてうっかりしてました。
patissierをつけたら「毎分あたり直近100コメントは残る」という条件は適用されませんので、動画全体で直近250コメントから漏れた歌詞は流れます。

最初から3分40秒の動画に歌詞コメ300は無理でした。

もちろんpatissierなしなら可能ですが、よほど人気のある動画でコメ速度が速くない限り、patissierは必須だと私は思います。
中途半端に歌詞コメが残った動画は保守が難しいですから。
それに本動画のような場合、後から貼った歌詞米が無事に流れて、元からあった通常コメントが流れずに残るのが理想です。
(歌詞は過去ログやマイメモリーでもまあオッケー。コメントは生がいいという考え)

というわけで、歌詞コメのコメント数を大きく削減し、最初の1分は65コメ以下、全体は約200コメ以下にすることにしました。
(投コメにするという選択肢もありましたが、それだとできることが一気に広がり過ぎてしまいとても2週間で自分が満足できるものを完成させる自信がなかったので今回は見送りました)

<本動画より>

メイン歌詞の文字フォントをdefontに変更。LH黒の縁取りコメントをやめて1句1コメでいくことに方針転換しました。
さんざん悩んだ末の妥協だったのですが、今改めてみてみると、defont歌詞悪くないですよね?w
フォントは確かにgothicの方が本家アニメOPに近いですけど、文字の読みやすさ、文字の間隔でいったらdefontの方がむしろ本家アニメOPに近い気がします。

結論
結果 Alright!

■ 7.6 合いの手の配色と表示位置

プリキュアシリーズは初代からの伝統でOP、ED曲に“合いの手”が多く使われており、ハトプリでもこれでもかというくらいたくさん使われています。
それらをどんな色でどんな場所に表示させればいいのか、動画を何度も繰り返し見ながら決めていきました。

(Fly !) (High !)

このシーンではもし@秒がつかえるなら別の場所になったと思います。
配色と場所についてですが、このあたり次々と場面が切り替わるためあまり動画の中に切り込んでいく「攻める」ような配置ができず
大人しく下段歌詞「大きくなったよ」が貼られる左右に配置することにしました。
左がpinkで右がcyan
これはキャラクターのカラーです。つぼみがpinkだから左がpink。えりかがcyanなので右。
ちょうどいいことにこの次のシーンでも左側につぼみがいて右側にえりかが登場してくれているのでこの場面はこれでよしとしました。
あ、歌詞は少し改変していてビックリマーク(!)をつけています。(これが後に効いてくる)
合いの手は元気があった方が楽しいです。実際に元気のよい合いの手が小気味よく入っていましたから(!)を付けることにあまり抵抗ありませんでした。

ハート!

つぼみのパートナー、シプレがハートを抱えて画面右下方から飛び出してきて、それを手放す寸前で「ハート!」
表示のタイミングは例によって「音ハメ」が前提です。映像に合わせて前後させようとはあまり思っていませんでした。
色は、シプレの色です。つぼみと同じくpinkとなります。

キャッチ!

えりかのパートナーのコフレがシプレから放られたハートをキャッチするところで「キャッチ!」キャラクターカラーはえりかと同じくcyanです。

輝いてるね!

つぼみとえりかのベストショットだと思います。二人の素直で明るくて仲の良いところがよく表れていて、見ているだけでこっちまで幸せな気分になれます。
ここに、先ほどの合いの手コメが残るのが「美味しい」と思いました。
cyanの「キャッチ!」がある方にえりか、pinkの「ハート!」がある方につぼみ
この部分は実は本家OPと同じになっています。

(・・・欲を言えばハート!の表示をもう少し引き伸ばしたかった。さかのぼってハート!の投下をあと数十ミリ秒遅らせた方がよかったかも)

■ 7.7 MAD制作者とのキャッチボール

見た瞬間にどういう歌詞コメにすればよいかが決まる

シプレ、コフレ、ポプリの3人が華麗に名乗りポーズを決める場面。
本家OPにはないこのレアな映像を、あえてここに編集で突っ込んだのはMAD制作者のかみくりあー様です。(以下、動画主さんと呼びます)
歌詞は「赤 白 黄色」

いやいやポプリが黄色で、シプレが赤はまだなんとかわかるとしてもコフレは白じゃねえしっ!

