【2020年CA傑作選】投票理由(その1/[1]単発CA枠・[2]歌詞枠)

【2020年CA傑作選】投票理由(その1/[1]単発CA枠・[2]歌詞枠)

先日、monmonさんが開催していた
「みんなで決める2020年コメント作品傑作選」
の投票が締め切られました。

皆さんは投票できましたでしょうか。どんな作品を推しましたか?
ちなみに、自分が先週の締切前に書き込んだ投票作品は下記の通りです。
〇〇枠というのは、投票5枠の選び方について、個人的に勝手に枠を設けたものです。

1.   単発CA枠・・・・ねぎまさんの東京喰種OP字幕CA
2. 歌詞CA枠・・・・■■さんの投コメ歌詞動画「ステラ」。
3. 絵系CA枠・・・・配管さん「ケムリクサでコメントアート」
4. 装飾CA枠・・・・oztoさん&段さん「みきっぽいのでオリジナルスター」
5. 特別審査枠・・・・未発表

このブログでは、私が選んだ上記の動画について、
投票の理由や解説、次点動画や枠ごとの今年の振り返りなどお話したいと思います。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

1

単発CA枠(絵/字幕/装飾)

(視or投コメ、ガチorネタ問わず)

 

今回、monmonさんのこの企画で、投票5作品までということで、良作品が大量にあるこの2020年において、どういう基準でどんな作品を選ぼうかと考えたわけですが、自分の場合、1枠だけ単発CA枠を設けようと思ったわけです。普通にお気に入り作品の5作選ぶと、間違いなくすべて動画作品になってしまう。そうではなく、アニメOPにちょこっと入れるネタ字幕CAみたいな作品でも、面白かったものには投票チャンスがあっていいのではと、むしろあるべきだと、こう思ったわけです。

 

 

★投票作品はこちら         

■ねぎまさんの東京喰種OP字幕CAです。
これですねー、TwitterのTLでの初見時にツボってしまいました。紛れもなくモード学園ですわ。

調べると、既に元ネタの動画は昔投稿されてて、指摘するコメントでもたまに流れて来てたんですね。その空気感を察知し、ユーザーが求めている料理をサッと置いて黙って去っていく。これぞ職人ですよ。しかも丁寧な配置で完璧にモード学園ポスターを再現した字幕CAとなっています。お見事!

ということで、5作品のうちの1作品目は、ねぎまさんの字幕CAを選びました。

あと、ねぎまさんに投票した理由としては、実は上記の合作時に作成した2つのCAもあったからです。かわいいのはもちろん、特にリンちゃんの「手」がいい! 全体絵をこのサイズで作ると手部分は相当小さくなり、38行サイズでも細かな手指を表現するのは結構難しいのですが、手の細さや角度、指の表現やラインが完璧。若い女の子の細い手をこのサイズの絵ながら精密に表現しています。あくまで投票したCAは冒頭の東京喰種OPの字幕CAですが、この絵を評価したい分も踏まえて投票させていただきました。

 

 

 

★次点だが、全く差がない推し作品はこちら  

 

■次点① たまごさんの墨絵風の無惨様CA

これは初見時本当に声が出ましたね。もはやCAを超えた芸術。余裕で5枠内で選びたかったんですが、たまごさんごめんなさい。どうしても本枠でネタ字幕CAを選びたくて泣く泣く断念でした。もし「ネタ字幕枠」と「一枚絵枠」と分けて選ぶことが出来たら、この無惨様を選んでいたと思います。ほんとすばらしい! (尚、このCAは2021年完成ということで、推薦選外だったそうです。ご報告まで)

それにしても、たまごさんは昨年は沢山Twitterに投稿されてましたがどれも本当に上手いです。このリゼロの絵も見てくださいよ、このラインどりと作画バランスの安定感。このラインどりの精密な絵か~ら~の~~、既出の墨絵風無惨様ですよ。墨絵風なので通常より粗めに線や塗りを処理してるのですが「粗いのに精密」。完全に絵を描ける人が分かっててやってる処理ですね。いやすごい。今年も引き続きお願いします。TLで見かけたらポチりますので。

 

 

■次点② ヒロスさんのゴッホ風カイジCA

もう下記ツイートで言ってますが、このゴッホ風の処理が素晴らしい。CAに一つの絵画作品のような作画個性が出てますよ。絵として好きです。これも単発枠候補の一つでした。

 

 

