どもども、「なんちゃって職人」と呼ばれるならまずは私でしょ!?
などと自負している akachun です。
物語シリーズは大好物です。
「こいつはコピペしかできない偽物の職人だ」とかコメントされちゃったら歓喜するかもしれないです。
「本物とそれとまったく同じ、区別もつかんような偽物とどっちのほうが価値があると思う?」―――
―――「これに対するうちの答えは、当然本物の方が価値があるやった。
忍野君は等価値やゆうとったかな。
けど、貝木君は、こないゆうとったわ。偽物の方が圧倒的に価値があるってな。
そこに本物になろうという意志があるだけ 偽物の方が本物よりも本物だ。」
「偽物語」(西尾維新・講談社・シャフト)より影縫余弦さんのセリフを引用
さて今回も前回に続いて、まめる氏の動画です。
血小板ちゃんズの可愛さ、そして選曲も音源もどストライクでして、
その上、動画の歌詞コメが途中で途切れてたので、これはもう引継ぐしかないでしょ!
「白金ディスコ」作詞:meg rock 作曲・編曲:神前暁
defont medium13行固定がメインでたまにbig8.5~9行。見所はshita bigとのバトルと縦書きとか。
声:高槻やよい(cv.仁後真耶子)
歌(人力ボーカロイド):ドリ音P
モーション・カメラ:盗賊@つばきP
エフェクト:針金P
モデル:まめる氏
投下したコメント総数:56
本動画にすでに貼られていた歌詞コメは shita red の高さ非固定 medium defont の実にシンプルなものです。
歌詞を打ち間違えてすぐさま「これ違うよ!」とshita red のまま入れてしまうあたり、
もしかしたら動画プレイヤーのコメント欄に直接歌詞を書いてコメントしていたのかもしれません。
(自分ですぐに正しい歌詞を投下しなおしてます)
「い一緒におどろおー !」などは耳で聞いたまま歌詞を起こしているんだなと分かります。
きっと、この動画に歌詞を貼りたいと思って楽しんでたんだろうなと。
菓子職人と呼ぶにはいささか早い、見習いさんでしょうが、それでも本動画をみて楽しくなって歌詞コメを慣れないながら入れようとして、実際途中まで入れたことは評価したいです。
その心意気やよしです。その気持ちに賛同します。
ちなみに最初の「あらどっこい」も間違いではありません。
やよいロイドは確かにそう歌っているのですから。
ところで最初から「見渡せば一面」まで、歌詞が二重にあるのはどうしてだろうと思いコメントを調べてみたら
偶然?同じshita redで、ほぼ同時刻に二人の人が歌詞を投下し始めていたと分かりました。
「白銀の世界に」を入れた後に片方の人が投下をやめています。
(ブッキングしてることに気がついたのでしょうか?もしそうなら気がついてやめた人はGJと言わざるをえません)
それにしてもこのお二人の「見渡せば一面」のタイミングとか見事だなと思います。
前回記事の最後に書きましたが私自身、歌いだしの0.2~0.3秒くらい前が歌詞コメ投下の最善ポイントと思っていて、両者ともまさにそのタイミングで投下されています。
HTML5プレイヤーによる高さ固定を理解できた以上、もう本当に画面上の好きな場所に文字を表示させることが簡単にできます。
問題は技術面ではなく、どこにどんなふうに表示させれば動画にふさわしい歌詞になるのか、
というところです。
歌詞屋としてのアイディア、センスが問われます。あるいはパトスとかパッション?
前回と違ってお手本はありませんでしたし。
実際、最初の方はやや迷走気味というか何を魅せたいのか方向性の見えない歌詞コメになってしまったと思います。
とりあえず、まず決めたことは。
「IKZO成分は歌詞CAに混ぜない」ということでした。
白金ディスコと言えばIKZOです。確かにそう思います。
白金ディスコも無ェ(fuli ver.)は一度聴いたら耳から離れないです。
ですが、今回音源に使われているドリ音Pの作品にはIKZO成分は一切ありません。
なので私もIKZOの幻聴は徹底的に無視することにしました。
それが原曲やドリ音Pへのリスペクトになるだろうと考えたからです。
次に歌詞の文字色は、高槻やよいのイメージカラーであるorangeを基本とし、
歌詞自体もやよいの歌い方に合わせたものにしようと決めました。
キラリ☆ ࿇チラリ
のあたりは、キラメキラリをもじって何かできないか考えて何も思いつかず
なんというか、妥協の産物です。
輝いてれぅ~
やよいロイドがそう歌ってるんですから。ここは歌詞コメもれぅ~ってするところでしょう。
我!画!賀!雅!蛾!
big8.5行固定をueからとshitaからで交互に貼って段差をつけています。
その影響でshita big red「好可爱!」が弾幕化していますが、むしろアイキャッチのようにいい感じになりました。
ランダム要素がある、というのも面白いですよねっ!?