動画主さんへの突っ込みの意味を歌詞の色に込めています。表示位置は当然この子達の真下です。
ポプリだけ背丈の都合でちょっと上にいるのも見逃さず、「黄色」のコメントだけ位置を上げています。

繰り返しますがここは見た瞬間に歌詞はこう貼る!とイメージできた箇所で、そのとおりにアウトプット出来たので自分としてはとても満足できました。
MAD制作者さんとキャッチボールができたよと。(いやそんなボールは投げてないって言われるかもしれませんがw)

ちなみにサンシャイン=いつきのパートナーであるポプリのキャラクターカラーはyellowでもよかったのですが、
この場面のバランスを考えてorangeに決めました。
(それに、yellowは別のキャラの色として使う予定もありましたので)

-----ちょいと技術的なお話-----
「赤」「白」のコメントは通常の上段歌詞用の約14.2行米を使っていますが、「黄色」のコメントはリード行30+1/6文字で上から13行目です。
(ue big ender full defont orange patissier)
「黄色」のコメントのリード行の文字幅は、実は最初30文字で作っていました。
ところがそれだと「画面サイズを大サイズにすると位置がズレる」というのを引き当ててしまったのです。
その事象を回避するために文字幅を1/6文字分増やした、という経緯があります。

ヒロスさんがすぐに教えてくださったので助かりました。

おかげで歌詞CAのイベントに間に合いました。改めてありがとうございました。

なお、fullを使い、大サイズにした時だけ横リサイズが変わる問題については、
SAP先生ことyammaboo氏がその理由と仕組みを解析されてブログ記事にしてくれています。

YMB-weblog – [コメントアート]中画面と大画面の互換

なるほどそうですか、fullだと臨界幅が1px違うんですね。素晴らしい解析記事ありがとうございます。(よく理解できていない←)

あ、そうか私は今回ルビを作成するにあたって文字数節約のために非fullで作成しましたが、偶然この大サイズだけずれる問題を回避できてたってわけですね。
これもきっと日ごろの行いが(ry
(なお、ルビについては別の問題としてfirefoxで表示位置がおかしいという事象が発生しています。こちらは現時点で原因不明、後日調査する予定です)

ところで、3人の名乗りの元ネタはもちろん、こちらのラストです。

ハートキャッチプリキュア! 変身シーン(3人)

スクショも貼っときます。

マリンがエフェクトで隠れてしまったのでもう一度。

ハトプリ大好き

■ 7.8 続・配色と表示位置について

キュアバーロ・・・じゃなくてダークプリキュアさん

合いの手「絶対」との関連はあまりないんですけど、登場タイミングがぴったしなのでダークプリキュアカラーにしてみました。
black、black2、red2、green2あたりも候補にしていたのですが、どれものちのち使いたい色だったので温存。
「キュアムーンライトの影」という設定から暗めの紫ということで purple2 を採用しました。ルビのほうにとっておきの yellow。普段は閉じている右目の色です。
多色使いで強キャラ感も演出しています。(あまり多用はできませんが)

ちなみに私はコナンは「から紅の恋歌(ラブレター)」くらいしか観たことがなくて、自分にとっての高山みなみさんというと
天道なびき(らんま1/2)でありキキ(魔女の宅急便)であり黄川人(俺の屍を越えてゆけ)だったりします。

マリンのターン(>ワ<)


OPの映像を意識しつつちゃっかり違うところから映像を持ってきているあたりに動画主さんのこだわりが感じられます。
歌詞が表示されている3秒間のほとんどを同じキャラが単独で活躍していたりすると、歌詞の色もそのキャラクターの色に変えたくなりますよね。

ムーライトの色

順当にいくなら purple だったんですが、実際に使ってみると、ちょっと「明るさ」と「青み」が足りない!と思ったのでカラーコード指定にしました。
ゆりさん=キュアムーンライトの色は #cc55ff (淡めの青紫)
他の3人が一般カラーなのに1人だけなぜってそりゃムーンライトがストーリー上特別な意味を持つプリキュアだからです。

サンシャインの変な顔

映画「プリキュアオールスターズDX3」での映像。「イエロー組」でレモネードと一緒にシリーズ中でも見せなかったような変なびっくり顔に、観客もびっくりしたでしょうね。

セオリー無視の(Sky !)(High !)