■その他

思えば昨年2020年は世界規模で歴史的特異点となる異常な一年でした。きっとαからβ世界線に大分岐したことでしょう。コロナ禍により緊急事態宣言が発出され、外出自粛を余儀なくされて、自宅にいる時間が増えたせいか、絵も歌詞も単発作品も動画作品も、例年以上にCA界隈の皆さんが積極的に作品を投稿されてたと思います。

そう! 多すぎるんすよ今年は! 投稿量が多く、良作も例年に比べて多い!
5枠じゃ選びきれんのじゃ!!! てことで昨年投稿された絵CAを振り返ってみましょう。

 

正月。このころはまだ良かったですね。 2020年を統べた女王のCAです
アニメ本編への字幕CAも多かったですね まさかこんなとこでゲルバナCAが
本編味付けとして理想的な調味料CA 特定ポーズが出た時の反射ネタで、タンヤオと並ぶテンプレです。

 

 

2020年は、単色での精密なCAもたくさんありました。

 

 

下記が、配兄さんが作ってくれたぬえちゃんCA。俺がオーダーしたやつです。かわいすぎやろ。デフォルメ絵にするには超絶ムズい素材だったはずだが、配クオリティな見事な処理。当然ながらこれも絵枠の候補として選びたくて悩みました。

 

 

段ちゃんはというと、いつも俺たちの想像の遥かナナメ上から奇想天外な作品を提供してくれます。

大巨匠の神テンプレキャラデザが男女問わずいけるとQEDしてしまった1枚 仕事しろ(すごい)
仕事しなさい(すごすぎ) これも投票候補でした(なわけない) これもオーダーに応えて頂いた1枚。GJ!

 

 

oz父さんはもう絵系の人。下記が2020年のヤバイ2枚。合作にも使われましたが、スマホ互換つよつよだったのは驚きましたね。これも選びたかった候補作です。

 

 

ヒロスさんは上で出したカイジCAの他にも、多忙な合間を縫ってかわいい系の美字幕・美歌詞を制作されてましたが、下記のような一部の方向けの字幕CAも精力的に制作されてました。この守備範囲の広さがヒロス兄貴の懐の深さであり、両極が相互関係で成り立っていて、どちらも作らざるを得ないのです。ビートたけしや桑田佳祐みたいな作品のギャップがすごいクリエイターなのです。どちらも必要。個人的にはKETSU→ANAの上下時差ネオンがタイミング完璧で素晴らしかったです。

 

 

ボイルくんは2020年も安定してそらちゃんを作り続けていました。一方で…

 

・・・フレンダが好きすぎる人が日々作り続けてTLに投稿し続けた結果、名前もとうとうフレさんにしてしまった方がいましたね。元の名前を思い出せないぐらいに「フレンダを好きすぎる人」でイメージが定着してしまいました。一体何枚作ったのでしょう。確かoz父さんが1票入れてましたね。自分もこのフレンダ愛は凄いと感じていて、最後まで候補に入れてました。

ああそうそう、元の名はピトー菅くんでしたね。まだデビューして1年経ってないんでしたっけ。2019年のボイルくんやポカメくん、レプくんもそうでしたが、最近の新人さんたちは理解吸収が早くてすごいです。一枚絵を極めて今年はいよいよアニメーションですね!!! 研究室の鍵は開けておきます。

 

 

 

 

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

2

歌詞CA枠

(歌詞メイン/視or投コメ・映像有無・絵有無問わず)

 

 

 

★投票作品はこちら         

■あの匿名さん(■■さん)の投コメ歌詞動画「ステラ」です。

実はですね、この方の作品を一旦は「候補外」にしてたんですよ。
何故かというと、(1)他に選びたい作品が山ほどあった。(2)monmonさんがせっかく景品を用意してるイベントであり、所在を把握している景品進呈可能な方を対象としたい(…という選定絞るための言い訳)という理由です。

でも無理でした!! この方を、5枠の選外にするなんて!!

例えばTwitter上の大喜利で今年のお気に入りを挙げるみたいなイベントだったら、「ステラ」も「携帯恋話」も余裕で挙げてます。もうそれぐらいの評価すべき作品です。皆さんもそうだと思いますけど。どちらも5選に入れないなんてありえない!…というわけで、どちらにするか悩みに悩みましたが、自分は「ステラ」を選んで歌詞枠で選定しました。

「ステラ」にふれる前に、まずこの処女作の「携帯恋話」にふれましょうか。

下記が、初見時の私のツイートです。

まずパッと見て、コメント云々、技術云々さておき、映像としてすごいじゃないですか。まあそれが自分がコメント作品を評価する時の視点でもあるんですが、コメ歌詞だからとかじゃくて、その映像をただ観て、「きれい」「すごい」「きもちいい」「グッとくる」っていう感性的な理屈抜きの感動があるわけですよ。その後「え、スマホでも見れるの?」と気づき、上記のツイート内容となります。

