本記事はブロマガに投稿した記事を移行したものです。
体裁は整えましたが、内容については手を加えずにそのままにしています。
元のブロマガについた当時のコメントも一緒に移しています。
(9/6 01:00 コメント欄から直接編集したときの文頭文末空白の削除について追記)
(9/6 01:30 @置換の誤りについて修正)
(9/6 20:30 投コメを実際に動画に投下できる状態にする方法を追加)
また文頭文末空白の削除についてさらに追記)
(9/9 21:00 【リストモード】【エディターモード】を用い、分かりづらい文面を修正)
先日、新プレーヤー(HTML5プレーヤー)の投コメ編集が実装されました。
新プレーヤー自体も大きな仕様変更がなされましたが、投コメ編集画面についても大きな変更がなされているので今回はそのことについて詳しく紹介していきます。
私自身も触ってからまだ日が浅いので何か気が付いた点等あればコメント欄などで共有していただけると幸いです。
新投コメ編集画面の概要
新プレの投コメ編集画面へは旧プレのときと同様、左上の投稿者用メニューからいけます。
新編集画面では旧プレのように編集用のページに飛ぶのではなく、レイアウトそのままに動画ページ全体が暗くなって投コメ編集ができるようになります。
コメントの投稿、コメントの自由な削除といった基本的な機能は旧画面とあまり変わりはありません。旧画面と同様にコメント欄から直接編集するモード【リストモード】とエディター形式で編集するモード【エディターモード】の両方があります。
新画面の新しい仕様としては【リストモード】において、コメント、コマンド欄のほかに再生時間の編集ができるようになりました(以前は【エディターモード】を用いるしかなかった)。
ミリ秒単位まで編集ができるので、タイミング調整が必要なCAは非常につくりやすくなりました。
一方で重要なこととして、新プレでは【リストモード】において改行付きコメントの編集ができません。(【エディターモード】では\nを使うことでできます)
具体的には新画面のコメント欄では、通常の新プレのコメント欄と同様、すべてのコメントが一行で表示されるため、コメント欄からコメントを編集すると改行が全てリセットされてしまいます(旧プレのエディタにおける改行リセットと同じような感じです)。
そのため、【リストモード】で編集する場合、後述するような@置換による改行の置換(旧プレにおける改行replace)の利用がほぼ必須となります。
(追記)もう一点重要なことを忘れていました。
新プレでは【リストモード】でコメントを編集した場合、文頭及び文末の空白が削除されます。
例えば
□□□□□□あ~~~□~~~□~~□(□は空白、改行置換を想定(つまり~は改行))
のようなコメントを編集した場合、
あ~~~□~~~□~~(□は空白)
というように勝手に変換されます。
そのため、【リストモード】で編集したい場合は、文頭と文末に空白でない文字を仕込む必要があります。
上の例だと
補□□□□□あ~~~□~~~□~~補
のようにして最後に置換するような処理が必要になります。代替文字は基本なんでも構いませんが、空白に置換したときに幅が変わらないものをできるだけ選びましょう。
(追記の追記)
一コメ一コメ、文頭文末に文字を仕込むよりも@置換を使って最初から空白そのものを置換していたほうが便利そうです。
例えば『@置換 あ “□” 単 含む』(□は2001や2003などの適当な空白)。
例では簡単に”あ”を使っていますがこれはあまりよくない例で、記号なら基本なんでも良いので実際には使わなくて視認性のいい文字を使うのがいいと思います。
また他の主な変更点は、【エディターモード】の表示形式がjson形式に変わりました。このことについても改行置換と同様後で詳しく紹介します。
また、コメント順についても変更がなされています。以前はデフォルトがコメント番号順でタブをいじることで再生時順などにソートができましたが、新画面ではデフォルトが再生時順になっておりコメント番号順がなくなりました(そもそもコメント番号の欄が消失)。
投コメを使わずにコマンドテストをする場合でも、コメント番号順にソートしてするのが普通(直近に投下したコメントの重要度が高い)なので、このことは旧仕様に慣れていると若干不便に感じるかもしれません。
他には黄枠の表示仕様が変わっていたりと細かい点で変更がなされています。
細かい変更点やバグのような挙動は今回のブロマガではひとまず脇に置くとして、今回は@置換とエディタ編集を中心に紹介していきます。
@置換による改行置換
旧プレにおいても改行replaceを用いた改行の置換は行われていましたが、利用は必須ではなく、【リストモード】でも改行付きコメントを直接編集することもできました。一方で新プレでは前述のように仕様上、【リストモード】で編集する場合は改行置換の利用がほぼ必須となっています。というわけでその方法について紹介していきます。
旧プレでは改行置換はreplaceを用いましたが、新プレではニワン語が廃止されたのでreplaceを使うことはできません。
その代替として新プレでは@置換による改行置換が新規で用意されています。(以前のブロマガのコメント欄で情報をいただきました。感謝!)