歌詞コメを貼る場所を考えるとき、あんまり縦横無尽に貼るとそれを追いかける視聴者が疲れてしまうので、「視線誘導」というのを意識しないといけません。
ここの(Sky !)(High !)はそれを無視しています。
歌の流れで、陽のひかりを(Sky !)となった時、視聴者の歌詞を追いかける視線は下中央から右上段に飛ばされます。

そのあと歌が「あびてると」になるとまた下中央にもどされ、(High !)で今度はもっと右上段に出てくる。
でまた「元気になれるね」で下中央へと、画面内でそれなりの距離を短時間に2往復させられたらちょっとイラッとされるかもしれません。

あかんことはわかっていたので、ひとまずコマテ動画でここに置いてあとで考えなおそうなんて思っていました。
ところが慣れとは恐ろしいもので何度も自分で貼った歌詞コメをみていると、「これでええんとちゃう?」と思えてしまえるようになってしまいました。

閉め切っていたカーテンをさっと開けてえりかが振り返るところで高い場所に(Sky !)
えりかに促されてつぼみが窓を開けるところで(High !)
えりかとつぼみの並び位置を(Sky !)と(High !)の並び位置で踏襲させています。
そしてつぼみのアップの場面では顔にかぶるのを回避、背景の空の中に(Sky !)と(High !)
視線誘導としてはNGの配置ですが、まあ一回くらいなら許容してもらえるかなと思ってこれでよしとしました。

何度も観てると気にならなくなりますお

ミラクルライトを振るコッペ様に捧げる green(未来へ)

表示位置を攻めてみました。
本MAD作品ではほとんど活躍の場がないコッペ様のほぼ唯一のピンでセンターでの登場シーンです。しっかり注目してもらわな!
というわけであえてコッペ様のモフモフのところに合いの手「(未来へ)」を放り込みました。

オリヴィエが掲げるクリスタルもエメラルドグリーンでしたし

本動画内、最初にして最後の green を使うのはここだぁ!という確信を込めて。

どこぞのイケメン、絶望先生仮面様に捧げる blue2(ハイ!)

本動画内、最初にして最後の blue2 を使うのはここだぁ!という確信を込めて。

サラマンダー男爵の最終形態

blue2と対になる色、ドラゴン(劇場版のラスボス)の吐く炎の色ということで orange2 にしました。
この場面の後、ピンクの着ぐるみデザトリアンを、ブロッサムとマリンが左右から同時にキックするシーンがあるのですが、
そこでもこの ハイ! が残るので、マリンのいる右側が寒色系、ブロッサムのいる左側が暖色系ということで、blue2、orange2の配置も悪くないと思いました。

ブロッサムミラージュ(もう一人の自分)を抱きしめるところで red2(キャッチ!)

引っ込み思案だったかつての自分から決別して変わるのではなく、受け止めて共に成長するという、ハートキャッチプリキュアのコンセプトがいきた名場面のひとつです。
キャラクターに歌詞を重ねるのはややでしゃばり過ぎか?という懸念もなくはないのですが、ブロッサムミラージュが後ろ向き(画面からみて)であるということと、直前にハートの鏡を抱えるつぼみの絵を差し込まれてしまっては、もうその場所にハート!って貼るしかありません。
ここはもうキャッチボールというか動画主さんに命令されてるような感覚でした。色については髪の色に合わせてred2としました。

このあとの場面でマリンがぐっと拳を握ってる場所に キャッチ! が収まったのは私としては偶然ですが、動画主さんにとっては・・・どうでしょうね?

■ 7.9 クライマックス(最終決戦)に向けて

2コーラスが終わって間奏が約13秒。本動画ではTVシリーズのラスト2話、ラスボスデューンとの最終決戦へと突入し非常にシリアスな場面に突入します。

ここで冒頭で使った後はずっと封印していた左右縁取り付きのgothic歌詞を解禁。映像の雰囲気が変わったことを表現しました。
それも非常に緊迫感がある場面ということで縁取りの左側だけをLH黒ではなくred2にしてアンバランス感、不安感、あるいは恐怖(ホラー)感を表そうとしています。