まず映像コンテンツとしての画づくりや演出構成で脱帽させられたうえで、後から技術的な面で追い打ちかけられて正座させられる2段構えのインパクトというわけです。ちなみに映像としての評価はoz父さんが下記で言いたい事を大体言ってくれてます。さす父さん。センターに携帯画面というステージを作って、その内外の演出の出し入れで魅せるという全体演出設計が良い。それを土台に、メロディに合わせて緩急のバランスよく演出を内へ外へと配置して、最後まで見事にやり切っています。やり切れないんですけどね、安定してやり切っちゃってます。完成度を感じるぐらいに。誰ですかほんとに。

観た後、まだ現役コメンターにしがみついてる身としては思うわけですよ。「俺でも同じことがやれるか?」と。この方センス凄すぎなわけですが、多少そこは目をつむるとして、演出面は同じクオリティでやれないこともない…かも…?どうかな…?、とか逡巡してみたりするわけですよ。そこに後頭部からガツーンと「え、これスマホ完全互換っすか?」って来るわけです。つまり、時間系演出はすべてマスクってことですか???って思いつつ投コメ欄みたら本当にマスクやりまくってて、「アカン、これはアカンやつだぞ」となります。

詩犬さんが今回の5選でこの方を選んでいて、寸評で言ってましたね。
「今までの作品がすべて過去のものになるくらいの衝撃」と。
同感です。そう思います。そして、まだこんな新たな刺激があることをうれしく思います。

(ここでメモ帳さんなら、進撃2期でエレンの座標発動後にユミルが
「…だとしたらこの壁の中にも未来はある」とつぶやくシーンを貼る)

 

・・・ということで、その「携帯恋話」ショックを受けての2作目「ステラ」なわけですが、今回自分が選んだのはこちらです。どうしてかというと、理由は2つ。

(1)「携帯恋話」で見れなかった演出・構成が見れたこと。「携帯恋話」はある意味特殊かつ巧みなステージ構成だったが、「ステラ」は画面全体を使ったド王道のステージ構成。そのステージでマスクを使ってスマホ互換をキープしながら魅せ切った点。圧巻でした。

(2)星ね。星演出好きなんですよ。俺も過去に2作(StardusterとI Wish)挑戦しました。星空って難しいんですよ。あの粗と密のバランスを描くのはセンスと根気が要りますが、いやー見事な星空でした。見て「わあぁぁ」ってなっちゃいました。もうそれが2点め。

あとこの■■さん、最新の3作目も含めてですが、歌詞演出の肝ともいうべき曲のテンションや情感を拾って可視化するのが上手い。曲を聴いてて、ここで来てほしいと思うところで必ずグイっと来てくれる安定感があります。もう本当誰なの…

というわけで長くなりましたが、以上が選定理由となります。

 

 

 

 

 

★次点だが、全く差がない推し作品はこちら     

 

 

■次点① スカイアローくんのアンインSA

スカイアローくんお疲れ様。選べなくてごめんよ。でも本当に選んだやつとの差はないんだ。完成版を見た時は感無量でいい歳してちょっとウルっと来ましたね。でもこれだけは言いたい。ウルっと来たからでもなく、ゼロから始めてよくぞ1年でここまで…みたいな理由で、投票同然の次点という評価ではありません。理由は2点。

(1)かつてニワン語をやってた身として、魅入る演出が幾つもあったこと。(2)黒画面歌詞勢の聖地ともされているこの曲だが、見たことあるような系列の黒画面歌詞ではなく、原作アニメをしっかりと掘り込んだコンテを組んで演出をしてきたこと。

・・・ということで、めちゃ評価してます。
(じゃあ選べよ!って話だわなw 選べなくてすんません!)