ここは、血小板ちゃんが音に合わせて右、左と軽やかにステップを踏んでいました。(モーションは盗賊@つばきP)
なのでステップ(と音)に合わせて♪コメを置いていこうと思いました。
色はorangeを使わず、血小板ちゃんカラーcyanを中心とする一般カラー
yellow purple green blue cyan
当初は画面下半分だけに配置する予定でしたが、どうせ5コメも使うんだから上にも対象の位置に貼っちゃおうと思ってこうなりました。
CAの構成としては、ozto氏のインターレースハートに近いのですが、見た感じは7アピクロック(ender氏?)に近いかなと思います。
【参考】7アピクロック(1:20~1:23あたり)高さ非固定big 非full 14コメ+スペーサー
アイドルマスター KOTOKO Princess Bride! MAD制作者:しーなP
かわってくもの
かわらないもの
ここは、歌詞として重要と考えて工夫しようと思いました。
「かわってくもの」に変化をつけようと思って
A案:文字色を変化させる
B案:パラパラと表示位置を移動させる
C案:nakaで右から流す
と3つの案(およびそれらの複合)が浮かび、「かわらないもの」を左に固定配置して、そこを通過させるC案を採用することにしました。
動画内で1か所だけ歌詞をnakaで右から流すっていう手法は、これで3連続で用いたことになります(^^;
ちなみに「かわらないもの」の方ですが、表示時間3秒はちょっと足りないと思い同じコメを重ねて表示時間を延ばしました。
で、m13行固定(14行指定)のつもりが1行足りてなくて高さ固定になっていない!ということに気づいたのは後の祭りでした。
(幸い13行指定でもそれほど大きく崩れなかったので良かったです)
スペーサーで下赤字を積み上げる(禁じ手?)
下big赤字さん、5連発の2発目
ueから高さ固定で最下段に表示させた「飽きっぽい私が」にもろ被りしてしまったので
shitaからmedium1行スペーサーを入れてbig赤字の位置をずらさせてもらいました。
スペーサー入れるくらいなら最初から「きっぽい私が」をshitaから高さ非固定で入れれば1コメ省略できると気づいたのは
結構後になってからでした。
IKZOが荒ぶるの回避
当初の予定では「永遠」はshita big 9行固定の予定でした。
ところが、それだと直後にshita big赤字に加えて shita big「IKZOが体内を駆け巡るっ!!」の2つが弾幕化してしまいます。
この場面で、shita big を2つも弾幕化したら高確率で血小板ちゃんの顔面をHITしてしまいます。
「好可爱~」はたかだか4文字ですが、IKZOの方は15文字と横幅も相当長く、とてもじゃないけど弾幕化はまずいっす。
そこで「永遠」はshita big9行をあきらめてue big9行+に変更。
ただのue big9行だと文字が若干下段にずれるので、リード行の文字幅を1/3文字ほど長くして高さ調整しました。
(big約9.15行固定っすね)
立て看板の裏側を活用
カラーに前回使った薄っすら黄色#FFFF80を「プラチナ」に使ってます。
ギリギリを攻める
血小板ちゃんズを回避するスキルが上がってきた自覚があり、わざとギリギリに貼りました。
というのも血小板ちゃん、リップシンクさせてますからね。
声はやよいちゃんですけど、動画としては血小板ちゃんズが歌ってるわけで、歌詞もできるなら彼女たちの近くの方がよいのです。
歌詞が「ナ」「な」で韻を踏んでいたので、歌詞コメも「な」の位置を揃えてみました。
(ブラック羽川に歌ってもらいたいですな。プラチにゃディスコ)
ど真ん中に大きく「プラチナ」
単発だとインパクトが弱い white を、両側から同色の装飾を挟むことで際立たせる演出は、
ホーネット氏の記事を参考にしています。
電脳少女シロ 通常歌詞 【ホネ3】
defont縦書き
defontのひらがなやカタカナは文字幅がまちまちなので単純に縦にならべると結構かくかくになります。
U+2009(1/5文字幅)や U+200A(1/12文字幅)つかって微調整しています。
なんで? red2
どうして? pink2
歌詞の色と配置はフィニッシュに向けての準備。
インターレースハート(白金ディスコフィニッシュVer.)
二次利用・・・
というかぶっちゃけCAコピペです。偽物の職人、即席の職人らしくね。
最初はその気はなかったんですけどね。
多くのCAクラスタの人達が、他者が作製し投下したCAをコピペして(ほぼそのまま)使うことを良しとしていないことは知ってるので。
ここのところツイッターでいいねしてくれたりRTしてくれたり、ブログでも取り上げてくださったオリジナルCA作者のozto氏だって、
まさか、こいつに(ていうか私に)こんなすぐにコピペされるとは思っていなかったろうな、とか
がっかりされちゃうかもしれないな、とか
支援してたつもりの本動画でコメが荒れちゃったりしないだろうか、とか
私自身、こんなことしてたらいつまでたっても経験値が上がらない(すなわち本物になれない)よなとか
最悪、炎上してフォロワーさんとかブログの管理人さんとかいろんなところに迷惑をばら撒いてしまったりしないか、とか
心配しました。
懸念しましたよ。
えー葛藤しましたとも。
でも・・・
でもですね。
それでも、この動画の締めくくりはインターレースハートがBESTだ!
