初めまして、ボイルと申します。
今回は_liveコマンドを使った一般会員でも(それなりに)出来るフルカラーCAの作り方を説明したいと思います。
多分プレミアム会員の方はカラーコードの方が楽だと思うのでチラシのメモ書きを眺める程度に見てもらって大丈夫です。
説明する前に
この記事について
この記事はコメント機能(フォント変更、改行固定など)についてそれなりに知ってる人向けです。
「コマンド?何それ美味しいの?」という方はコメントアートwikiなどを参照してください。
_liveについて
_liveとは、ニコニコ動画及びニコニコ生放送に存在した世界の新着動画からコメントしたときに付属されるコマンドで、半透明になります。
本来は使えない様になっていますが、HTML5プレイヤーでは_liveの前にU+3000を入れる事によって使うことができます。
追記:仕様が変わったためU+3000ではなくU+2001じゃないと反映されません。
作り方
色の増やし方
まず一般会員は10色しか使えないので_liveの半透明になるという特性をいかして増やします。
やり方は至って簡単で下の画像のようにコメントを重ねる事で増やす事ができます。
(作り方としては絵の具で色を作る感じのイメージだと思います。)
準備
毎回作るのは大変なので、よく使う色・プレミアムカラー風など、組み合わせのテンプレートを作っておくと楽です。
下の表は自分がよく使うテンプレです。(一つ目の色は_liveなし、二つ目以降は_liveありとします。)
プレミアムカラー/寄せる色 | カラーコード | 工程 | プレミアムカラー/寄せる色 | カラーコード | 工程 |
red2 | #CC0033 | red+black | pink | #FF8080 | red+white |
pink2 | #FF33CC | pink+purple+pink | orange2 | #FF6600 | orange+red |
yellow2 | #999900 | yellow+black | green2 | #00CC66 | green+cyan |
cyan2 | #00CCCC | cyan+pink | blue2 | #3399FF | blue+white |
purple2 | #6633CC | blue+red | black2 | #666666 | black+white |
肌色 | ― | orange+red+white+white+white…(※1) | 茶色 | ― | orange+red+black…(※2) |
※1…濃さによってwhiteの数を調整
※2…明るさによってblackの数を調整
実践
どの様に使うかを解説(ほぼ日記)します。(製作工程は省させていただきます。)
今回の元絵はバーチャルYouTuberのアキ・ローゼンタールさんです。
- まずは髪を作ります。この色はテンプレにはないですが、黄色っぽいのでorangeで貼ってみます。
これでは色が濃いのでwhiteを重ねてみます。
いい感じになりました。これに線、反射する光、影を付ければ髪の完成です。(光と影は特別な理由がない限りはwhiteとblackです。)
- 肌の色を作ります。肌の色はまず表のテンプレどおりに貼ります。
丁度いい感じですね。これに耳、顎の影などを作れば肌の完成です。
- 髪飾り髪飾りの部分は赤紫、黄緑、白っぽいので仮でred+purple_live、yellow+green_live、whiteで作って完成です。
(髪飾りって言ったけど服にも白い部分があるのでwhiteは一緒にします)
- 服、ネクタイまずは服の薄い青色の方から作ります。
薄いcyanっぽいのでまずはcyan+white_liveで
濃い
この場合はwhiteで薄くしましょう。
次は濃い方の青い部分を作ります。
まずは普通のblueで
は濃いですね。
次はwhite_liveを貼ります。
薄い
この様な中間の色を出したいときは、下のコメントに_liveを付けてもう一度貼ると出せます。
(この場合はblue+white_live+blue_live)
後は襟とネクタイを付ければ完成です。
- この様にして目と口などを作れば完成です。
簡単なまとめ
- テンプレ又は一般カラーから近い色で貼る。
- 元絵と確認しながら調整する。
調整が難しい場合はポカメさんが表にしてくださっているのでそちらを参照にしながらつくるといいかもしれません。
普通のコメ+_live#コメントアート pic.twitter.com/HuHBiPIK2E
— ポカメ (@P0CAME) December 30, 2019
メリットとデメリット
慣れると便利ですが、もちろんデメリットもあります。(というかデメリットの方が大きいです)
メリット
- 一般会員でもカラーコードを再現できる。
この記事の本題ですね。
ただ、完全には再現できない所もあります(例:黒背景の#010101) - 組み合わせによってはblackのハイライトが見えなくなる。
(一枚目、white→black→blueの順で重ねている。 二枚目、blue→black→whiteの順で重ねている。)
この様にblack_liveの下にwhite(_liveありでも可)を入れるとblackのハイライトが見えにくくなります。
デメリット
- スマホアプリには反映されない
これが一番デメリットとして大きいと思います。
(一枚目、PC Win10 chrome 二枚目、iPhone スマホアプリ)
この様に普通は左の様に表示されますが、スマホアプリ(iPhone、android共に)_liveが反映されなくて何かになってます。 - いつなくなってもおかしくない
あくまでも本来は使えないようにしているのを無理矢理使用しているようなものなので、修正されたら使えなくなります。 - 普通よりコメント数が増える
普通なら1コメントですむ所が6コメントになったりします。
最後に
デメリットが大きいですが、その分表現が広がります
また、一般会員でも扱えるため始めやすいと思います。
皆さんも是非この方法で作ってみてください。