 

 

 

■次点② メモ帳さんの匿名歌詞イベントNo.14

そしてこれね。んもーー、ホントにッ!!
こんなんされたら選ぶしかないじゃん!…という展開なんですが、入れられなかった…無念です。

歌詞始まって初見時の俺のツイートがこちらです。

このツイートをしながら、「みんなっつーか、14・・・お前のことだ!誰だお前は!!」と思いながら、CA関係者全員のツイートに目を光らせ始めました、と同時に、なるほどこれは、作って投稿してからが本番の今までにない面白イベントだということに気づきました。参加したかったぜ。

考えてみれば、メモ帳さんのおかげで、自分も「黙秘」という形で演者側としても参加できたということです。しかしながら、次々と「14はエッチな感じがする」とか呟いている人が出て来て、心の中でこう叫んでました。

「お前ら何言ってんだ!あんなこれ見よがしに分かりやすい演出見て誰もトラップだと思わんのかい!ていうか鬼滅と同時にあんなん出来るかあああ!」

そして、結果発表おおおおおおおおおおおお

 

ということで、全員ダマされましたね。メモ帳さんお見事というか、ホンマすごい。これ以外に精密な作品を3作やってるんでしょ? あの短期間で…

14の歌詞に戻りますが、特に下記左画像の演出とか笑っちゃいました。同時期にうpった鬼滅でも偶然この演出をやってたんで、メモ帳さんもしめしめと思ったらしいですが、上手くハマりましたね。BPMが早い疾走感のあるメロの部分では使っちゃう演出です。右画像は以前バズったアレということで確かに印象に残ってる方も多かったのかな。ということで、色々と面白くあり、光栄でもありました。

アローくん、惜しかったね…

 

 

 

 

 

■次点③ 詩犬さんの「GOTCHA!」

公開当初、「うおおおお!BUMPや!これはそっと評価しないと…」ということで、そっとツイートしてた記憶があります。とにかく、今現在まだ残っていますね!うれしい!

今、映像シンクロモーションやらせたら一番じゃないですかね。以前の動画もこのCAブログで詳細に解説させていただきましたが、詩犬節ともいえるモーションは健在。ただし今回はベース映像の「画」が強いので、画をある程度見せることに軸足起きつつ、フォントや色設定をプランニングしてるように思えます。画のセンターにズバっと入れるところと外へ逃がすところの判断は詩犬さんは間違わない。映像のテンションと合わせて決めています。こちらも最後まで投票選定悩んだ一作です。

 

 

■次点④ さくやんさんの投コメ歌詞「chAngE

さくやんさん復帰はびっくりしましたね。めっちゃ嬉しかったです。html5仕様でがっつり作ったのは久々じゃないですか。これも良かったなあ。配置パターンが面白かった。

この作品についてはYuuくんが映像付きでツイートしてましたね。下記映像でいうと自分はchAngEがカットインすると同時に背景の装飾が光るところが気持ちいいですね。各所でリズムに合わせた字幕の入れ方も多彩でした。

「パターン化した」という感じがよく出てる配置ですね。配置も独特でした。

 

 

 

 

■次点⑤
ボイルくん・Luceくん・羊ニキ・ねぎまさんの歌詞合作

何度も言ってますけど、今回本当にいい作品多すぎて、
特に歌詞は激戦区でしたね。これも良かった。

まず、昨年デビューした人が中堅組と混ざって積極的にプチ合作をしてるってのが本当によいです。よい! そして、パートごとに担当していて、色を明滅させる・画のラインに合わせる・画のモーションに合わせる・音合わせで置く&消すなど、それぞれの創作個性が見て取れるのも面白い。今後の作品でも有志プチ合作期待しています。

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

…というわけで、

投票作品1と2でかなりボリューミーになってしまったので、
一旦ここで中断して、
「【2020年CA傑作選】投票理由(その1/[1]単発CA枠・[2]歌詞枠)」
として投稿します。

 

以下、投票作品3~5については
【2020年CA傑作選】投票理由(その2/[3]絵系枠・[4]装飾枠・[5]特別枠)
として今夜、monmonさんの正式発表後に追加投稿します。
先日、自分選んだ投票作品3と4を下記に掲載しておきます。

 

また、未公開の投票作品5特別審査員枠で、monmonさんには既にお伝えしています。
夜のmonmonさんの正式発表後に、ブログにて選定理由と解説をつけて投稿いたします。

 

あと、今年を代表するCA動画の「少し楽しくなるコメント動画」についても
次のブログで振り返りの感想等をお話しますので宜しくお願いいたします。

 

それでは、下記の投票作品3からの続きのブログ
投稿した理由その2」もお待ちください。

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

3 絵系CA動画枠(絵メイン/視コメ・投コメ・映像有無問わず)

★投票作品・・・配管さん「ケムリクサでコメントアート」  

4 装飾CA動画枠(映像装飾メイン/視or投コメ・歌詞や絵CA有無問わず)

★投票作品・・・oztoさん&段さん「みきっぽいのでオリジナルスター」

5 特別審査枠

★投票作品・・・未公表(正式結果発表後、解説します)

今夜、おたのしみに!

 

感想・雑記カテゴリの最新記事

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。