具体的には『@置換 ~ “\n” 単 含む』です。
動画の最初にコマンド欄に「@1000」(数字は適当でいい)、コメント欄に「@置換 ~ “\n” 単 含む」を入力してコメントしてください。
これにより”~”が改行として表示されるようになります。
通常の@置換やreplaceでは対象となる文字を変更することができますが、改行置換においては”~”限定のようです(特例中の特例)。
改行置換でも対象文字の変更ができます。具体的には『@置換 ~ “\n” 単 含む』の”~”を変えればOKです。
コメントで入力しなくても、エディターからでもできます。エディターを開いて以下の文字列を突っ込んでください。
[{ “time”: “00:00.00”, “command”: “@1000”, “comment”: “@置換 ~ \”\n\” 単 含む” }]
これでコメント欄からも改行付きコメントが編集できるようになりました。
これだけでも十分に便利なのですが、以前のブロマガでも紹介したようにエディターが使えるようになるとさらに便利になります。
というわけで次は【エディターモード】について紹介します。
新編集画面の【エディターモード】について
新編集画面の【エディターモード】では前述したように表示形式がjson形式に変更になりました。
旧プレの形式
時間:コマンド:コメント
例)3:ue big:test
json形式
{
”time”: “時間”,
”command”: “コマンド”,
”comment”: “コメント”
}
例)
{
”time”: “00:03.00”
”command”: “ue big”,
”comment”: “test”
}
このように、json形式は旧プレの形式に比べると過剰な文字(”time”など)や複数行に跨がるなど扱う上では非常に不便です。
そのためできるだけ扱いやすくするためのツールがつくられました。
『新形式(json)←→旧形式変換ツール』(制作者 : yammabooさん)
新形式と旧形式を相互に変換するツールです。
使い方は簡単でファイルをダウンロード後browser→index.htmlに飛びます。
あとは画像のようにテキスト入力後、下のボタンをクリックして変換を行うだけです。
『コメント投下補助スクリプト』(制作者:えねこさん)
json(複数行)→json(単行)の置換をしてくれるスクリプトです。
基本的にはツイート先の動画を見れば分かると思いますが、コメント入力後、エディターで編集がしたくなったタイミングで[エディタ1行変換]ボタンを押せば、スリムなjson形式が出力されます。
なのでエディターの中身を取り出すときはこのスクリプトを用い、メモ帳上などで編集を行った後、エディターを開いて中身を更新する。というように使うことができます。
エディターに張り付ける場合は単行でも大丈夫なので、単行の状態で管理できるようになると大量のコメントでも扱いやすくなります。
このスクリプトはこの機能のほかに、コメント投下を補助する機能がいろいろついてますので是非試してみてください。
これらのツールの具体的な使い方としては、製作途中は単行(json)で管理。メモ帳上、コメント欄上で編集を行い、最終的な投下に持っていくときに旧形式に変換。というのがいいと思います。
少しざっくりしていますが、新プレ投コメ編集画面についての紹介でした。
個人的にはもう少しかかるかと思っていたので、予想していたより早い実装で少し驚きました。また、エディター表示についてはなくなってもおかしくないと思っていたので、新プレでも引き続き利用できるのはとても嬉しいです。
