IBK式ふるからー(笑)をつくってみよう Ver1.0

IBK式ふるからー(笑)をつくってみよう Ver1.0

IBKです。どうも。

今回はIBKこと私が辿り着いた絵系CAの一つの到達点である『IBK式ふるからー(笑)』について記述していこうと思います。

IBK式ふるからー(笑)とは

その名の通り私以外にやる人がいないフルカラー(多色刷り)のなんちゃって絵系CAです。

とはいっても過去のフルカラーが出始めの頃に使われていた手法のほとんどそのままなので技術的には後退していると言えると思います。

絵系CAはもちろんの事、コメントの積み上げのみによって作られる単色刷りから始まったわけですが、それの後ろに改行固定やDR等によって色を付けたのがフルカラー(多色刷り)の源流だと私は勝手に思っています。実際どうかはしりません。私がCA始めたのフルカラーが出始めた頃から7年位経ってるはずだし。

その単色刷りを主線と呼ばれる元の単色より線を粗くしたコメントに切り替えたり、そもそも線を描かなかったりするのが現在のフルカラーの主流ですが、神は私に主線を作る才能を与えなかったようで、フルカラーには中々手を出せませんでした。

なので仕方がなく単色の東方影絵CAを100枚以上も延々と作っていたわけですが、その東方影絵で斜線とか罫線とかの線の使い方を覚えていきます。そして覚えたのが単色線画です。

どんなのかというと、

こんなのとか、

こんなのとか、

こんなのです。

こんなのが出来るようになるとブロック記号で埋めてた部分がスッキリフリーになるわけですから、色を塗る事が出来る部分が格段に広がりました。なので塗ってみようと思ったのがこのIBK式ふるからー(笑)の始まりです。

IBK式ふるからー(笑)の構造

大雑把に言えば塗りの精度を捨てて線画にステータスを全振りしたようなものです。線は描けても色は塗れない人っているよね。俺もソーナノ。

少し細かいことを言えば21コメントで線画を描いて10コメント位で色、残り5コメントくらいでプロフだのセリフだのを入れるような感じです。

線画は粗くなればなるほど完成度が下がっていくので(ソースは私)、67文字幅だかそこらで上下に隙間を与えた状態にします。こうするしかなかったんや。

実際に製作する過程を見て頂きながら説明をさせてもらいますね。

製作

大前提で必要なのがGoogle日本語入力なんちゃって職人、あとは投コメですかね。まぁ各々でどうにかして下さい。

元絵

まずは元絵を決めます。今回は以前作ったものを使って説明していきますので、東方怪綺談の1面ボス、サラにしました。

じゃあ製作に移っていきましょう。

線描き

なんちゃって職人のメーカーを起動、空白を所定の文字幅に敷き詰めます。

取り敢えずこんな感じ。では、線を描いていきましょう。

こんな感じで描いていきます。このUnicode入力、私も1年半程やってなかったのでトロトロしてて見苦しいですがご容赦を。

完成すればこんな感じ。

67文字幅21段で1/2幅の半角文字まで、今回は使いませんでしたが75文字を超えるとTabを使います。

色塗り

線画が出来たので色を塗っていきます。投コメで塗り絵です。

まず線画の1番上の段を2段改行させます。

U+2003
<br>
<br>
U+2003 U+2003 U+2003 U+2003…

と言った感じ。これで、画面領域の最上部と頭頂部の間に隙間を作ります。そんでもって投稿者コメントに投下。

コマンドに@999をつけておくのがポイントです。

ここまでやったら後は色塗りですね。色塗りは投コメではなく視聴者コメントでやります。実はこっちのが楽。

どういうことかというと、

投稿者コメントは視聴者コメントよりも前に出て表示される性質が有るので、色のコメントを入れると勝手に線画の下に潜ってくれます。例えばブロックの一が気に入らなくてもう一回修正したのを投下するという時、一々線画を投下し直すのって嫌ですよね。少なくても私は嫌です。

なので、主線ありきのフルカラーにはこの手法は有効であると考えています。

今回、色塗りで使うコメントはender mediumの14行(13行)と改行リサイズbig16行。big16は基本的に目以外の部分では使いません。コメント数嵩むし。

まぁ、色を塗るのは結局苦手なので塗る作業は割愛。特に気をつけたりするポイントもないし。強いて言うとすればU+2580▀や今回は使ってないU+2590▐は臨界幅が変わるのでリード行には入れないようにしたほうが良いと思います。あまり互換のことを考慮する質ではないので私からはこれだけ。他の方がもっと正確で細かいこと書いてくれてるでしょう。しらんけど。

で、完成品がこちら。

左右が見切れていますが、組曲の4:3画面を前提とした色塗りなのでコレで問題ないです。線画も黒い部分にかかるのではみ出した部分は見えません。

ここまでで28コメ。後は余った部分にプロフィールを載せて、

出来上がり。実際の使用例はこんな感じ。

…とあげようとしましたけど圧縮しても8.12MBあったので断念。まぁ、組曲10thキャプチャにあるのでそっから覗いてね。使い方は東方影絵の記事で上げたのとそんな変わらないです。というか同じです。

まとめ

とまぁここまで書きました。で、つまり何が言いたいかといえばニコニコ動画の中の小さい寂れてるんだか活気づいてるんだかよく分からない界隈ですら製作の共通化・統一化なんて出来ていないということです。品質管理にケンカ売ってますね。ムリ・ムダ・ムラのムラが多すぎる。でもだからこそ生きていける界隈なんじゃないんですかね。コメントは売り物でもないし、ましてや大量生産品でもない。そもそもムダによって成立してる界隈だし。

今回は「こんな作り方で本当に良いのだろうか」などと考えている人とか「フルカラーの作り方が知りたい」という人に向けて書いてみた記事です。読まれてるか知らねぇけど。ここで描いた製作法はほんの一例です。もっと普通の作り方(普通の作り方ってなんだよ)をしてもいいし、ここに書いてある記事の製作法を発展していってもいい、全く違う製作法や構造をしたって勿論いいんです。個人的にはこれの画面領域一杯なやつがみたい。

投稿者コメントの精密さは100行だか130行だか途方も無い数字にまで発展していますが、視聴者コメントでの精密さの限界への到達にはまだまだ余地があると思っています。今回私が記した、IBK式ふるからー(笑)は私自身が勝手に決めた視聴者コメントの精密さの限界点であり、到達点です。いつか私の決めた到達点を通過点として抜いていく猛者が現れることを願って、此度はここで筆を置かせていただきます。筆は握ってねぇけど。

あーあと、何か聞きたいことがあったらTwitterで聞いて下さい。気が向いたら答えます。@IBKca

絵系のネタは尽きたので下書きで腐ってる歌詞のネタくらいしか書くことが残ってないんですけど、全然書けないね。前回から今回はそんなに日が経ってないですけど今回から次回は間が長くなるか次回がないかのどちらかです。

ではまたいつか。

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