歌詞CA投下記録(akachun)その1

歌詞CA投下記録(akachun)その1
■ 1.こどものじかん

私はつい最近まで菓子屋なら当然、知っていてしかるべきことを知りませんでした。

・領域サイズを超える改行により高さが固定される仕様になったこと
・改行リサイズを無効化するenderコマンド
・コメント領域を左右いっぱいに広げるfullコマンド
・フォント変更文字によるフォント変化の廃止と、フォント指定コマンド(minchoなど)の実装
・改行をコピペできるようになったこと

などです。

これらのことを知るようになったのは、久しぶりに歌詞コメを投下した動画で「潜り込み」という
かつての仕組みを利用して、狙ったタイミングで歌詞の文字色を変えようとして、失敗したからでした。

潜り込みに失敗してしまった動画はこちらです。
MAD制作者:DENさん こどものじかん第6話特別エンディング「やさしい」
歌・作詞:茶太 作曲・編曲:虹音

※注 歌詞は単純でほとんど shita small orange (defont)1行で構成されています。

最新プレイヤーの知識をほとんど持たないまま、ともかくタイミングは外さないよう
注意しながらなんとか歌詞を投下し終えたあとで、ふと思ったのです。

「あなたを愛していた」の場面。この白黒から


カラーに変わります。
ああ、ここ普通に黒から黄色に連結しちゃったけれど、映像がカラーになるタイミングに合わせて
歌詞の色を変えたいなー。と

まずは状況を分析。

shita blackで歌詞(A)を貼ったのが 03:59.85秒
shita yellowで歌詞(B)を貼ったのが 04:02.80秒
映像で一瞬白くフラッシュしてカラーになるのは 04:04.20秒

ほむほむ。
じゃなくてふむふむ。
ここで私はティンと来ました。
古(いにしえ)の知識を思い出したのです。

そうそうあの手がある。うしし
03:59.20秒あたりにue 指定で高さをそろえるスペーサーを2コメ、
潜り込み発生用のダミーも兼ねて投下しました。
そしてue blackで歌詞(C)を 04:01.15秒 に貼りました!(どや顔)

予定では、ダミー2コメが表示された状態で貼った歌詞(C)は、
その後ダミー2コメが消えた後に貼られた歌詞(B)よりも「手前」に表示されるので
黄色文字の歌詞(B)は黒文字の歌詞(C)が消える 04:04.15秒 になってから
見えるようになるはずでした。

・・・あれれ?おかしいですよ?

でも、結局そうはなりませんでした。04:02.80秒に普通に歌詞が黄色になりました。

WHY?何故?どうして?

答えはネットですぐに見つかりました。

ニコニコ大百科:潜り込み(コメントアート)
HTML5のプレーヤーでは基本的な仕組みが異なるためこのテクニックを利用することはできない。

HTML5のプレーヤーでは

利用することは

できない

・・・だと?

よくもだましたああああああっ!(AA略

勝手に仕様変えんなよ、ちきしょーめえええええ!(略

ふう

失礼しました。
以上のような出来事があって、HTML5プレイヤーの仕様がどうなっているのか調べることにしたのです。
すると、ozto氏が書いてくれていた次の記事を発見

【コメントアート】HTML5プレーヤーにおける高さ固定【テンプレート】

これを読んで冒頭で述べました、菓子屋なら当然知っているべきあれやこれやをようやく理解しました。

潜り込みなくなったのは残念だけど、これもともと通常コメントにも左右される仕様だったから困る人の方が多かったんじゃね?
ていうか enderコマンドって、なにそれ神なんですけど?てかコマンド名おかしいだろ
ぱないのっ!

そんなわけで次は高さ固定で何か歌詞コメ投下できる動画はないかなー

と考えていたら、割とすぐに見つかったのです。
私にとって運命の出会いとも言うべきベストな動画が

■ 2.スイートプリキュア♪

MAD制作者:kmrytさん 希望はつづく【スイート百合キュア♪】ひびかな
歌:響&奏(小清水亜美、折笠富美子) 作詞:青木久美子 作曲編曲:藤澤健至

small ender 22行指定による21行固定がメイン。一部高さ非固定での重ねあり。defont

この動画への歌詞コメ投下が私にとって初めてのender使用、full使用であり
そして当然、21行固定も初めてのことでした。

歌詞CAを作成中、コメントテスト用の動画に貼るつもりが間違ってこの動画そのものに
コメント送信してしまいそうになったことが一度あって、ボタンを押す直前に気がついて
そりゃあもうびっくりしました。
たった1回のミスで死ぬところでした。危なかったです。ホントよかったです。

