Qwatch中画面・大画面両対応CAについて【導入編】

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本記事はブロマガに投稿した記事を移行したものです。
体裁は整えましたが、内容については手を加えずにそのままにしています。
元のブロマガについた当時のコメントも一緒に移しています。


ZerowatchからQwatchになりもうそろそろ一年になりますが、諸々の環境も改善され環境そして私の理解度を鑑みて公開しても差し支えない段階になりましたので中大両画面対応CAの方法について公開しようと思います。
データとやり方さえ知ってしまえば両画面対応は難しくありません!

今回のブロマガは【導入編】【データ編】【制作編】【実践編】の4つに分けて投稿しようと思ってますが、ある程度の力量があれば【データ編】だけ見てもらえれば大丈夫です。
この【導入編】についても具体的な内容には踏み込まないので読み飛ばしてもらっても特に問題はないです。【制作編】は主に幅調整と臨界幅リサイズについて説明しますので慣れてない方には参考になるかもしれません。【実践編】はマイメモをつかっていろいろと解説をする予定ですが参考になるか怪しいのでおまけ程度に思ってください。

本題に移る前に少しだけ現在のプレイヤー環境について話しておきたいと思います。Qwatchが導入されて一年、Zeroから考えるともう1年半にもなりますが、現在の環境は劇的に改善され一年前と比べると非常に快適になっています。
8月以降Qwatchを利用したことがない方は是非Qwatchを使ってみてください。CAをする上で懸案事項だった重さも改善され、コメントサーバーも以前に比べ安定しているので原宿以前とほぼ変わりなく投稿できます。
またenderコマンド導入により中大両画面も容易になり、ニコニコのサービス提供外であるchromeの問題は依然残っていますが、プレイヤー環境だけを見れば問題はほぼ解決されたとみていいでしょう。
それでも中大両画面の存在は目の上のタンコブとなっている現状がありますので、私のブロマガがそれを取り除く一助になればと思います

さてさて少し前置きが長くなりましたがはりきって解説の方に移っていきます。がその前に共通認識としておきたいことが一つあります。それは
『中大両画面対応は絶対にしなければならないものではない』
ということです。こんなブロマガを書いておいて元も子もないような感じですが理由はちゃんとありますのでご安心を。

もともとコメントの拡大比率の問題というのはZero以前にもフルスクリーンとブラウザの拡大率という形で存在していました。しかしそれに対してCAは基本的には対応してこなかった歴史があります。(より正確には対応できなかった。ですが)ですので中画面大画面に対しても絶対に対応しなければいけないものではないでしょう。
私の場合はほとんどの場面で両画面対応をするようにしていますが、これは環境に合わせてというより、自分が大画面で視聴するのがデフォになっているのでそれに合わせてという意味合いが強かったりします。(大画面で見るMMD動画最高や!)
最善としてはどの比率に対してもある程度対応可能なCAがいいわけですから、その最善を中大両画面対応にするのか中画面対応にするのかどこに落とすのがいいかは各々の判断に依ればいいかなと思います。

今度こそ本当に本題です。【導入編】ということで前述したとおり具体的な部分は触れませんが、中大両画面対応に対しての先入観を取っ払ってもらおうと思います。目標は「データとやり方さえ知ってしまえばそんなに難しくない」と思ってもらうことです。
ではわかりやすいようにQ&A式でどうぞ!

Q:そもそも中大両画面対応はどの程度まで可能なの?
A:基本的に固定コメント(ue,shita)に関して言えば大画面対応を目指さないときと比べ自由度は低くなりますが、ほとんどが互換可能です。ただ、これは縦方向のみで、今回紹介する方法は臨界幅リサイズを使っている関係上横方向(コメントと動画もしくはコメント同士のの相対位置)の互換は少し難しくなります。

Q:重ね文字のような精密なCAもできるの?
A:できます。一般に投稿できる幅の中で中大両画面の正比率との拡大比率差が最小のもので0.0006となります。これらを利用すれば基本的には縦方向であればpx単位の互換が可能です。

Q:bigのような大きな文字を使ったものだけじゃないの?
A:大きいものほど誤差が目立たないのはもちろんですが、大きいものはリサイズなしbigの50pxからsmall改行リサイズより少し大きい12pxまで様々な高さの両画面対応幅があるので、ほぼ自由に文字のサイズを使うことができます。

Q:拡大率の計算とか面倒くさいことをしなければならないとか?
A:もちろんより精密なものをつくる場合は必要になる可能性もあります。しかし拡大率差が非常に小さいものが数多く存在するので、ほとんどの場合はそれらを使えば問題なくCAをつくることができると思います。

Q:特別な技術が必要になったりしない?
A:特に必要ありませんが、幅の調整が非常に重要になってくるので以前に経験したことがなければ慣れるまでが少し大変かもしれません。

Q:幅の調整とか面倒くさくて無理><
A:歌詞や字幕を配置する程度であれば、高さ調整用のスペーサーとender固定用のテンプレ(【制作編】で配布)を使えば、ほぼ問題なく両方の画面で表示することができます。

Q:結局のところ何が重要なの?
A:重要なのはコマンドと幅の組み合わせです。【データ編】で詳しく説明しますが一つの幅に対してbig,medium,smallとそれぞれのfullの計6つのコマンドの組み合わせがありますので、どの幅に対してどのコマンドが有効なのかを知る必要があります。というかそれさえ知ってしまえば両画面対応の方法は8割方知ってしまったといっても過言でありません。
【制作編】で紹介するように厄介な幅調整に関してもテンプレが使える場面が多々ありますので、方法さえ知ってしまえば難しくありません。

両画面対応恐れるに足らずと思っていただいたところで導入編は終了です。本題部分が少ないような気がしますが気のせいです。それでは核心となる【データ編】でお会いしましょう。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。


以下蛇足
○enderコマンドの両画面対応における功績
中大両画面対応においてenderコマンドの登場は非常に画期的だったので、それをちょこっと記事に残しておきたいと思います。
enderについての私のブロマガで、enderコマンドにより「Qwatchの中大両画面対応CAが非常に作りやすくなった」と書きましたが、非常にと強調したのには理由があります。もっと強調してもよかったかなと今では思ってますが、簡単にいうとenderというコマンドは中大両画面対応で存在していた問題をコマンドひとつで解決してしまったのです。
Zero/Qwatchの問題は大きくわけて二つありました。重さと拡大比率です。
拡大比率については今回のブロマガでもあるように比較的正比率に近いコメントが存在していたので実は1行のコメントを調節する分には問題ありませんでした。
本当に困っていたのは改行リサイズが全く使い物にならなくなったことです。
これによりプレーヤーの高さの3分の1を超えるコメントは二重リサイズを使うしかなくなりました。
高さ調節において二重リサイズが改行リサイズに比べ汎用性が高いはずがなく、高さ調節は非常に困難でした。
また16行固定が使えなくなったため、多色刷りには二重リサイズを使わざるえません。するともう一つの問題である重さとのし烈なデットヒートとなり、あっちが立てばこっちが立たずのどうにかしてくれ状態だったわけです。

で、このような問題をenderはその身一つで華麗に解決してしまったわけですね。プレーヤーも7月末のアップデートで非常に軽くなりあれよあれよという間に環境が整備されてしまったわけです。
それまでの私の苦悩はなんだったんだーと思ったり思わなかったりですが何はともあれCAができる環境が整ってうれしい限りです。
この1年だいぶ下火になりつつありますがちょっとずつでいいので作品が増えてくれればなぁと一ファンとして思っています。

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