シリアスな絵にポジティブな歌詞をどうするか

(最高!) Alright! って・・・どうしろと・・・
ここはちょっと動画主さん何を考えてるんですか?と言いたくもなりましたが、ここからの歌の尺を考えるとこの間奏明けからデューンとの決戦シーンに当てるしかなかったんでしょうね。
正気を取り戻したサバーク博士こと月影博士が倒され、ブロッサムとムーンライトも吹き飛ばされ変身も解けて絶体絶命の大ピンチの局面で(最高!)Alright! をどうすればギャップを埋められるか、考えた答えが(!)を外すという歌詞改変と、場を支配する闇の力の色 red2の使用で「ポジティブな雰囲気」をできるだけ消す、でした。

ここまで合いの手すべてに(!)を付けてきたのは、ここで(!)を外すことに意味を持たせたかったからというのも大きな理由でした。
動画観てくれた人にこういうメッセージが伝わるかどうかは、私にはわかりません。
でも菓子屋ですから、こうやって菓子米でメッセージを伝えるしかないんですよね。
MAD制作者もアニメ制作者も作詞家も作曲家も、モノを作る人はみんなそうなんだろうなと思います。
思いが届くかどうかはわからない。けれど誰かにそれが届いた時、それは作り手としてとても大きな喜びになるでしょう。
届くかな、届くといいな。

black mincho の芯の強さと美しさにかける

怒りと憎しみに身を任せてデューンに向かっていこうとする月影ゆりを引き止めて、必死で説得するつぼみ。
本動画の最大の見せ場、いえハトプリという作品全体としても最大の見せ場と言っても過言ではないでしょう。
この最も重要な場面に相応しい歌詞とは何か?
思いっきり雰囲気を変えて、しかし約14.2行米で下中央という場所は変えないというのが私の結論です。
そのためのフォントは満を持しての mincho そして色はLHならぬ通常の黒。black としました。(ダークプリキュアに使わなかった色)
「ハートキャッチプリキュア」の歌詞もここでは(!)を外しました。

■ 7.10 blackのハイライトをいかす_live

技術面で特にこだわった透過コマンド

つぼみの叱責によって自分を取り戻すゆりさん、もとい月影ゆり。
ここで、かつて二つに割れたプリキュアの種、月の光と影に別たれた破片が光り輝いてもとのひとつの完全体に復元されるという演出には感動を禁じえません。
歌詞としては「きらめいてる」のこのタイミングに合わせて black から本来のムーンライトの色である淡い青紫へと色を変化させたいと思いました。

_live重ね1段階 #cc55ff

普通に #cc55ff を black の上に重ねてみたら「ハイライトが逆に暗くなる」ことがわかったので black のハイライトの明るさを残すために透過コマンド(_live)をつけて #cc55ff を重ねました。

_live重ね2段階 #ee99ff

さらに明るく輝くような色を重ねました。ややpinkも混ぜてます(“月の影”を回収し、ゆりに手渡したのはつぼみなので)

_live重ね3段階 #cc55ff

最後にもう一度ムーンライトの色を重ねて仕上げです。この段階でもblack minchoの明るいハイライトが効いていて文字全体が光を帯びたような色合いになっています。
うまくいったみたいでよかったです。

ムーライトとブロッサムの合体色でdefont歌詞の復活

「Alright!」のカラーコードは #ee77ff 淡い青紫とピンクを混ぜたような色です。
フォントをdefontに戻し(!)もおかえりなさいして、さあここから最後のサビ、最後の戦いに入ります。
なお「きらめいてる」はここでは最初のblackが消えていてハイライトが黒っぽくなっています。


「きらめいてる」の1段階目の透過コメントが消えたところ。
透過コメントは3つ重なってる時はあまり透き通った感じはないのですが、2つになるとなるほど透けてる感がはっきり出てきますね。

今回はフェードアウトさせたくて_liveを使ったわけではありませんが、自然とフェードアウトみたいな消え方になってしまうのは仕方のないところです。
(@秒が使えるようになればその辺りも自由に選択できるようになるのですが)

-----ちょいと技術的なお話-----
前回、_liveを初めて使った時は184の外し方がわからなかったのですが、今回はとある方法を使って184を外しユーザーIDを晒したまま_liveを使っています。
説明するより実際に入力したコマンドを晒す方が早いので恥をしのんで晒しますと
「shita big ender full mincho #cc55FF patissier precuremosukidakedo jitsuha ojamajodoremi nohougamottosukidattarishimasuyo  _live」
とかになります。(2段階目はカラーコードが#ee99ff)