歌詞コメの中身についてなんですが、これはもう動画と一緒に観てもらえさえすれば、
私としては十分なんですよね。

今・・・言葉は蛇足だ。想いは全部、歌詞コメに込めたんだから。

ってツイッターでも言ってしまってるので。

えーと、歌詞コメをご覧になってくださった方にこちらの想いが伝わってくれたらいいんです。
菓子屋が自分の作ったもんについてあれこれ語るなんざ、言うだけ野暮ってもんですわ。

でもそれだとこの投下記録で書くことなくなってしまうので、少しだけ。
ええ、ええ、ほんと、すこしだけ。話そうかと思います。

文字をどの場所に表示させるかで、縦は21行固定で上から何行目にすればいいか考えれば良かったのですが、
横はわりとアナログチックにテスト用の動画で思考錯誤しながら調整していました。
そして投下した後で気がついたのですが、全角スペース(U+3000)これまずいですね。
Chromeと他のブラウザでだいぶ文字幅が違ってました。
(気づかずChromeで全角スペースも横位置調整に使っていました)

Chromeの場合

IEの場合

「張った弦は」の位置が、ChromeだとちょうどいいのですがIEだと右に寄ってます。
そしてよく見ると「澄んだ音色」の位置も違っててIEの方がより左側に表示されています。

そこで投下した歌詞米のメモ帳をそっと見てみると、張った弦はの右の空白文字の中に2個、
さらにその次の「澄んだ音色」の左の空白文字の中には3個の全角スペースをがあることがわかりました。
どうやら、全角スペースの文字幅は(defontの場合)Chromeだと結構広いのにIEだとそうでもないようです。


2番の「My best friend」で、この動画内で初めて高さ非固定を使いました。
また演出として、写真の枠に拘らずに画面中央に置いたのはこの場面だけでした。

ちなみに響を表すpinkの歌詞はshitaから高さ固定で20行目に、奏を表すyellowの歌詞を上からぶら下げました。
高さ調整で置いたスペーサーはsmall ender 19行です。
横のずらしはU+00A0で2個分です。

最後のサビ繰り返し「My dear friends」
ここいいシーンだなって思いました。伝説の7話なんてコメントもありますね。
最初右側の奏がゆっくりこちらを向いて微笑みます。
後から左側の響が奏に応えるようにさっとこちらを向いて微笑む。
心通じ合う二人!やっぱりひびかなは最高だぜっ!
ここが一番好きかも

さてここでの歌詞コメ投下はタイミングとしては3回、コメントの数はスペーサーを含めて4種類です。
yellowとpink、左右のMy dear friendsを2回ずつ貼っているので延べ6個になります。

参考までに歌詞米のメモ

7>8 右33文字とか書いてあるのは、7行目に表示させるよ(shitaで入れるのでコメントは8行目)右寄せで文字幅は33文字分にしますよという自分への指示メモです。

実際にはその指示に合わせたコメントを直下に作成して、コメントテスト用の動画で表示確認を行った上で、本来の動画へコピペで投下します。

最初に右のyellow、次に左のpinkをそれぞれshitaからの高さ固定で投下
♪~Friends のタイミングで上からスペーサー(medium3行)
で、shitaからpinkを再投下、次にueからorangeを投下、最後にshitaからyellowを投下して完成となります。

あとこの時、pinkとyellowの歌詞の横位置調整に全角スペースを3個ずつ使っているため
Chrome以外だとまた違った感じに見えるはずです。
投下していた当時は全角スペースが犯人とは分からないながらもブラウザで見え方が違うことは気づいていたので、コメントテストの段階で複数ブラウザで表示確認をしていました。

少しだけ。

とか言っといてかなりしゃべりまくってしまいました。
すみません、これでホントに最後です。

「希望はつづくから」

ここで初めてpink、yellow、orange以外の色を使いました。
意図はこれが曲のタイトルにつながる重要な歌詞だからです。

そしてスイートプリキュア♪の後期エンディング曲「#キボウレインボウ#」への
カウンターでもあります。
津軽レインボーもとい、希望につながる虹を表現したかったのです。

当時プレミアム会員ではなかったので、使える色はフル動員させてます。
虹であれば最初は赤か紫からだろ?ということになりますが、響(Pink)で始まり
奏(Yellow)へとつながり最後に二人(orange)で締める、というのがやりたくて
pinkからスタートさせました。

以上、patissierコマンドをすっかり忘れた昔の菓子屋の歌詞CA投下記録でした。

血小板ちゃん編に続きます)

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