少し使い勝手が変わってやはり不便に感じるところもありますが、運営に要望を出せば参考にしてもらえる(実際黄枠表示の追加は2週間後になされました)ようなので気になった点はどんどんと要望に上げるのがいいと思います。
新プレ実装からコメント周りの環境がよくなって非常に嬉しいですね。これに関しては運営にはホント感謝しきりです。ありがたやありがたや
ではではー
追記:投コメを実際に動画に投下できる状態にする方法
@置換などを用いて投コメ内でCAを制作する方法については紹介しましたが、制作した後のCAをどうやって実際に動画に投下できるようなところまで持っていくのかについては詳しく触れていませんでした。制作の上では非常に重要な点であると思うのでそのことについても詳しく紹介します。
方法はいろいろあると思いますが今回は3つの方法を紹介します。
注:以下で紹介する方法は全て改行置換の利用を前提としています。
1.flash版(旧仕様)と同じようなやり方
【エディターモード】は一切使わずに【リストモード】だけを用いる方法です。flash版と同じ要領での作成法となります。
①一通り作成が終わったとします。
②flash版のときと同様に【リストモード】のコメント欄からコマンドとコメントをコピーします。
③改行(\n)を置換できるテキストエディタ(EmEditorなど、メモ帳はダメです!)にコメントを貼り付けます。
④テキストエディタで改行置換対象文字(例えば”~”)と改行(\n)の置換を行います。
EmEditorでの例
例)
あ~あ~~□~~あ(□は空白)
↓テキストエディタ上で置換↓
あ
あ
□
あ
簡単にいえばプレーヤー上での置換をテキストエディタ上でまた元に戻すだけです。
このようにすれば簡単に実際の投下形式まで持っていくことが出来ます。
昔と同じような感覚でやりたいのならこの方法がおススメです。
2.+αで投コメの【エディターモード】を利用したやり方
エディターを使うとさらに便利になります。
方法1.のやり方だと一つずつコメントとコマンドをコピペする必要がありますが、このやり方だと一瞬で終わります。
①一通り制作が終わったとします。
②エディターを開いて全選択し、コピーします。
③ブロマガ内で紹介したyammabooさんのツールを用いてjson形式を旧表示形式に変換します。
④テキストエディタに貼り付け、改行置換対象文字(例えば”~”)と改行(\n)の置換を行います。
例)
{
”time”: “00:03.00”
”command”: “ue big”,
”comment”: “あ~あ~~□~~あ”
}
↓旧表示形式へ変換↓
3:ue big:あ~あ~~□~~あ
↓テキストエディタ上で置換↓
3:ue big:あ
あ
□
あ
この方法だと、とりあえず投コメで作っておいてさあ実際に投下するぞというときに簡単に変換が行えます。
ただ、一度テキストエディタ上で改行の置換を行ってしまうと元の形式に戻すことができないという問題があります。
そのため、さらに踏み込んだ方法を紹介します。
3.+αでコメント投稿補助スクリプトを使用する方法
ブロマガ内で紹介しているえねこさんの投稿補助スクリプトを使用した方法です。
方法2.と異なる点はテキストエディタ上での置換を\nではなく<br>に変更するだけです。
これにより、3つの形式(json形式, 旧形式, 実投下形式)相互での変換が可能になります。
また全てのコメントを一行で管理することができるのですっきりします。
ただ、実投下形式から再びjson形式に戻すというのはなかなかないと思うので、2.の方法でも十分です。
@置換で、改行に加え空白についても置換を行っている場合は上記の処理に加えて、その空白置換対象文字の置換も行ってください。
この他にもやり方があると思うのでいろいろと試してみるといいと思います。