この方法は、10月初め頃に実験済みでした。


言葉で説明すると、U+3000と「_live」を含めコマンドを126桁以上入れると、サーバー側に「 184」が入りきらず無効化される(184を外せる)ということになります。
透過コマンド自体、運営側が意図せず使えてしまっている機能であり、使うのは自己責任だと言われていますが、この184の外し方はさらに運営側の意図しないところだろうなと思います。
あまり推奨できる方法ではありません。ですがこんな変なコメントを歌詞CAと称して人様の動画に貼る身として、このコメントを投下したのは私ですと責任の所在を明らかにしておきたかったので、やっちゃいました。

も少しスマートな184の外し方
128文字使い切りではなくて、もうちょいスマートな184の外し方はないものかと思っていたら、TLで2001でもいけるみたいなことを言ってる方がいたので試してみたところ成功しました。

「naka blue  _live 」
blueの後ろの空白は(U+0020)(U+2001)行末は(U+3000)

これで_liveを使いつつ184を外せました。(ただしこのやり方だとFlash版で_liveが効かないようです。)

■ 7.11 クライマックスで“色ハメ”を敢行

凛々しいサンシャイン

ハイ! ハイ! の合いの手もこれが最後です。
絶対にタイミングをミスしたくなかったので何度も何度も確認しながら緊張しながらタイミングを計って投下しました。
合いの手は、普通の歌詞よりもタイミングがシビアだと思っています。遅くなければよい、のではなく、早すぎてもダメ、なんですよね。

ハートキャッチプリキュア! でキャラクターの色に歌詞の色を合わせる“色ハメ”をしました。
ブロッサム!(pink)

ムーンライト!(#cc55ff)

こういうのをやるのは今回が初めてです。

サンシャイン!(orange)

正直、楽しかったです。

マリン!(cyan)

思ったんですが色ハメは音ハメと違ってフライングはまずそうですね。
今回目視でやってみた感じ0.05秒程度の遅れはまったく問題なく、0.1秒くらい遅れてももしかして大丈夫なんじゃないかって思いました。

ブロッサム!に戻って「花咲かせよう」pink

いやあ花咲つぼみここにありって感じです。

この歌に「花」と「咲」の二文字がどんだけあったと思いますか?
すごくたくさんあるんですけど、数えたら「花」が9回!「咲」も7回!ありました。
逆にそれ以外で2回以上使われてる漢字はというと、サビで繰り返される「近」「一緒」が各2回。
それ以外ないんです。他は全部、1回しか使われていない。
作詞:六ツ見純代さんのこだわりを感じずにいられません。

■ 7.12 gothicに戻して締める

途中から強くて読みやすい defont に変えたこと、それと書き忘れてましたがルビを“初出”以外にふるのを止めたことが奏功してコメント数がだいぶ削減できたので、ラストの締めは“ニチアサ”っぽいgothicに戻そうと思いました。

「最初と最後を同じ形式にする」というのは私の中の美学に則ったものです。
別にいつもそうでなければならないというわけではないですし、なぜそれがいいのか自分でもうまく説明できないのですが、なんとなくループする感じが好きなんです。


同じにすると言いながら左右の縁取りの色はLH黒じゃないというのは、まあ遊び心です。ここではもう難所は過ぎたと一安心していていました。
えりかとつぼみの配置に合わせて左を青系(というかblueそのもの)右を赤系(というかredそのもの)にしています。
ズバリcyan、pinkにすると映像の赤紫黄色のチューリップの原色系に完敗する気がしたので、こちらもここは原色で対抗してみたといったところです。


カメラが引いて左にゆりさん、右からいつきが登場して4人が取り戻した平和の中に佇む場面。いいですねえ。
「ハートキャッチ」の縁取りは左が #aa00ff (原色に近い青紫)右が #ee8800(少し濃いめのオレンジ)にしました。
キャラクターの色を意識しつつ少し濃いめっていうところです。


最後の「プリキュア!」ここは本家アニメOPに戻って4人が変身した状態で背景は宇宙になりますので、淡い色でもオッケーとなったので左をcyan、右をpinkにしました。

キラーン!っていう効果音とともにちょうど歌詞が消えてくれる感じになってくれたのは、偶然でしたがよかったです。

■ 7.13 コメント消費数と流れるまでの余力

コメント総数:172 (余力:78)
 0分台:64コメント
 1分台:44コメント
 2分台:32コメント
 3分台:32コメント
(動画時間 03:44)