いいものはいいんだ。
貼らせてください!
いや駄目だと言われても貼るけれどもっ!(狂乱)
などと勝手に決めてしまいました。
インターレースハート(pink2とred2)を使った理由は、次のような流れになります。
まず第一に二人で決めポーズを決めて、カメラ正面から固定で、3秒以上静止している。
⇒装飾CAを貼るしかない
⇒二人のポーズからして左右対称でふくらみのあるCAがいい
第二にフロアのタイルがピンクと白のチェック模様
⇒インターレースを想起
第三に看板の張り紙の四隅にあるハートの磁石
⇒pink2を主体としたハートのCAを想起
red2は赤血球の色にして、はたらく細胞のイメージカラー
⇒pink2とred2のインターレースハートがいいのではっ!?
ていうかそれしか考えられないのではっ!!?
だってだって、造形美がすごいんですもん、なんすかあのハートの曲線の美しさ、ぱないの!
しかも4コメですよ、だんな。75文字制限に従った場合の理論的最低コメ数ですよ。
たまらんですわー、単純なデザインなだけにその練度の高さが際立ってますよ!
まさに極上のだし巻き玉子のようじゃっ!!
結局、そんなわけでそれに向けて最後らへんの歌詞コメの配置やら色使いは、それに合わせるものになりました。
最後はやよいカラーorangeは消えて、pink2とred2のインターレースハートと中に血小板ちゃん
リーダーとその友達(サブリーダー?)
そして「ディスコティック」の装飾色は、血小板ちゃんのカラーである水色(cyan)
長靴にかぶったところと看板の文字を隠してしまう部分のハートだけ取り除き、pink2の割合が減らないよう
配色をオリジナルとは逆にして、投下させてもらいました。
本動画の歌詞CAの一部として、締めとして。
・・・
CAは、視聴者の目に晒されると摩耗していきます。
初めてそれを見た時の感動は、2回目以降はどんどん減衰していくからです。
その動画を見る人がいつもいつも初見さんで、入れ替わりたちかわり無限に初見さんが入ってきてくれて
いつも同じように感動してくれたり、喜んでくれたり、楽しんでくれたりするなんてありえません。
感動は有限のものです。
CAにも賞味期限があると言ってもいいかもしれません。
だからやはり今回のケースは、禁じ手あるいは例外ということにしておいた方がいいのかもしれません。
(人目に触れないCAに意味はあるのかという話もあるけれど)
月の文字(U+263D)と「今日も」というのを入れたのは歌詞CA投下がほぼ完成した最後、51コメ目と52コメ目でした。
月はともかく、なぜ歌詞があるのに歌詞を入れたのか。
歌詞屋なら禁じ手でしょう。普通やりません。私だってやりませんって。
じゃあうっかり?
いえ、でもこれは意図的なんです。すみません。
例外的で、人為的です。
人為
イ為牛勿言吾
つきひフェニックス
こちらはCAコピペと違い大した信念があってそうしたのではありません。
単なるサボりというか、確信犯というか、意図は、視線誘導が目的でした。
このあと歌詞が右上に表示されるので、視聴者の視線を血小板ちゃんの顔より下に戻させたくなかったのです。
まあ歌ってくれている血小板ちゃんモデルが二人いてくれてるので、歌詞が二重になってもそこまで
不恰好なものにはならなかったのは幸いですが、やはり安易なことをしてしまったなと思います。
視線誘導を目的とするなら、私が本来やるべきだったのは、ブロック文字で大きく月を作ってそれを貼ることで注目を集めればよかったのです。
それが手間なら、せめてshitaからスペーサーをぶっこんでred medium「今日も !」を画面上部に表示させるようにすればよかったのです。
反省します。まだまだですな。
以上、例外のほうが多いCA投下記録でした。
僕はキメ顔でそう言った
・・・あ、そうそう
書いていて思ったのですが、装飾系CAと絵系CAではコピペの意味合いってまたちょっと違いますかね?
インターレースハートにも負けず劣らずすばらしいと思う絵系CAがあったとして
(たとえばポカメ氏の血小板ちゃんや配管氏の血小板ちゃんなどです!めっちゃ可愛いです!><)
私はそれを動画を盛り上げるためにコピペしたいと思うだろうか、と自問してみると不思議なことにノーなんですよね。
それを参考にしたりアレンジしたりするならともかく、そのままっていうのはちょっと無いかなって。
メモ帳氏がこちらの熱い記事で書いていた
「コピペ」という言葉もジャイアンの「心の友よ!!」並の多義語ですから
というのは、そういう意味なのかなーと、思いました。
えと、つまり一概にCAコピペと言っても、どんなCAをコピペして、それをどこに投下するのか、どういう形にして投下するのか
などなど時と場合によってオッケーな時もあればそれはあかんやろって時もあるのかなと。