もともとついてたコメント数:84コメント
 0分台:36コメント (余力:0)
 1分台:15コメント (余力:41)
 2分台:21コメント (余力:47)
 3分台:12コメント (余力:56)

調べてみたら0分台の通常コメントの余力がゼロになっていました。
0分台に今後1コメントでも入れば、0分台の古いコメントから順に流れていってしまうということです。
しまりました。
0分台以外はどこも余力が40コメント以上あるので通常コメントはちょっとやそっとじゃ流れないでしょう。
おそらくは10年以上。。

今更ですが、もっと通常コメントの分析をしっかりやっておけば良かったです。
やりたいことにこだわって冒頭のgothic歌詞コメを番組名表示まで引っ張ったために0分台の余力を消費してしまいました。
「ハートキャッチ」「プリキュア!」だけgothicにしてその後からdefontに切り替えれば0分台の余力を10残すことができました。

また、1分台以降は逆に余力が十分あったのでそこまで省コメしなくても良かったです。
もし装飾CAなど思いついたら1分台以降なら追加で投下したいなとか思います。

■ 7.14 おわりに

私は「CAを貼ることの敷居があまり高くなって欲しくはない」と思っています。
CAはあくまで通常コメントの延長で、「職人」と呼ばれてしまうような特別な存在ではなくて、みんな誰でも気軽に貼れるようになるのが本当はいいなあと。

だから私は歌詞コメを貼るとき「このくらいのコメントなら自分でもできるかな」と思ってもらえるようなものを意識しています。
配色に一般カラーが多いのはそれが理由です。
視聴者みんながなじみのある色、使うことができる色、使ったことがある色、見たことがある色をなるべくなら使いたいと。
プレミアムカラーも、カラーコード指定よりはred2、purple2など既成のコマンドで指定できる色をよく使うのも同じ理由です。

文字フォントとしてdefontを使うことが多いのも同じです。
まあ、defontについては他にも単純にフォントとして太くて読みやすくて“やわらか”くて好きだということもありますけどね。

そうしておいてたまにカラーコードを使ったり、たまーに透過させちゃったり、gothicやminchoを使いわけたりします。
「このくらいのコメントなら自分でもできるかな」と思ってくれた視聴者が「おっ?」と刺激を受けてくれたら、もしかしたらその人はその後にCAを貼る側に回ってくれるかもしれません。
そういうのを期待しています。
コメントする人、コメントアートをする人が増えていく状況になると嬉しいです。
ニコニコ動画とコメント文化が5年後、10年後も続いていることを望みます。

おっとー、老人がしんみり自己陶酔に浸ったようなこと書いちまったぞ。
すみません、こいつあかん奴だとでも思って読み流してください。
気分直しにハトプリの変身シーンなどどうでしょうか?(とどさくさに紛れて宣伝)

ハートキャッチプリキュア! 変身シーン(ブロッサム+マリン)

二人バージョンが特に好きです。

ハートキャッチプリキュア! キュアマリン変身バンク比較

こういうことしてくれるアニメスタッフさんの情熱、みならいたいものです。

今回の歌詞CA投下記録はこれでおしまいとなります。
最後までお付き合いくださった読者のみなさまありがとうございました。m(_ _)m
コメントアート、作って貼るの楽しいですよっ

またツイッター他でご助言やご意見ご忠告などかまってくださってくれているCAクラスタの方々にも厚くお礼申し上げます。
特にいつもツイートを拾ってくださり時に真摯に異論反論もしてくださったりCAを観てご講評くださる ・M・(まー)さん
ちょうど自分が歌詞コメに復帰した時期に、2018歌詞CAコンテストなるイベントを開催、主催しその世界に引き入れてくださったmonmonさん
本ブログの管理人でありかつ適宜アドバイスをしてくださりつつ自身も精力的に歌詞CAを制作、投下されているヒロスさん
大変感謝しています。ありがとうございます。
復帰勢でわからずやなところもあるかと思いますが今後ともよろしくお願いします。m(_ _)m

それとMAD制作者のかみくりあー様、今回歌詞CAを作らせていただいて本作品が観れば観るほど非常によく楽曲と映像のことを考えられて制作されているなあと思い感服いたしました。
大好きなプリキュアシリーズで、中でも好きなハトプリでこのような素晴らしいMAD作品を制作、公開して下さってありがとうございました。

以上っす!

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